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わたしたち透明人間のおしゃべり

ともだちのきゅんくんからLINEが届いた。

わたしの書いたnoteを読んだら、話したくなっちゃった、というものすごーくうれしい連絡だった。それに続く、ハッピーな報告。

きゅんくんが結婚するという!めでたい!

それから、うちの夫婦のこと、きゅんくんがもうすぐ結婚するパートナーのこと、夫になるパートナーが改姓すること、子どもについて、セクシャリティについて、法律婚と事実婚について、パートナーとメンタルや特性について、年齢差について、扶養について……と、とめどなく1時間半フリック入力でおしゃべりし続けた。きゅんくんは、会わない劇団だったノーミーツで出会ったともだちなのだけど、活動していた時の爆速Slackテキストコミュニケーションを思い出した。

そのLINEのなかで自然と、マイノリティは「透明人間」というワードが出てきた。

ちょっと変わった、多数派ではないかたちの結婚をしている人は、おしゃべりしなければなかなか存在に気づかれない透明人間なのだ。この言葉がとてもしっくりきて、わたしたち透明人間が発信することには意味があるんじゃないかな、と思った。

おしゃべりそのものも面白くて、きゅんくんとこんな話をしていられたら楽しいな、と思った。

そして、2週間後にふと思いついた。

正直どきどきしながら送ったけど、快諾!

きゅんくんと、パートナーシップについておしゃべりするポッドキャストをはじめる。そうしたら、わたしたちマイノリティな透明人間に気づいてくれる人がいるかもしれない。結婚やパートナシップって意外といろんなバリエーションがあるんだな、なんだ自由じゃん! と思ってもらえるかも。そうなったら、なんかいいなと思ったのだ。

📻

ポッドキャストをはじめることを決め、そこからぐんぐん準備をはじめた。

タイトルは「すこやかなる時もやめる時も」略して #すこやめ 。パートナーと元気な時もそうでない時も一緒にいたい、そんな想いが共有される時の言葉からとった。

カバーイラストは、わたしがずっとずっと前からファンである、カタユキコさんに依頼した。一般的なイメージの結婚やパートナーシップに捉われないようなポッドキャストの内容が、カタユキコさんのレトロフューチャーな世界観とマッチするのではないかと考えたのだ。

イラスト:カタユキコ デザイン:Midori Saito

結果、とびきりすてきなカバーを描いてくださった。

手をあわせ、心をかよわせるふたりと、それを見守る大きな月を描きました。月の神秘性と、ひととひととが心をかよわせる神秘性に共通点を見出し、ふたりをつなぐモチーフとしました。

と添えてくださり、カタさんにお願いしてよかった! と思った。

収録なんかしたことないし、音声編集も素人だけど、高校の放送部員だった時の遠い記憶を呼び覚ましながら、なんとかやってみた。

個人でなにかをつくるプロジェクトを走らせるという経験は、大人になってからほぼなかったので、とてもわくわくする!このわくわくを抱えながら、細く長くおしゃべりを続けられたらいいなと思っている。

🗣️

これから話したいなと思っているトピックは、

  • 歳の差婚

  • 別居婚

  • 交際0日婚

  • 男性が改姓する結婚

  • 法律婚と事実婚

  • 主夫との生活

……などなど。パーソナリティふたりが既婚者なので、最初は結婚の話になりがちだけど、結婚に限らずいろんなパートナーシップのかたちについて話したい。

まずはきゅんくんとふたりでおしゃべりをし、おいおいゲストの方もお招きできたらいいな。普通ってなんだろうね? と考えちゃうくらい、いろんなパートナーシップを聴いてみたい。

👂

もし、あなたが透明人間たちのおしゃべりにちょっとでも興味を持ってくださったら、#すこやめ をぜひ聴いてみてくださいね。

聴くより読む派の方へは、文字起こしをご用意しています。どれくらい読まれるかで、文字起こしを続けるかどうかを決めようと思っています。読む派の方はぜひ。


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オギユカ
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