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私の『一番"大切"な曲』<桑田佳祐/それ行けベイビー!!>

つい、10日ほど前まで。
私は『死にたい』『死のう』そう思っていました。

うつ病を患い、無収入で一人暮らしのアラサー女です。

"絶望する"には十分すぎる出来事が、重なりました。
深くてつらい、人生のどん底に。
地獄の苦しみの底にいました。

でも"いま"私は、生きています。
文章を書くことで、病気と付き合う日々を、なんとか、やり過ごしています。

そんな私にとっての【一番"大切"な曲】
この記事では、そのことについてお話しようと思います。

桑田佳祐さんの<それ行けベイビー!!>という曲です☆


私と桑田佳祐さんの出逢い

●サザンオールスターズ
桑田佳祐
幼い時から、その存在はもちろん、知っていました。

でも別に、彼らの音楽を自分の意思で聴くことはなかった

☆サザンオールスターズ☆
日本でもトップクラスに有名なバンドです。
<TSUNAMI>
<勝手にシンドバッド>
<いとしのエリー>
<真夏の果実>

聴こうとせずとも知っている
90年代前半生まれの私にとって、彼らの音楽は生まれた時から身近にあって
テレビやラジオから流れてくる、なんかよく耳にする曲
そんな存在。

歌詞も全部じゃないけど、サビの部分は口ずさめる。
「いま何時?!」と言われれば「そうね大体ね〜!!」と返せる。
そんな感じでした。


桑田佳祐って"かっこいい"かも?

たまたま、です。
高校生の頃。
『なに観よっかなー』と、私は目的もなくテレビをザッピングしていました。

そんな時。
WOWOWで放送されていた桑田佳祐さんのライブ映像を目にしたんです。
その時に流れていたのは<東京ジプシー・ローズ>
少し怖い雰囲気で、急に激しい曲調に変化もする曲です。

でも、めちゃくちゃかっこいい
演出やカメラワークももちろんだけど、
とにかく、めちゃくちゃかっこよく思えたんです。

桑田佳祐って、かっこいいんだ…。

それがその時の、正直な感想です。

音楽番組で見かけていた彼は、サンバ隊や華やかな女性ダンサー達を引き連れて『なに言ってるかよく分かんない歌詞』を歌い上げる、なんだか陽気で明るい人。
そんなイメージ。
もちろんラブソングやバラード調の曲も耳にはしていましたが、どちらかといえばその印象が強いイメージでした。

でも<東京ジプシー・ローズ>を歌う彼は、とてもかっこよかった

ライブの続きも、最後まで観ました。

桑田佳祐、なんか"かっこいい"ぞ?


『桑田佳祐=サザン』 じゃない!

『この人の曲、他にも聴いてみようかな』
当然まだ、サブスクとかない時代です。
そう思った私は、レンタルショップでCDを借りました。

当時の私の認識は『桑田佳祐=サザンオールスターズ』
サザンのアルバム【海のYeah!!】を借りて、聴きました。

うん。なんか、好きだ

他にもいろいろ聴いていくうちに…。
私が最初に目にしたのは、
サザンオールスターズではなく桑田佳祐のソロライブだったのだと分かりました。

あ、違うんだって思いました。そんなことも知らなかった。
<波乗りジョニー>
<白い恋人達>
知っていた桑田佳祐の『ソロ曲』も普通に『サザンの曲』だと思っていました。

桑田さんソロのアルバムでは
TOP OF THE POPS
ROCK AND ROLL HERO
を聴いたかな。これも、借りて、だけど。笑

桑田さんソロ曲の中で
特にお気に入りだったのは
悲しい気持ち(Just a man in love)>
飛べないモスキート(MOSQUITO)

ROCK AND ROLL HERO
祭りのあと


"メロディ"よりも"歌詞"が好き

世界には、クラシックとかヒーリング系のミュージックとか『歌詞の無い音楽』もあります。
でも、よく耳にする"音楽"の多くは『"メロディ"と"歌詞"で構成』されています。

どちらかというと私は、"メロディ"よりも"歌詞"が好きでした。
CDに付いていた歌詞カードを読みながら、その曲を聴く時間が好きでした。

当時(そして"いま"も)好きだったフレーズを挙げてみます。

やがて誰かと 恋に落ちても
胸に残る言葉は 消えないままに

悲しい気持ち(Just a man in love)
桑田佳祐

暗い教室の 隅で彼は泣いてる
重い十字架を 生きるために抱いてる
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いつか大空に 架かる虹を待ってる
灯る蝋燭を かばいながら生きてる

飛べないモスキート(MOSQUITO)
桑田佳祐

俺が死んだら 闇の銀河に 誰を招待する?
光の中じゃ永遠に 嘘はつけない
罪深き 胸の人物のために
鏡よ 君に語ろう


桑田佳祐

ロックン・ロールでUp Up と行こうじゃない Until we die.
艶っぽいショーを人生のために Ah…begin.
ノッて行こうぜ Pop Pop "死のう"は辛い 夢見たい
青春の同志よ 沈黙は愛じゃない

ROCK AND ROLL HERO
桑田佳祐

飾らないお前に 惚れたよ
いつも泣かせたはずなのに
好きだヨなんて もう言葉にできない
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
恋も涙も純情も 生きるためには捨てよう
今日も汚れた人ごみに 背中丸めて隠れてる
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
野暮でイナたい人生を 照れることなく 語ろう
悪さしながら男なら 粋で優しい馬鹿でいろ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
底無しの海に 沈めた愛もある
酔い潰れて 夜更けに独り
月明かりの Window
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
悲しみの果てに おぼえた歌もある
胸に残る 祭りのあとで 花火は燃え尽きた

祭りのあと
桑田佳祐

桑田さんは、サザン名義の曲も含め、楽曲の多くを自ら作詞しています。

そして多くの場合は『浮かんだ"メロディ"に、あとから"歌詞"を乗せる
いわゆる"曲先"という手法で、音楽を創られているそうです。

でも私は、そんな桑田さんが紡ぎ出した"歌詞"の方が好きだった。
『メッセージを受け取る』その方が好きだったんです。

サザンの曲にも、桑田佳祐ソロの曲にも、KUWATA BANDの曲にも…。

正直『なんちゅう歌詞やねん!笑』となる曲もあります。笑
聴いても読んでも意味わからん…』なんてね、思う曲もある。笑

タバコ・ロードにセクシーばぁちゃん> とかね。笑
でも、そんな曲でも、ノリとかメロディとかテンションが好き。

私は、桑田さんのソロ曲も、サザンの曲も、大好きになりました。


わたしの人生

SAS応援団に入団&初ライブ鑑賞

大学受験の勉強中にも、サザン&桑田さんの曲を聴いていました。
さらには、桑田さんが「影響を受けた」と言っていた、英語の曲も。
ビートルズやエリック・クラプトンの曲を聴くようになりました。

そのおかげで、中学時代は"英語"の偏差値38だったのに、受験時には偏差値72を叩き出すほどまでに"英語力"が爆上がりました
テストはほぼ満点。
これ、マジです

無事に合格できたのも『桑田さんのおかげ』といって、全然過言じゃない。笑


こうして私は大学生となり、アルバイトで収入を得られるようになりました。

自分でお金を稼げるようになった私は、
サザンオールスターズのファンクラブ『サザンオールスターズ応援団』
通称『SAS応援団』に入団しました。

当時、サザンが活動休止しちゃってたんですよね…。
充電期間に突入。。

でも、桑田さんはソロ活動中でした!

私は、生で桑田さんの音楽を聴きたかった

そのライブチケットを入手するため、SAS応援団に入団しました。

【桑田佳祐 LIVE TOUR 2012 I LOVE YOU -now & forever-】
これが、私が初めて行ったライブです。

めちゃくちゃ嬉しかったし、感動しました

サザン・桑田さんの主なファン層は、たぶん40〜60代の方だと思います。
会場に訪れていた観客も、大半はそんな感じ。
若い人や親子連れもいたけど、大抵はカップルとか、友達同士とか。

そんな中に、若いオンナが1人。笑

きっと気になったんでしょうね。
開演前。
たまたま隣の席だった50代くらいのご夫婦が、話しかけてくれました。

「おいくつ?」
「桑田さん好きなの?」
「ライブ初めて?それはよかった!楽しみだね」
「1人で来たんだー。チケット取るの大変だったでしょ笑」
とか、そんな風に。

私も私で『ライブには来れたけど、チケット代とか遠征費とかも嵩んで、欲しいなと思っていたライブTシャツは諦めた』と話しました。

そしたらその旦那さんが
だったらこれあげるよ!
未着用だったそのTシャツをプレゼントしてくれたんです。

「いやいや、そんな!!」と必死に固辞しましたが、折れてもらえず。。。
結局私は申し訳なくもそのTシャツをいただいて着替え、ライブを満喫しました。

お隣のご夫婦と、飛んできた金色テープを分けあったりしながら。
曲に合わせて一緒に手を振り、時にコール&レスポンスの声を上げ。
心からの拍手を、会場の観客全員と共に、送りました。
桑田さんと、サポートメンバーさんと、スタッフさんたちに。

嬉しかった。
楽しかった。
感動した。

"生演奏"の素晴らしさ
"会場でしか味わえない雰囲気"
観客一体となって送る"拍手のあたたかさ"

どれもが胸に残る…いや、残り続けています。

そんな時間を"よりハッピーな気持ち"で過ごせるようにしてくださった、あの時のご夫婦にも感謝しています。
桑田さんのファンは素敵だな〜
そう思いました。


やがて、サザンも活動を再開し、そのライブにも行けました。

時には遥か彼方、北海道まで大遠征した時も。
ドラム/松田弘さんオススメのカレー屋さんにも行ったりして笑
せっかくだからと小樽まで足を伸ばし、北海道の海の幸の美味しさも知りました。

聖地巡礼。
もちろん、茅ヶ崎にも行きました。
原坊&桑田さんオススメのお店、美味しかったなー(ご飯ばっかり笑)

普段は超出不精の私です。
そんな私に、旅をし、新しい世界を知る。
そのきっかけをくれたのもまた、桑田さんでありサザンの皆さんでした。


抱いていた将来の"夢"

就職活動の時期を迎えました。
『私は何をしたいのか』
『どこで働きたいのか』
『自分になにができるんだろうか』
そんな風に考えながら。

私の胸にあったのは
誰かの"生きがい"につながる仕事がしたい』でした。

"普通"ではない家庭環境で育った私です。
逃げ出したい、でも逃げられない。どうしようもできない。
つらく、くるしかったです。

そんな現実を救ってくれたのは"生きがい"と思える時間です。

『このドラマが好きだから、来週まで生きよう』
『この作者の本が好きだから、次の新作が出るまで生きよう』
『桑田さんの新曲が出るまで、生きよう』
『次のライブに行けるまで、生きよう』

そんな"生きがい"の連続を、頼りに、心の拠り所にして生きていました。

そんな"生きがい"は、誰かの仕事によって生み出されているものです。

"生きがい"に救われていた私は、
未来の、どこかの、誰かのために。
つらくて、くるしくて、現実から逃げ出したい、誰かのために。

「この楽しみがあるから、生きていようかな」
そんな風に思ってもらえるような。

そんな仕事を、したかった。

誰かの"生きがい"につながる仕事をしたい

そんな""を抱かせてくれたのもまた、桑田さんでありサザンの皆さんでした。


就職と転職

しかし。結局。
大学を卒業した私は、そんな仕事には就けませんでした。
いや、就きませんでした。

当時…。東日本大震災がありました。
日常を、生活を、大切な人を、故郷の光景を失われてしまった方々がいました。
桑田さんご自身も、そのことにとてもココロを痛めていらっしゃるのも、その活動から分かりました。
現在も、彼らにしかできない方法で、東北の方々への心の支援を続けていらっしゃいます。

『自分の故郷が、友人や大切な人が、同じようなことになるかもしれない』
そう思った私は結局、心の中に抱いていた""を胸の奥底に仕舞い込み
故郷に生きる人々の生活を支える仕事』を選びました。

胸の奥底に"夢"への灯火を燻らせたまま…。。


仕事を始めてからしばらくして…。
やはり私はその灯火を消すことができず、""に近づくために転職をしました。

選んだのは、とある1つの業界です。
『本当にやりたいこと』の"ど真ん中"が常にできる会社ではなかったですが、自分の""に少しでも近づける会社を選び、転職しました。

それまでとは、全く別の業界です。
転職に伴い、故郷を離れ東京で働くことになりました。
いろはの"い"も分からない、ズッブズブの素人である私に、その会社の方々はゼロから仕事を教えてくれました。
『俺のこと"東京の父親"だと思ってくれていいから』
そんな言葉をかけてくれる社長が率いる、温かくて賑やかな職場でした。

その職場のことを、私は好きでした。
そこで働いていた人たちのことも、今でも好きです。

でも、欲張りな私は。。
やっぱりもっと"ど真ん中"に近づきたくて、幼い頃からの憧れで"夢のど真ん中"の仕事ができる会社に再度転職することにしました。

偶然と、幸運と、タイミングが、たまたま重なった結果です。
それまでの職場で"経験が積めた"のも採用してもらえた理由の1つだと思います。
職場のみんなも、そんな"夢のど真ん中"へ向かう私の背中を後押しして、送り出してくれました。


……覚悟はしていましたが。。。
"夢のど真ん中"の仕事は、想像を超える激務でした。

休みなんてほぼゼロです。
何ヶ月も連続で、朝っぱらから日を跨いでまで、毎日毎日働きました。

ボコボコに叱り飛ばされながらも(愛のムチ笑)。
思い通りに仕事をこなせない、自分へのもどかしさを感じながらも。

でも""だったから。
誰かの"生きがい"につながっている
その実感を得られる仕事だったから。

がんばれました。頑張りました。

職場へ向かう道中。
桑田さんの<それ行けベイビー!!>を聴き続けながら…。


"いま"のわたし

うつ病・無収入…

しかし。
私は"いま"『うつ病』で『無収入』となりました。

発症の原因は、さまざまな理由が、たまたま、重なってしまったから。
今年の2月中旬にそれらが起こり、4月中旬『うつ病』と診断されました。

数年前。
私は"夢のど真ん中"の仕事を続けるために、フリーランスの道を選び、その会社に携わり続ける決断をしました。
その方が、より多くのプロジェクトに参加することができたからです。

しかし。。。
フリーランスとなってしまったがために、通常の会社員ならば『うつ病』などの治療のために支給される"傷病手当金"という制度も受けることができません。
個人事業主は制度の対象外だからです。

病気を患い、働くことも、収入を得ることもできません
いつ治って、いつまた働くことができるのかも、わかりません。

死にたい
くるしい
つらい
もう限界だ
私は死ななければいけない人間だ

うつ病は、そんな考えに脳が支配される病気です。
私にも同じ症状がありました("いま"も)。

病気になって、いろいろなことができなくなりました。
日常生活を送ることも。
テレビや映画を見ることも。
読書をすることも。

そして"音楽を聴く"ことも…。。。


"音楽"が聴けなくなった

『うつ病』になった私は、"音楽"を耳にすることが"怖い"

いつ、不意に "いま"の自分にとって"恐怖"となるフレーズが、耳に飛び込んでくるか分からないから。

"好きだった音楽"だとしても、かつての、病気になる前の、元気だった頃の自分を思い出し "いま"の自分と比較して、絶望してしまうか分からないから。

だから"いま"の私は『音楽が聴けません

外の世界から耳に入る音や、他人の会話も怖い。
いまはずっとノイズキャンセリング機能がついたヘッドフォンをして"自然界の音"を耳栓がわりに聴き流しています。

それが、精一杯です。

SAS応援団の継続契約もできませんでした

病気がいつ治るのか。
貯金を切り崩すしかない無収入の状態が、いつまで続くのか。
わからなくて。
『死にたい』思いもあるのに『生きていくお金も心配』で…。。


『死のう』 そう決意していた

人生に絶望し、
『生きていてはダメだ』
『生きる価値も理由もない』
『死にたい』
『死ぬしかない』

死のう

私はそう決めました。
5月25日に、必ず。と。

でも…。6月3日を迎えた"いま"。
私は"いま"生きています

ようやく薬が効き始め、ボロボロに壊れてしまった私の心と頭が、ほんのちょっとずつ"元の自分"を取り戻し始めてきている段階です。

でもまだ、テレビも映画も読書も音楽を聴くことも、ムリです。

"食べる" "眠る"
そんな"当たり前"を、ようやく、なんとか、送れるようになったばかりです。


心に蘇った桑田さんの音楽

<それ行けベイビー!!>

"音楽"を聴くことはできない
そんな"いま"の私ですが…。

わずか9日前には『死ぬ』と決めていた私ですが…。

昨日、ふと、胸に蘇った

<それ行けベイビー!!> の"歌詞"が。

適当に手を抜いて行こうな
真面目に好きなようにやんな
我行く旅の道中は 予期せぬことばかり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
歩みを止めたきゃ言いな
悩み多き時こそ笑いな
我が胸の奥の葛藤や 身を切るような絶望も Oh,yeah
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
すべてを背負いながら 生きるは重たかろう!?
吹く風に押され 身体預けて
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それ行け!! Going  Going
追い風 Blowing Blowing
それ行け!! 男の子(ベイビー)!!
Wow…ファイト!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
涙の雨はもう止んだ
時間がわずかにまた動いた
鏡に映る臆病な瞳で未来を探せ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あてなき旅こそ浪漫
時折道に迷うのは冗談
誰かが路地裏で 大きな咳をした Oh,yeah
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
神様願わくば 私を責めないで
まだ世の中を悟る気になれない
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それ行け!! Going  Going
飛び出せ!! Rolling Rolling
それ行け!! 女の子(ベイビー)!!
Wow…スマイル!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
適当に手を抜いて行こうな
ボチボチ好きなようにやんな
終わりなき旅の道中は 予期せぬことばかり Oh,yeah
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
命をありがとネ
いろいろあるけどネ
それなのに明日も知らぬそぶりで
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
それ行け!! Going  Going
追い風 Blowing Blowing
それ行け!! ボク!!
Wow…ファイト!!

それ行けベイビー!!
桑田佳祐
(全文引用でごめんなさい…。
注意を受けたら削除します)

"歌詞"のすべてが
"いま"の私のために
紡がれたものなんじゃないか?


適当に手を抜いて行こうな
真面目に好きなようにやんな

同上

悩みながらも、がんばって。
つらくても、耐えて。
それでも、元気にいっぱいに。

""だった仕事を全力でしていた頃の私が支えられていたのはこのフレーズです。

「適当に手を抜く」
「真面目に好きなようにやる」

それを心に留めて""だった仕事をしていました。

でも。
"いま"は…。

この曲の、すべてに、救われています。

この世界に、この音楽が、あってよかった。

心の底から、そう思います。
思えるように、なりました。


この曲は、ギターとハーモニカのみで演奏されています。

サザンやソロ名義の楽曲の多くは、さまざまな楽器が使用されています。
ギター/桑田佳祐
ベース/関口和之
ドラム/松田弘
キーボード/原由子
パーカッション/野沢秀行
さらには金管楽器や弦楽器……たくさんのサポートメンバーたちが奏でています。

そんな数々の楽器で演奏される、彩り豊かなメロディが大半です。

でも、この曲は、違う。

桑田さんが一人で、ギターとハーモニカだけで演奏し、歌う。
サビの部分だけにコーラスが加わる。

とてもシンプルな曲です。

たしか、一発録りだったんだっけ。
マイクに何かがぶつかってしまった音も、残ったままでリリースされています。

シンプルなところ
ちょっと"失敗"したように思える部分も残ったまま

そんなところも、"いま"の私は、愛おしくて、好きです。


【一番"大切"な曲】

「サザンの曲で、なにが一番"好き"?」
「桑田の曲では、なにが一番"好き"?」

職場で出会った、同じくのサザン&桑田ファンと話すときには、大抵そんな質問のぶつけ合いになります。

そんな時の私は、いつも答えに窮します。

あれも好きだし、これも好き。
いやでもこの曲のここも好きだし、ああ、あそこも…。あと、あれも…。

そんな感じで『一番"好き"』は選べません。多すぎて。笑

でも。
「一番 "大切" な曲は?」
もし、そんな風に問われたら…。

"いま"の私は、
自信と、確信と。
そして、なぜか、少しの誇らしさをもって

「 <それ行けベイビー!!> が一番 "大切" 」

そう言い切ります。
なにかを"断言"することは苦手な私ですが、これだけは、絶対に。

<それ行けベイビー!!> が一番 "大切"!!


4ヶ月ぶりに"音楽"を聴いてみた

この想いを書きたいと思い、私は今朝、久しぶりに"音楽"を聴きました。
自らの意思で"音楽"を聴くのは4ヶ月ぶりです。

もちろん。
再生ボタンを押したのは
<それ行けベイビー!!>

ギターのイントロが流れます。
桑田さんの歌声が聴こえ始めます。
ハーモニカが吹かれ、リズムを刻む足音も。

涙が、でた。

これまで、何百回も聴いてきた曲なのに。

この曲を聴いて、今日、初めて、涙がでました。


拝啓 桑田佳祐さま

この記事は、桑田さんへのファンレターであり、ラブレターでもあり…。
そしてまた"感謝状"でもあります。
桑田さんへの、サザンのみんなへの、そしてスタッフさん達への。

随分と長文のお手紙ですね。笑
私的な記述もたくさんあり、本当は "手紙"と称するのもなんだか変な感じですが…

でも。
『届かなくてもいい』手紙です。
『届くはずもない』手紙です。

でも。
どうしても書きたかった。
だから、書きました。


我行く旅の道中も。
予期せぬことが、
いろいろあるけどネ。笑

それでも私は"いま"生きています。
桑田さんの音楽に、支えられ、導かれ、救われた旅の道中を。
"いま"歩んでます。

ほんまに、めっちゃ、いろいろあるけどネ!!笑

職を失い、病に罹り…。
こうして文章を書くこと以外は、なにもできない"いま"ですが…。

ライブ会場を去る時に桑田さんが叫んだ
「みんな死ぬなよー!!!!」という声が、病の症状を越えて、頭を過ぎります。


"いまの私"はまだ、他の曲を聴くことは、ちょっと難しいです。
いろいろあってネ。笑
ロックン・ロールでUp Upと行ける感じには、ちょっと、まだ…。
底無しの海に、愛、沈めちゃったりもしちゃってネ。笑

でも。
"いまの私"には<それ行けベイビー!!>がある

私が『悲しみの果てに  おぼえた歌』です。

これからも、
適当に手を抜いて、ボチボチ好きなようにやります。

これからのボクわたしが行く旅の道中…。
追い風がBlowingするのか、強烈な向かい風に晒されるのかは、わかりません。
きっと、いや、絶対、向かい風の方が多い。

それでも。
歩んでいこうと思っています。
時折道に迷いつつ、
いつか追い風がBlowingするって信じて。

"悩み" "葛藤" "絶望"
それらを背負いながらも、"すべて"じゃないようにして。
あても、終わりもない旅を。
…またもし叶うなら、ちょっとだけ、浪漫も追い求めたりして。笑

もしまた、罪深き胸の人物(=じぶん)が現れて。
涙の雨が再び降り始めたら、時間ときが動くのを待ちます。

笑いスマイルながら、闘ってファイトいくよ。

<それ行けベイビー!!>を胸に、大切に、抱きしめながら。


いつかまた、応援団にも入りたいです。

ライブにも行きたい。
その時は、自分で着る用のTシャツ以外に、もう1着買おうって思ってます。
もし隣の客席に、Tシャツを買えなかった初ライブの子がいたら…
私もその子に渡せるように。

サザンもソロも、新曲が出るのを楽しみにしています。

そうそう。桑田さんの影響で、マイボウルもシューズも買ったんだよ。
まだまだ下手くそだけど、いつかまたボウリングもやりたいな。

そして、いつか、また、もし、できるなら…
『誰かの"生きがい"につながる仕事をしたい』
桑田さんやサザンのみんな、そしてスタッフさんたちが、私にくれた
そんな""をもう一度、叶えていきたい。

"死のう"はつらすぎるから、"夢"見たい です。

そんな風に、思ってます。
いや"思えるようになった"かな。
クスリも効いて。
<それ行けベイビー!!>も聴いて。
ようやく。"いま"は。

また、逆風と向かい風に吹きっさらしになるかもだけど…。

とりあえず、"いま"は。
Until we die.って感じで。

いつか大空に、虹がかかるんじゃないかって、ちょっとの期待を持ちながら。
重たすぎる十字架だけど、それも抱いて。
心に、わずかに残った、蝋燭の灯火をかばいながら。

孤独やトラブルは、神様が賜えたものかもだけど。
『こんな私を責めないで』とも、願いながら。

『こんなわたしで良かったら』って。

とりあえず、"いま"は。
つらすぎる現実のことは、明日もそんな風に、知らぬそぶりで。


野暮でイナたすぎる人生だけど……



明日、晴れるかな。って。


桑田さん。
命をありがとネ。笑


いろいろあるけどネ。笑


では、また。
いつか何処か、で。

いつも何処か、で。






〜追記〜

私が一曲ずつ、
サザン&桑田さんの音楽を
胸に取り戻していく軌跡はこちらです。

勝手に胸熱語りをしておりますm(_ _)m


「noteで稼ぎたい!」そんな想いで書き綴っているのでは決して無いのですが…。 なんせ無収入の現実です。。。 もしお気持ち・お心添えを頂けることがあるのなら、めっちゃ嬉しいです! 治療に向けての日々のため、大切に使わせて頂きます。