8/26 我々の目に映る世界は美しく、冷たい。
どうも、尾木です。だんだんと朝活が板についてきました。
今日も今日とて日記を記します。(後述ですがもはや日記では無くなりました。)
先日は気温湿度共に高かったです。(どうやら今日も高いようです。)
外の香りは初夏の小学校で感じた、昼休みの校庭に出たときのようでした。(聞き手には全く伝わらない表現ですが、日記なので大目に見て頂きたい)
ところで急に話が淀むのですが、先日静謐なる激昂後に気が沈んでしまう出来事がありました。
このような感情のアップダウンは心的にとても負担が掛る。
なんと言いますか、人より神経質なのか精神的ダメージを負いやすい性質でして、「まぁ、この性格ゆえの私のなので割と気に入っているのだが、如何せん生き辛い。」
と個性の1つとして自覚していました。
しかし、昨日(日記の日)どうやらこの性質に名前があることが判明しました。
この私のような繊細でデリケートで傷つきやすい華奢な心的性質をHSPと呼ぶらしい。
HSPとは?
H(Highly) S(Sensitive) P(Person)
この性質には特徴が4つほどあるとされています。
1、Depth of processing(思慮深い)
洞察力と想像力に長けている。興味や発見、気づきに対して、夢中に長考できる。その分行動までに時間が掛かりマイペースでとろい人だと思われがち。
2、 easily overstimulated(刺激を受けやすい)
街や教室、カフェでの他人の会話に敏感。他にも人からの些細な注意や指摘に傷つき、引きずる。芸術面(本、映画、絵画、音楽など)で感動や影響を受けやすい。
3、 empathy and emotional responsiveness (感情過敏、共感力)
共感力が高い。人が受けているお説教で傷つく。重たいニュースや映画で受ける負担が大きい。他人に対して慈悲深い。
4、 sensitive to subtleties(感覚が鋭敏)
五感の刺激に弱い。痛覚、眩しさ、些細な匂い、嫌な音、味に敏感。よく驚く。それらの刺激で疲れる。
とのこと。総じて言えば感性が豊か過ぎるということ。
病気とか障害では無く、一種の個性、性質のようなものらしく割と多くの人が当てはまるらしい。
とりあえず、簡素な自己診断テストを受けてみたところどうやら私は生粋のHSPらしい。
私の受けた自己診断の1つです。(https://www.gentosha.jp/article/16833/)
よければあなたも心当たりがあるのであれば試してみては如何でしょうか?
その診断はチェック式で、23の質問の内、12個以上チェックがついた場合は当てはまる可能性がある。
ちなみに私は厳しめに判断して19個、なんとなく当てはまるものを選んだ場合21個チェックがついた。
私とHSPの特徴との比較
先程挙げた4つの特徴と私の感性を照らし合わせてみようと思います。
1、思慮深い
自分で思慮深いとか言いたくないですね。
私は常に上の空が正しい表現な気がします。
しかし、心理哲学系を大学で専攻するほどそちらの方面に関心があるということはそうかもしれません。
一人で散歩をしながら思考に耽ることを至高の楽しみとしているのでつまりは当てはまると言うことですね。おそらく。
2、刺激を受けやすい
これは受けやすいですね。相手にとっては些細な発言を私は刺激として受取り、異常なほど記憶しています。
例えば彼は軽率にデリカシーの無いことを言う奴だ。けれど彼のこういった些細な気遣いは好きだ。などが関わった人1人づつ複数個あります。
自分でも無自覚に傷ついたり感動していたりするのでしょう。
そのため、一度嫌なことがあるとそれ以降、その都度嫌なことがフラッシュバックします。そのため突然コミュニティを外れたり、積み重ねていたものを投げ出したりします。
今では、幼少期の頃に理由も無くスイミングスクールを泣いて嫌がっていた理由が分かります。きっと嫌な記憶が蓄積してしまっていたのでしょう。それで憂鬱になっていたのです。
3、感情過敏、共感力
これに関して厄介なことが1つあります。
それは相手の依頼を断れないことです。
私は人に頼み事をするのが非常に苦手なので、頼むことは相当重大なできごとに限られます。
そのため、相手から頼みごとをされると、「相手は重大なことを、勇気を振り絞って私に頼んでいるのだな」と謎の共感力を発揮して断れません。
別に相手への好感度など気にもしないはずなのに、断ることが心苦しいのです。
他にも他人が叱られているのを見ると傷つきます。傷つくと言うより、胸が締め付けられます。これを傷つくと言うのだろうけれど、安易に傷つくという抽象的な表現をしたくなく、直接的に感じていることを表現したいのです。
共感力はおそらく過敏に有しています。
4、感覚が鋭敏
これもおそらく当てはまります。が、私の中では一番弱い性質でもあります。
私は嗅覚→聴覚→触覚→視覚→味覚の順番で敏感です。
嗅覚は鋭い自覚があります。
香りでいつ何処で嗅いだことのある香りかをイメージすることができます。
これは良くも悪くもです。嫌なバイト先の匂いは嗅げば一生思い出すことができてしまうだろうし、旅行先のショッピングモールやホテルの香りのような良い思い出も思い出して懐かしむことができます。
他にも、聴覚であればガラス食器の接触音が大の苦手です。
視覚では日光が苦手で常にカーテンを閉めていて母に精神病を疑われた事がありました。
昔から痛覚に煩く、特に切り傷、擦り傷に等の外皮の損傷に敏感です。幼少期の頃傷1つで大騒ぎするものだから両親にNivea(保湿クリーム)が万能塗り薬と騙されていました。プラシーボ効果ですね。
これらから、私はHSPである事が判明しました。
これが判明して思ったこと
私の性質に名前があったことは正直安心しました。と言うより同じことを感じている仲間がいることが嬉しかったです。
その反面、自分の個性が4つの特徴でまとめられてしまうような汎用性あるもののように感じてしまいました。つまり自分の受けた今までの苦痛がありふれたものであったことに歯がゆさを感じます。
あとは、巷でHSPを「繊細さん」と呼ばれている事が少し不快です。
「繊細さん」って揶揄と言いますか、嘲笑を感じてしまいます。勝手にいたわられている気もします。余計なお世話ですね。
結局私はこの感性溢れた自分の性質に誇りと好感を抱いているのです。
同じような性質を持っている方、一緒に頑張らずに、頑張りましょう。
あと仲良くして下さい。