国立国会図書館のすゝめ
今日は国立国会図書館に行って参りました。
去年twitterで
「一生に一度は国会図書館に行っておけ」
というツイートがあって、それを見て以来どこかの機会で行きたいなと思っていました。今日がその日でした。
一言で言うと、この図書館は
最強
です。
どのくらい最強だったか、今日の流れを振り返りながら書いていこうかなと思います。
最強ポイント① もちろん無料
今は9:30-10:30の間あるいは16:30-17:30の時間であれば事前申し込みなしで入館することができます。
2週間前くらいにHPで事前登録を行っておけば、終日どのタイミングでも入館をすることができます。今日は、僕は9:40くらいに図書館に着いて、別館で利用者登録を行ったうえで図書館を利用しました。
図書館なので、もちろんですが、完全無料です。
どんなに高い本を読もうが、何冊読もうが、ずっと無料です。当たり前だろうと思われそうですが、後述するサービスで無料なのかと思うと驚きしかありません......。
最強ポイント② 日本で出版された本であれば、「なんでも」ある
利用者登録を済ませ、館内へ入館。
結構人はいましたが、館内が非常に広いので、
大学の図書館で感じるような
「あぁ、人が多いなぁ......」
という気持ちは一切感じませんでした。
スマホで国会図書館のHPへアクセス。
読みたい本を検索。閲覧予約を行います。
普通の図書館と違うポイントは、
自分で本棚の前に行かないで、係の人に全ての本を持ってきてもらうこと
です。書庫が膨大すぎて、自力では探せないっていうことなんでしょうか。
本棚の前で本をパラパラめくって、あるいは本棚に置いてある本から面白そうなタイトルに一目惚れ!ってことがないのは少し寂しいところですが、仕方ないですね。
あとは、一回に3冊(雑誌は10冊)までしか閲覧できないこと、閲覧申請を出してから20分くらい待ってから係の人が本を持ってきてくれるということは普通の図書館より使いにくいなというところです。
しかしこの図書館のものすごく強いところは、
日本で出版された本なら、なんでも置いてある、ということです。
なんでも、です。余すことなく何でもあります。
児童書も、漫画も、雑誌も、学術書も、大学の図書館に置いてない本でも。果ては絶版になってしまった本すら、国会図書館には必ずあります。今日読んだ本は「英語教師のための英語史」って本でした。これは慶應だと確か紙の書籍がなかった本なんですが、もちろん国会図書館にはばっちり置いてあります。
最強ポイント③ 本の保存状態が素晴らしい
さて、本を受け取ったわけですが、
保存状態がとにかく素晴らしいです。
慶應の図書館の書籍だと、たまに本に書き込みがしてあったり、書き込みがしてあったり、書き込みがしてあったり、線が引いてあったり、書き込みがしてあったりしますよね??????????????????するんです。不届き者がいるんです。
あとは、やっぱり紙が多少折れ曲がっていたりしますし。
返却ボックスに投函する時点で多少は本も傷んでしまいますからね。
国会図書館、貸出不可で閲覧のみだからか、表紙を開く時の折れ目すらついてない..............。新品並みです....................。ストレスフリーで新品の本を読めます。素晴らしい。
最強ポイント④ 図書館の中にカフェがある
2時間ほど本を読んで、お腹も空いてきたので昼食へ。
夏休み中は、大学の学食は閉まってたりして結構不便なんですが、国会図書館はそのあたり安心。
学食みたいな感じで、図書館の中にカフェがあります。650円の日替わりランチが3種類。ビーフストロガノフと、白魚のムニエルと、パスタがありました。常設メニューで500円のカツカレーとか。
量もいい感じ。読書で使ったエネルギーを十分に補える量のランチ。いい感じです。そして美味しい。友達と2人とかで来てる大学生らしい人もちょくちょくいましたね。安い美味しい量はある、で学生にも良い感じです。
ちなみに図書は持ち込み禁止で、近くのロッカーに保管でした。本が絶対痛まないようにちゃんと配慮がなされています。素晴らしい。
最強ポイント⑤ 本の中で紹介されてる資料、あります。
ポイント②の繰り返しになりますが、「なんでもある」ってことはこういうこともあります。
どういうこと?
例えば、本を読んでいますよね。本の中で、別の書籍がお勧めされています。普通は「はぁ、そういうのがあるんですね」って通り過ぎますよね。普通その本を読んでる時、目の前にその本がないことが当たり前なので。
図書館にいたとしても、その本が図書館に置いてあるとは限らないし、あったとしても別のキャンパスだったり。えーー、三田に行かないといけないの?藤沢にあるの?ってなって、「じゃあ後でいいや」ってなって、結局読まない。
心当たりのある人いません?僕は凄く心当たりがある。
ところがどっこい。ここは国会図書館。
あります。閲覧できます。すぐに。
ストレス!!フリー!!!!!
今日読んでた本の中では「英語教育」って雑誌の2014年9月号、その中の「英語の『なぜ』を解きほぐす 指導に役立つ英語史の知識」っていう特集に興味を持って、読みたいなって思ったので、閲覧申請出しました。20分後に手に入りました。この特集はお勧めされてただけあってまさに宝の山でした。ここ掘れワンワン宝の山だ、っていうのは駿台で大島先生がよく言ってた台詞ですが、宝の山でしたね..........。素晴らしかったです。
この特質を使うとどういうことができるかって言うと、
①まず国会図書館に行きます。
②続いて「読書案内」みたいな本を借ります。
③気に入った本を閲覧申請します。
④読みます。なぜなら読書案内に書かれている本は全て置いてあるので。
とかです。素晴らしいですね。他にも駿台で配布された有害図書一覧とか持っていくと素晴らしくExicitingできます。うお、明日も行きたくなってきてしまった。
もちろん、大学生のレポート作成でも、任意の参考文献が置いてありますのでレポート執筆が捗ること間違いない。
最強ポイント⑥ 飽きたら漫画を読める
流石に数時間も勉強したり読書をしてると飽きてきますよね。休憩も必要です。そんな時は漫画でも読んで休憩しましょう。
もちろんそこには日本の全ての漫画があります。
どの漫画喫茶よりも品揃えが良いので、「あれ読むかな」って思ったら必ず置いてあります。
今日はトニカクカワイイの10巻を読みました。
本を読みたい時は大学の図書館、漫画を読みたい時は快活クラブ、くらいの棲み分けをしていたんですが、国会図書館はどっちも対応してますね。むしろそれ以上対応してますね。
漫画を読み飽きたので本、本に飽きたので漫画、というのが物凄く高い水準で梯子できます。
おわりに
ところどころ使いにくいところはあるにはありますが、そこまで込みでとても良い環境でした。人が「一度は行っておけ」という時は、一度は行っておくべきですね。本当に。
皆さんも、予定がない日とかがあれば、軽率に足を運んでみることをお勧めします―――――、何なら僕は喜んでご一緒します。わいわい!
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