生きづらさ問題とメタバースの可能性
おっす!発達障害当事者のオギーです。
今回は、メタバースを使っていけば生きづらさ問題は少しずつ解消していけるんじゃない?っていう話をしたいと思います。
◆結論から言うと・・・
メタバースを活用することによって自分に適した人間関係や居場所、目標を得ることが容易になってくるよって話。
◆メタバースとは何ぞや?
簡潔に言うならば、
「メタバースはインターネット上に存在する『仮想空間』のこと。」
「VRは仮想空間を現実と同じように感じ取れるデバイスのこと。」
続いて、メタバースについてもう少し詳しくご説明。
例えば、この『仮想空間』では、実際の人間がアバター化して、不特定多数の人と会話ができたり、イベントを開いたり、金銭を使い服や土地などを売買できたり……将来的には生活の一部をデジタル上で行うことができる夢のような空間です。
めんどくさがり屋の僕も家から一歩も出ずにイベント開催とかできちゃうわけですね。このような体験がとうとう身近になってきました。
★すでにある具体的なメタバースの紹介記事
https://qiita.com/sirojake/items/1370a576fc2de4798362
最近だとSNSの全盛期を作り上げたFacebook社が、今後の主要事業としてメタバース事業に移行すること、そしてそれに伴い、同社は社名を改めMeta社に変更することを発表しました。
★Meta社によるメタバースの紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=pjNI9K1D_xo
ザッカーバーグは「Facebookファーストではなく、メタバースファースト」を目指すとのこと。
Meta社のミッションは社名変更をする前から「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現します。」というもので、人と人をつなげることをメインに開発が進められてきました。
SNSの時代を築いたパイオニアとも言えるMeta社が、本格的にメタバース事業に参入したことによる衝撃は大きく、SNSにおけるコミュニケーションもいよいよ仮想空間で繰り広げられる未来を想定する必要も出てきたんじゃないでしょうか。
◆メタバースを使うメリットって何?
1、「居場所」を増やせる
メタバースにおけるメリットは、遠く離れた場所にいるユーザーと、あたかも同じ空間にいるようなリアルなコミュニケーションをとれることだけではありません。
自分の「居場所」を複数持つことができるところにあると考えます。
人にはいろいろな側面があります。
僕であれば、会社員としての側面、発達障害者としての側面、趣味である映画鑑賞者としての側面、アラサーの独身男性(モテない)としての側面。
メタバース上で会社員として参加するなら、僕は自分の顔に似たアバターで参加すると思います。一方、オフの場面で映画鑑賞コミュニティに参加するのなら、私は「オギー」という名前を使って好きなように作ったアバターで楽しくゆるい繋がりを求めるように思います。
メタバースのコミュニケーションは自分の生活や悩み、仕事や趣味など自分が持っている「いろいろな側面」に合わせて居場所を選ぶことが、現実世界よりもはるかに簡単にできるようになるわけです。
ここ、まじで大事なとこです👍
コミュ障にとってこんなに都合のいいコミュ練になる場所ないんじゃないでしょうか。笑
2、場所による制限を超えられる
僕は世界中にいる生きづらさを抱える当事者とつながりたい。
繋がって生きやすい世の中を協力してつくっていきたい。
関東、関西、日本を超えて海外も含めてです。今僕が遊んでいる「cluster」にはインドネシアや中国人の方がいました。彼らは日本語がうまかった。笑
海外から人がきてくれるのは面白いですよね。ちなみに「VRChat」ではすでに様々な言語が飛び交っていました。でも中学英語とジェスチャーでなんとかコミュニケーションができた。笑
こういった感じですでに僕たちは世界中にいる人たちとつながることができます。「NeosVR」には自動翻訳機能があるそうです。
これなら海外の当事者とも交流できるようになるでしょう。
3、コミュニティづくりができる
メタバース内に世界を構築すればコミュニティを自分で作り活動ができます。
例えば、勉強会、飲み会、趣味会、イベント開催など。すでに色々な集まりが開催されています。
4、おもしろいイベントに参加できる
すでに「cluster」では毎日様々なイベントが開催されています。
例えば「ポケモンバーチャルフェス」や「バーチャル渋谷ハロウィン」など!
●世界中から延べ55万人が参加!「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000048230.html
◆Zoomとかすでにあるけどそれと何が違うの?
1、全員が喋れる空間がある
ズームイベントにありがちな点として大人数が参加するときは、全員が喋れない問題があります。
交流が目的なのに主催者や登壇者、話す意欲のある人がどんどん喋って本当は話したかったけど何も喋れずに終わってしまったり、グループセッションで分けてもそのグループ以外の人と話せなかったり。
メタバースはコミュニケーション空間が自由なので多対多のコミュニケーションがしやすいです。
2、遊べる
ここの空間ならいろいろな建物などありそれが話題の種になったり、乗り物に乗れたりして遊べます。そこからコミュニケーションが産まれていきます。
3、自分の好きな世界を構築することが楽しい
こう世界作ったら面白いな。こういうモノを置いたら楽しいなとゲーム感覚で自分の世界を作っていけます。
4、バーチャルオフィスやメタバース上の組織を作れるかも?
成長が望めるこのメタバースではできることがどんどん増えています。未来にはメタバースのオフィスに出社する等、メタバース上での組織活動が活発になるでしょう。
5、プライバシーが保たれる
僕は以前に当事者限定でハロウィンイベントを開催したのですが、身バレの心配をする方が多く、記念写真撮影時などは配慮が必要でした。
ここでは皆アバターなのでそれを気にすることなく自由に写真を撮ることができます。もちろんSNSへの掲載も完全自由!ストレスフリーですね!
6、本音が話せる
僕は発達障害だということを他人に言いません。理由は「引かれるから」「相手がどうしたらいいかわからなくて困る」場合があるからです。ただ、同じ悩みや側面を持つ人たちとなら気兼ねなく言えます。アバターを介して人と集まることができるからこそ、見栄を張ったりせず本音を話せる場を作ることができるでしょう。
◆メタバースへの入り口
僕が普段使ってるメタバースプラットフォームは「cluster」です。
●cluster公式サイト
https://cluster.mu/
●cluster紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=FBpf4jI4L94
●わかりやすいcluster導入方法
https://qiita.com/FrogWoman/items/0b0cb55eb50aa9f1b9ca
こちらはWindows、Mac OS、VRヘッドセッド、スマホ、タブレットからでもアクセスできるので非常に使い勝手が良いです。
現在cluster内にワールドを2つ作りましたがまだまだ開発中です!
◆メタバースで僕がやりたいこと
1、いろんな居場所を作ること
「楽しい!」「遊んでみよう!」「ここにいると落ち着く」「ここでなら本音で話せる」「こうしてみたら解決できるんじゃないかな?」みたいな空間をメタバースに作っていきます👍
世界を作るのは楽しいです。アバターももっと変えていきたい。面白いのでメタバースに関する技術をもっと勉強していきます。
2、イベント開催
楽しいイベントもヘビーな感じのイベントもやっていきたいですね。もともとイベントが好きなので。そこからいろいろな活動が生まれていったら最高です😁
◆生きづらさとメタバース
紹介したこれらのメタバースの強みは生きづらさ問題解決の大きな助けになるはずです。
自分で楽しい空間を作ったり遊んだり、気の合う人たちと協力してモノ作りができれば自然と生きることが楽しくなるはず。
コミュニティ活動があらゆるところで活発になれば生きづらさを解消してくれる良いモノがたくさんできる。
自分に適した人間関係を作ることができれば、ポジティブな居場所や良質なコミュニケーションが増えて楽しくなってくる。
様々な人と関わることで自分を理解し、自分は何がしたいのか目標を得ることが容易になる。新しい分野だからこそ面白い仕事もあるかもしれない。
メタバースは生きる楽しみを増やす良いきっかけになると思います。
それではメタバースでお会いすることを楽しみにしています!
以上、オギーでした!
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https://twitter.com/takuadhdasd