ヴァイオリニスト岡本誠司さんのリサイタルに伺いました
こんにちは!
岡本誠司さんのリサイタルで12月23日に浜離宮朝日ホールに伺いました。
violinの演奏会は3年くらい前の千住真理子さん以来。
リサイタルシリーズvol.2、テーマは”夜明け、幻想"
曲目は、オールドイツもの。
イザイ:無伴奏ソナタ第5番
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第10番
シューマン:幻想小曲集
シューベルト:幻想曲
テレビカメラが入っていました。
(プロ用カメラは、やっぱりキヤノン製!)
演奏に入る前の岡本さんの所作が美しい✨
1曲目のイザイ無伴奏ソナタ5番は、violin曲では最高難易度。
間近でお聴きしてもこんなに小さな音なのかと驚く微かな音の震えに1音目からゾクゾク。
岡本さんのお手元から紡ぎ出される音楽が立体的に見えるような不思議な感覚に包まれた、まさに幻想的な素敵な時間でした。
特にアルペジオでは、音が足下から天井にクルクルッと昇って行くのが一瞬見えたような気がして、ティンカーベルの魔法の粉のような何かが降って来るんじゃないかと天井を二度見してしまいました。
務川慧悟さんのピアノはベーゼンドルファー。
先週土日のサントリーホールと松戸の演奏会は急用で両日とも伺えなくなりチケットを手放した経緯があったため、この日はついつい視線がメインの岡本さんよりも務川さん方面に。
演奏中の表情の繊細な変化(目を細めたり、首を振って前髪が揺れたり、身をかがめて楽譜を下から見上げたり)や、岡本さんとタイミングを合わせるための視線の動きや呼吸、足元のペダル操作や手の上げ下げ(左手があの高さまで上がってから左膝が上がるんだな〜とか)……
お二人の息づかいが感じられる、迫力ある演奏に浸りました。
今年は、演奏会に出かけた回数が自分史上 最多でした。
このご時世に感染防止対策を徹底して演奏会を開催してくださった関係者の皆様、
素晴らしい演奏を聴かせてくださった音楽家の皆様、
ありがとうございました!
それでは、次回の記事もお楽しみに。