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【目印を見つけるノート】1774. わたしの「おくりもの」論
バレンタインデイですね。
たまたまですがきのう、富山の干し柿、岡山の珍味とお菓子をいただきました。特に、いただいた倉敷の魚伊さんの貝柱の粕漬け、大好きです。わさび漬けで日本酒もいいですが、これもタイラ貝の身が食べごたえもあって最高です。
この場を借りて、ありがとうございます。おいしくいただきます🍴🙏
きのうはRayさんがワッフルを大量に焼いていて、Louさんはお手伝いしていました。以前は私も大幅に介入していましたが、もう大丈夫なようです。楽になったなと思いながら目を細めています。
がしかし、キッチンを占領されて夕食の支度をスタートできたのは20時⏰💥、ええ、30分でボウルやらの洗い物&食事を用意するという顛末でした。ハヤシライスと、炒め物。ボナペティ。
人様に何か贈るのは好きなので、私も以前はバレンタインデイに何かしらアクションをしていたのですが、近年はほぼしていないです。今の職場は営業部で人の出入りが多いですし、なかなか。しいていえば、本命チョコ🍫……最近あげてましたっけ🤔?
バレンタインに限らず、
ずっと以前は好きな人によく何かあげていました。サッカーボールとか、ストラップとか、キーホルダーとか、ちょっとよそ行き風の絵本とか、Tシャツとか……いずれも邪魔にならなさそうなもの。何しろ相手が欲しいものをよく分かっていないので、自分が「あ!これをあげよう」と思ったものになります。なので、せめて邪魔にならないものがいいかなと思っていたのです。魚伊さんのアテのようにドンピシャにはならないですね。
まあ、よくやるものだと苦笑するばかり。
ただ、何をあげようかなとか、これだと思うときって、自分がとてもハッピーな気分になったりします。それであわよくばという気持ちが何もなくて(あわよくばってどんなもの?)、とにかく「あげよう」だけ。ですので、それでよかったなと思っています。
ジェフリー・アーチャーの『ロスノフスキ家の娘』(原題は『Prodigal Daughter』※あ、日本語のWikipedia「ジェフリー・アーチャー」項目内の綴りが思い切り違います。どなたか直してあげてください)という小説があります。フロレンティナという主人公がアメリカ初の女性大統領を目指すお話です。
小説が出て40年ぐらい経っていますけれど、それは今でもガラスの天井ですね。
もとい、
その小説でいよいよ、上院議員のフロレンティナがハーヴァード大学の卒業式で講演をすることになります。これはかなりの名誉で今でもそうそうたる人が講演しています。ビル・ゲイツさん、J.K.ローリングさんもされていますね。
小説はフィクションですが、J.K.ローリングさんの現実の講演の様子です。
とにかく、その晴れがましい日に合わせて、フロレンティナは夫のリチャードにプレゼントして喜んでもらおうと、とびきりのチェロ(『ストラディヴァリウス』だったと思います)をサザビーズに依頼して落札しました。
この日は最高の一日になるはずでした。
ところが、出先からハーヴァードに向かう途中で夫は交通事故にあい、亡くなります。とびきりのチェロは弾いてくれる人を失いました。
そこからのフロレンティナの奮闘が感動的なのですが、それは本を読んでみてください。
当時私は新潮文庫で読みましたが、今はこちらが手に取れるようです。
このお話を読んで、
どんなにとびきりのプレゼントでも、相手がいなければ、心も物も光を失ってしまうのだと思いました。
もちろん、嫌がられているのに贈るのはどうかと思いますが、そうでないならば、もしかしたら、『賢者のおくりもの』のように行き違いになってしまうこともあるでしょうが、あげてもいいのではないのかなと思っています。
ワッフル、みんなにおいしく食べてもらえるといいね。
それでは、今日の曲です。
Leon Russell『A Song For You』
この曲もまた、おくりもののような曲です。どなたかあてかもしれませんが、結局みんなにあてたものでしょう。そして、愛されて継がれていく。
私が書く小説も、いつかそのようになったらいいなと思います。
それでは、お読みくださってありがとうございます。
尾方佐羽
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