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【目印を見つけるノート】75. まるで場外乱闘の一夜に学ぶこと
きのうは4回、救急車の音が聞こえました。←そろそろ、折れ線グラフの母数が書けるぐらいになりましたでしょうか。
今日は所用で外です。
ついでに
ネットカフェにてかちかち山です。
もう少しだなあ。
⚫変わることもあるのです
えーと、最後に父に殴られたときの話にします。まだ健在ですけれどたぶん最後でしょう。
お酒は父の感情増幅機で、酩酊は行動も左右します。そういう方はいらっしゃるでしょう。ずっとそうなので、子ども時分から、「酔った父にはうん、うんとうなずくだけにしておく」というのが不文律でした。
普段は気さくで優しくて義理人情を大切にする、素敵な父です。
昔、『あばれはっちゃく』という子ども向けのドラマがありましたが、主人公の男の子は毎回何かしておとうさんにぶっとばされていました。それは、つっかかっていく負けん気の強い子に叱るスタンスでした。
ただ、暴力はいずれもNGだとわたしは考えています。
さて、そのような不文律を20歳の頃かな、破ってしまったことがありました。飲みながらテレビの討論番組を見ていたのですね。テーマは差別についてで、かなり踏み込んだ内容でした。
そのうち、父は差別を受けていると主張する人に対して文句を言い始めました。私は最初は、黙って聞いていました。チャンネルを変えようかと思いましたが、父が見ているのでできません。
でも、こらえ性がないのですね。私は、「酔っている親とはいえ、聞き捨てならぬ」となってしまいました。そこで、「それは違う」と言って歴史のいきさつをこう、ドドドッとまくし立ててしまったのです。
さあたいへん。
一瞬のにらみ合いののち、「いったい何様だと思ってるんだ」と怒鳴る父にバチーンとはたき飛ばされ、最終的にはダイニングテーブルに穴があき、ダイニングの一人用椅子が一脚壊れ、私も若干のダメージ。
私が不文律を破ったのは、悲しかったからです。親がそのようなことを言うのが悲しかった。他の人ならそんなことはしない。
これは失敗例でした。
私はしばらく、二つのことを考えました。
・人の考えは、正論・反論で説いてもすぐに変わらず、逆に考えではなく自分が否定されたとかたくなにさせることがある
・なぜ自分は親とは違う考えになったのだろう
そして自分の考えのもとをいくつか振り返ってみて、自分の考えを変えなくてもいいなと判断しました。
そして、人の考えはよく聞かなければとも思いました。人を否定すれば本末転倒です。
自分の考えのもとの一部は、伝記ですね。私は国家元首などではなくて、自分以外の何かに尽くした人のものばかり読みました。
ヘレン・ケラー、フローレンス・ナイチンゲール、コッホやパストゥール、釈迦……。日本人では田中正造かな。教科書にありました。
いい勉強でした。
もうひとつの勉強の果実は、本当に最近もらいました。
父は今はちょっと考えが変わったと思います。それに私はあまり影響していなくて、その後海外旅行をしたり、海外のドラマや映画をよく見るようになったことが大きいようです。
今は話しても場外乱闘のようにはならないでしょう。
知って、見て、触れて、関わる、理解する。
それで
変わることもあるのです。
⚫お籠りクラフトとばら
今日はプリントのシェルにチェコのガラスビーズを付けたイヤリングです。チェーンが長すぎるかしら。
タイトルは『夕闇ウォーカー』かな。
さて、ばらは今のところ虫もいないようで、ホッとしています。
それではまた、ごひいきに。
おがたさわ
(尾方佐羽)
追伸 場外乱闘で壊れて廃棄になる椅子は減価償却なのでしょうか。