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【目印を見つけるノート】1767. 変わったけれど変わっていない
先日、たまたまなのですが、
国立劇場の早期再開を求める署名に名前を書きました。このnoteでも前に書きましたけれど、能や文楽や歌舞伎はもちろん、伝統芸能全般に関わる話です。私自身はたまに観覧するほどなので偉そうにはいえないのすが、日本の文化を担っている演じ手の方々にとって、本当に深刻なことだと想像します。
たまたまですが、署名するのもずいぶん久しぶりですが、回ってきてくれてよかったと思っています。
ちょっと前ですが、こちらのニュースが詳しいのかなと。
さて、きのうは高円寺のJIROKICHI(ライブハウス)に行ってきました。私の感覚では、日本のBLUESの聖地です。50周年だそうで、おめでとうございます。
観たのは『A.K.I Blues Band』です。
![](https://assets.st-note.com/img/1738884882-1hTfQ5ySg3eBpw4abrzCX6jv.jpg?width=1200)
えーと、ちょっとタイムスリップですが、2019年12月25日にこのバンドを観たときの感想を、お蔵入りのアーカイブから引っ張ってみましょう。説明もしているし結構書いているのです。
ーーーーーーーーー過去の文章
25日は『A.K.I .Blues Band』を見に行きました。A.K.I .BLUES BANDとは梅津和時さん(Sax)、伊東ミキオさん(Key)、藤井一彦さん(G)、中條卓さん(B)サンコンJr.さん(Dr)、多田葉子さん(Sax)のユニットです。
※八代亜紀さんのための特別編成サポートバンドで、その後も年に1度はライブをしています(筆者注)。
実はこのとき、『オデュッセイア』がまだ見直し途中で、開演までガッツリやろうと考えていて(中略)終演後にも居残って?ちまちまやっていたのでした。
例によってで申し訳ないのですが、曲順を控えたりしていないので、思いついた順に書きます。
『I'm a king bee』がカウンターパンチでした。アップテンポだからでしょうか。歌詞でしょうか。この前も聴いたのですが、かなりガツンと来ました。何でだろうと思って、スリム・ハーポ(オリジナル)からマディ・ウォーターズを聴いて、しまいになぜかルースターズを流しっぱなし(他の曲も)にして、考えていました。まだ考え中です。
どれにもひけを取らないぐらい、素敵でした。
中條卓さんが歌担当の『Walking by myself』(ジミー・ロジャーズ)、サンコンJr.さんが歌担当のRingo Starの曲(タイトルが……確定できず)、伊東ミキオさん歌担当の『TRY AGAIN』(オリジナル)や『Pink Champagne』(Joe Liggins & The Honeydrippers)、藤井一彦さん歌担当の『Fa-Fa-Fa-Fa-Fa (Sad Song)』(オーティス・レディング)や『What's goin' on』(マーヴィン・ゲイ)など、前回も楽しく聴いた曲が聴けて嬉しかったです。
(中略)
多田葉子さんの『雨の慕情』(八代亜紀さん)の歌ではついつい右手があの動きをしてしまいました。
アンコールラストの『いいことばかりはありゃしない』(RCサクセション)は前回私が打ちのめされた1曲でしたが、今回もじっくりと聴きました。
(中略)
ちなみに、ここまで書くのにYouTubeを聴きまくりました。オリジナルを知らない曲が少なからずあるからです。知っていても、オリジナルではない場合もありますので、探さずにはいられない。知っている曲も聞き直したりしてますが、間違っていたらごめんなさい。
こういう風に書くと、「あらかじめオリジナルを教えてください」と言っているように受け取られるかもしれません。ちょっと違うんです。
オリジナルを知らなくても、すごく楽しく聴いています。調べたいというのは、私のしたいことなのです。調べて視聴して、「ああ、こういう人が演奏していたんだ」、「けっこう違う雰囲気になるんだな」などと新たな印象を抱きつつ、またライブのことを思い出す。炙ったイカをカジカジしながら、お酒をチビチビ飲む感じと似ているようにも思います(八代亜紀さんですか)。ですので、とても楽しいです。
(中略)
知っている曲が多い方がライブを楽しめるという方もいらっしゃるでしょう。そうですね、安心して聴けます。それに加えて、知らない部分とか、知りたいと思わせてくれる部分がたくさんあるともっと面白いなと思うのです。新しいことってワクワクします。
(後略)
ーーーーーーーー過去の文章終わり↑
このときは2度目だったのですね。
しかし、長い文章😅
中略のオンパレードです。
何か、きのうnoteに書いていたことと似ている気が果てしなくします。それに、5年以上前なのに『オデュッセイア』を書いていますし、つくづく自分は変わってないのだなあと頭を抱えました。
よくよく考えると、24~5歳の頃高円寺に住んでいたときから変わっていないのかもしれないと猛烈に思いました🙍
変わったところがないわけではないですけれど。
上に挙げた曲できのう演奏されたものもありますが『Proud Mary』(CCR……クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイバル)、『Honky Tonk Woman』(The Rolling Stones)などなど、別のナンバーもノリノリでカッコヨカッタ。RCサクセションの『スローバラード』がかなり沁みました。
近年の一番大きな変化は、
八代亜紀さんがおととしの暮れに他界されたことです。ですので、きのうは八代さんの曲もしっかり演奏されていましたし、当時は仮歌担当だった多田さんも、しみじみと力強く歌われていました。
私は八代亜紀さんの熱烈なファンというわけではありませんが、『舟唄』が一番好きです。柔らかなハスキーボイスと情景のある歌詞は唯一無二のものだと思います。
本当に。
風景ではなくて、情景です。
今回は伊東ミキオさんがソロアルバム『Roll』をリリースされたのを筆頭に、梅津さんの毎年恒例『大仕事』、多田さん、藤井さん、サンコンさんのライブ、中條さん関連のライブ@JIROKICHI(ジロキッチャーですね)など、皆さんの話題も盛りだくさんでした。詳しく書けなくてごめんなさい。
![](https://assets.st-note.com/img/1738885183-pnH3P5X7LtCKqfSz0ymN2wod.jpg?width=1200)
楽器も歌もすべての音がきれいに、クリアに聴こえた夜でした。本当にいい音でした♥️
これからもぜひお願いします。
帰り駅に向かう途中、
月と木星を見ました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738885077-rPDwxYn7tqToHLIEQeavj3MJ.jpg?width=1200)
そして珍しく、月光冠(げっこうかん) という気象現象が撮れました。微妙な写りですけれど。
![](https://assets.st-note.com/img/1738885136-LdNzKb30cZvXPFsJTploWIE2.jpg?width=1200)
言い伝えではおおむね吉兆といわれるようなのでおすそわけします。
それではやっぱりこの曲で。
八代亜紀『舟唄』
昭和の演歌、などとおっしゃらず……そうなのですけれど、豊かな表現やブレイクの緩急は素晴らしいです。
合掌。
それでは、お読み下さってありがとうございます。
尾方佐羽
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