【目印を見つけるノート】121. 海へいきたしと思へども、あまりにも遠し
きのうの夜、空がこのような感じでした。
右から月、木星、土星だと思うのですけれど、合っているでしょうか。あれ?他にもあるような。
木星をまじまじと見たことがないので、新鮮でした。木星ではなかったら、ゴメンナサイ。
作家、久志芙沙子さんのドキュメンタリーを朝から見て、書くということについてしばらく考えました。
75年前の8月1日から2日にかけて富山が空襲に遭いました。地方都市への爆撃としては、広島、長崎をのぞいてもっとも大きなものだったそうです。
⚫それほど海は遠くないのですが
「海へ行きたい」とときどき書いていますが、実はそれほど遠くない場所に海があるのです。東京港ですね。大井や晴海はそれほど遠くではありません。
大井に行くと、コンテナがたくさん見られます。埠頭まで行くことはあまりないですね。海というよりも、貿易の拠点ぐらいの認識なので、その目的以外で行く人はあまりいないかもしれません。
もちろん、海岸として整備されているところもあります。お台場海浜公園や城南島が有名でしょうか。城南島は潮干狩りもできるので、ファミリーで一日過ごすにはうってつけです。東京の小さなオアシス。
ただ、遊泳ができる海ではないですので、私などは他県にまっしぐらです。今は無理ですが。三浦半島とか外房とか伊豆ですね。伊豆は岩場が多いので下田の方まで行ったりもします。
東京港と書きましたが、昔、3カ月ほど船会社の輸入代理店で働いていたことがありました。仕事は主にD/O(Delivery Order……荷渡し指図書。船会社が貨物の引き渡しを指示する書類)の発行で貿易業務としては初歩といえるでしょう。
貿易業務や輸出入をしたことのあるかたはよくご存じでしょうが、大雑把にいうと輸出元(荷主)→船会社→乙仲(※)→荷受(船会社の代理店)→輸入元という流れだったと思います。用語とか合っているでしょうか。忘れています。今は乙仲を通さない場合もあるようですね。
※乙仲(おつなか)というのがたいへん説明が難しいのですがこれまた大雑把に、船荷の積み降ろし、船会社が発出した書類(BL、Bill of Landing……船会社が船積み地点での貨物受け取りと、指定の目的地までの運送及びその荷揚げ港で貨物受取人に貨物を引き渡すことを約した有価証券貨物の所有権を表す証券)にもとづく通関業務、運送をまるっと引き受けるところです。
このBLで荷の輸送が行われ、D/Oで完結するという対の形になっています。船がいつ、どの港に入るかということを確認した上で発行するのですが、集中するときは1日にいくつもあるので、初心者はマゴマゴしていました。
ちなみに、上に書いたようなことの説明はありませんでしたので、自分で貿易実務の本を立ち読み!して覚えました。あ、たまに山九(乙仲業務を担う海貨会社)の担当の方に教えてもらいました。
いちばん扱いが多かったのは「石」でした。Granite stoneっていまも覚えています。
「御影石」です。用途は推して知るべしですが、重いだろうな、喫水だいじょうぶかなと要らぬ心配をしていました。
ちょっとの間でしたけれど、船が好きでしたのでいい経験をさせていただきました。
でも、やっぱり個人的に、海という感じではないのですよね。船という感じではあるのですけれど。
⚫お籠りクラフトとばら
真田紐シリーズ、少し作ってみました。
今日は委託販売のところに月の精算に行くので、少し置いてみようかと思います。パイロット版というところでしょうか。紐のコストがあるので、いつものアクセサリーよりは高めにするかもしれません。
まだまだつぼみが出よる~。
それではまた、ごひいきに。
おがたさわ
(尾方佐羽)
追伸 きのうは寝つけなくて、モンゴルの草原の映像をしばらく見ていましたが、うつらうつらと見た夢の出演者はマルチカラーのアメンボでした。
この曲の入ったアルバムも、眠れないときにぴったりだと思って聴いていましたが、マルチカラーのアメンボはどうして出てきたのだろう……謎です。
THE GROOVERS『欠けた月が出ていた』