【目印を見つけるノート】107. 『今日から俺は! 劇場版』を見ました
きのうは映画『今日から俺は! 劇場版』を子どものリクエストで見に行って、帰ってからTHE GROOVERSさんのライブ配信を視聴しました。
なんという1日なのでしょう。
自分でも濃すぎるなと思った1日でした。
映画の前に携帯は残量ゼロになりまして……コメントの返信が軒並み遅れましたこと、申し訳ありません。
今日は順番で映画のことにしますが、
ライブ、すごくよかった。
すごく。
再生しながら寝落ちしました。
もっと見たいよ病です。
⚫映画は99%子の付き合いですが
『今日から俺は!』は同名のコミックスをドラマ化→映画化したものです。80年代が舞台で中高生のファッションもそのイメージになっています。「ツッパリ」ですね。
ネタバレになりますので滅多なことは書けませんが、少し輪郭を強めにしているのかなと感じました。まだ公開3日目ですものね。テレビでたくさん出ていましたが、ネタバレはできません。
ファッションについて言えば、私の中学時代の雰囲気に似た部分もありました。
他のところは分かりませんが、私の出身中学は東京では最も「荒れている」といわれたエリアにありましたので。でもファッション以外はどうかなあ。まあ、「言われてみればそうかも」というぐらいです。
私のいた中学は、ということですので全国共通ではないかもしれません。
私はギターとロックにはまって、ツッパることはなかったのですが、中学ではそうでもそうでなくともフラットでした。ある意味、みんな好きなことをしていました。悩みなどはみんなあったでしょうが、今でいう「いじめ」はほぼなかったと思います。弱いものいじめはもっと少なかったと思います。私は知らないです。
三橋くんと理子ちゃん、今井くんと谷川くんのように、ツッパリとそうでない子が親友というパターンもとても多かったです。相手の領域は侵さない。違いがあることを前提に付き合う。
そこは、『今日から俺は』の主人公たちと一緒ですね。中学と高校という違いはありますが。
何より、対するのは常に自分より強くて理不尽なものでした。
ですので、いまのように、ひとりの人をよってたかって追い込むということを見ると、とてもおそろしい。それはネットだけではないということも知って、さらに驚愕しました。
「殺伐」という言葉しか思い浮かびません。
⚫龍ちゃんのこと
三橋くんを見ていたら、龍ちゃんにそっくりだなと思いました。中3のときのクラスメートです。本当は「龍ちゃん」ではないのですが、便宜上そう呼びます。
三橋くんにそっくりということで推し量っていただけると嬉しいのですが、普段は人を食ったようで、とことんおちゃらけているのです。極力喧嘩はしない。でもとても強い。たぶん。
たまにばんそうこうを顔に貼っていて、まあそういうことがあったのかなという感じ。
何より、龍ちゃんは学校にあまり来ないのに、頭がいい。私はお恥ずかしながら数学を教えてもらったことがあります。タイプもグループもまったく違っていましたが、龍ちゃんとは男女を含めた他の子以上に気安く話せました。
ホームルームの時間。
副担の先生が尋ねます。
「Mくん(龍ちゃん)は?」
同じ班の私はきょろきょろします。窓の外も。
「あ、校庭のすみっこにしゃがんでる。呼びますね」
そして、ガラガラと窓を開けて、
「りゅうううちゃあああああん!」と呼びます。気づいてくれました。
「先生が、ホームルームだから来なさいってええええ!」
音量120ホーンぐらいでしょうか。ベンチからセンターに届くぐらいです。
龍ちゃんはOKサインを出しました。
窓をガラガラと閉めて、
「今来るそうです」と私は席につきます。
そのような面白いことを日々していました。
荒れていたと巷ではいうけれど、子どもから大人にちょっと入りかけた頃、あのようなフラットな場所にいられたのは幸せなことだったと思います。
その後を生きる希望の種だったと思っています。
矢沢永吉さんや横浜銀蠅さんやクールスも流行っていましたけれど、QUEENも流行っていましたよ。今日はブライアン・メイさんのお誕生日なのですね。
あの頃、QUEENの来日公演のラジオCMでかかっていたこの曲が一番好きでした。
明るくて。
ロックで一番はじめに好きになった曲かもしれません。『Now I'm here』
ああ、その頃をテーマにした小説も書きました。4話まであります。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/718169096/episode/963205
ツッパリものってあまり見ないのですけれど、子に連れられて映画館参りというのもいいですね。やたらとアドレナリンが上がってしまいました。ヤバイかも。
映画はそれぐらい、とても面白かったです。
⚫お籠りクラフトとばら
今日は、チェコビーズのブレスレットです。大人がつけられる「かわいい」を意識しました。
珍しく手タレも登場。
ばらはおひさまを浴びています。
それではまたごひいきに。
おがたさわ
(尾方佐羽)
追伸 映画館で、三浦春馬さんのニュースが飛び込んできました。『世界はほしいモノにあふれてる 〜旅するバイヤー極上リスト〜』(NHK総合)を画面撮影するぐらい毎週楽しみに見ています。
いま過去形にはできない。
今日はテレビは消しておこうと思います。
近い人のためにそっとしておいてあげたいです。
ただ、ただ、心よりご冥福をお祈りします。