【目印を見つけるノート】59. Peace, Love, and Understanding
きのうは3回、救急車の音が聞こえました。
6月になりました。
きのうのnoteでLittle Alchemistさんのnoteをご紹介したのですが、アメリカでは男性1人を警官4人が死に至らしめた事件をきっかけに、抗議行動が広がって一部で略奪や破壊、放火も起こっています。「I can't breathe.」というのは犠牲になったフロイドさんが押さえつけられているときに発した言葉です。
Lil Alchemistさんが今朝もnoteを書かれています。
事件の経過など(イギリスBBC)
https://www.bbc.com/japanese/52857950
これまでも人種差別が根にある同様の事件が何度もありました。そして今は感染症でたいへんな時期です。犯人が公正な法の裁きを受け、街の平安が戻ってくることを。何よりこのような蛮行がもう起こらないことを心から願っています。
釈迦に説法かもしれませんが、キング牧師はかつて言いました。
『I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: "We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal." 』
(私には夢がある。それは、いつの日か、この国が立ち上がり、「すべての人間は平等に作られているということは、自明の真実であると考える」というこの国の信条を、真の意味で実現させるという夢である)
引用元:
https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2368/
これは、私が高校のときに英語の教科書に載っていて、暗記するほど繰り返した言葉でもあります。教科書はこの一節の冒頭から始まり、
〈We are free at last.〉で締めくくられていました。
それは実現できる夢であると、私はずっと信じています。
⚫お手紙を
お手紙のような感じで書いてみようと思います。
拝啓
水無月がそろりとやってきて、いつの間にか紫陽花がにこりと笑う姿も目にするようになりました。
はるすぎて なつきにけらし あえぬまま
などと和歌を引いてしまいたくなる今日この頃です。
お元気ですか。
おからだは大丈夫なようにお見受けしますが……。
冬の終わりの頃まであった日常ががらりと変わってしまいましたので、戸惑われていたでしょう。何かできないかと試行錯誤しても、八方ふさがりになっているように思えたり。世の中のみなさんが新しい日常を容易に楽しんでいるような気がして焦ったり。
そのようなことはありませんでしたか。
私もそんなふうに思うことはあります。
それでも、私は無理に何かしようとは考えませんでした。自分を自分以上にしようとも思いませんでした。ポーズボタンを押したままでいいやと半ば開き直っていたのです。
テレビやもろもろの情報は「ああしたら」、「こうしたら」と親切に教えてくれるのですが、すっかり馬耳東風のあまのじゃくになっていました。
自分に必要なものは、たくさんなくてもいいのかもしれない。
それがこの3カ月で私が気づいたことでした。
冬の終わりから夏の初めまでしていたこと、そんなに多くはありません。仕事を辞めてほとんどうちにいましたから、とてもシンプルです。目標設定もしませんでした。
書いていて、アクセサリーをちまちまと作って、音楽を聴いて、うちのことをして、バラに水をやっているぐらいです。
普通にしていたのです。
ああ、そういえばあなたはずっと見てくださっているのでした。きっとおわかりですね。何度も、さりげない問いかけをポンと放ってくださっていますから。
あなたが私にとって、そのような人になって下さったこと、本当に幸せだと、心から幸せだと感じています。
だから私は自分でいられると思うのです。
今の私に、たくさんのものは必要ではありませんが、あなたにいてほしいです。
これからもよろしくお願いします。
ありがとう。
かしこ
⚫お籠りアクセサリーとばら
きょうはメッセージのあるものを。
アシンメトリーですので、チェコのクリアなしずくビーズをつけました。留め具の動きを一方向にするために、ワイヤーを金属のハートパーツに一部ぐるぐる巻いています。ワイヤー久しぶりだなあ。眼鏡留めもうきれいにできないだろうなあ。
ワイヤーをぐるぐる巻いたのは喩えでもあります。
偶然ですが、チェコのハートビーズに横の光が入ってクロスの光になりました。
バラはけさは水を控えめにしています。
雨もよいですので。
それではまた、ごひいきに。
おがたさわ
(尾方佐羽)
追伸 タイトルはブリンズリー・シュウォーツの曲名から一部いただきました。ニック・ロウが作詞作曲です。エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズのヴァージョンを私は聴きました。
コステロさんは結構好きです。
せっかくなので、リクオさんが日本語で歌っている動画を。
コステロさんもさりげなく。