ディープラーニングG検定(動機〜準備編)
ご覧いただきありがとうございます。オガタケです。私ごとで恐縮ですが、この度、2020年第3回のディープラーニングG検定に合格しましたので、そのことについて書きたいと思います。主には自らの記録が目的の記事になりますが、今後の受験をご検討の方にとって、少しでも参考になることがあれば幸いです。
※ディープラーニングG検定とは:https://www.jdla.org/certificate/general
1.なぜ受検しようと思ったのか?
理由は、保有資格を増やしたかったから、です。
私は学生時代も含め10年ほどデータ分析に携わっており、データ活用人材は社会的に需要があるのですが、コロナ自粛期間中に「これからも、社会がいつ未曾有の事態に陥るか分からない。なので自分を示せるもの何か少しでもあった方がよいかな…」「資格も持っておこうかな…」と思うに至ったのが、今回の受検のきっかけです。
※プログラミングなど技能面も高めつつですが
資格といっても世の中には星の数ほどあるので、その中でも今の自分の経験やスキルが活かせそうな分野(=データ分析?)、かつこれからの社会において有用な技術領域(=昨今ビジネスの中心となりつつあるAI関連?)ということでG検定を受けることにしました。
※あとは身近に数年前に合格した方がいらっしゃったので元々興味を持っていたというのも受検理由の1つです。
※ちなみに、G検定はまだ歴史の浅い検定であり、本検定は合格後の更新がありません。よって初期の頃に取得された方々と、その後で取得された方々とでは保有している知識が異なります。そのため本検定では合格証に年号を記載することで合格者を区別するようになっています。
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2.受検前にしていたこと
正直、初めは何をどうやって勉強したら良いか分かりませんでした。なので、とりあえず過去の合格者の方々のネット記事をググることから開始し、その後、参考書やWEBニュースを見たりしながら合計で20時間程度を勉強に費やしました。下記ではその際に用いた教材について記載します。
【1冊目】人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
まずは、こちらを読んで人工知能研究の歴史や考え方について勉強しました。本検定では、人工知能にまつわる過去の重要な国際会議や人物の発言内容〜近年の手法、適用例(アルファ碁など)など一連の進歩の歴史的な内容についての問題も多く出題されます。この本では、そうした歴史を把握することができます。
私は人工知能系の専攻出身ということもあり、具体的な手法や比較的新しい事例については既に知っていることも多かったのですが、過去の歴史についてはほぼ学んでこなかったので、この本から得られた情報は意外と多かったと感じます。また、文章、テーマ共に分かりやすく、分厚くもないので、この分野についての知識があまり無い方でも、読み物として「フムフム、へえ〜」という感覚でサクサク読める本だと思います。もし、本検定を受検しない方であっても、これからのビジネスの中でも必要な教養を身につける意味でも良い本だと感じます。
www.amazon.co.jp/dp/4040800206
【2冊目】深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト) 公式テキスト
こちらの本は、1冊目の本で学んだことの確認と定着を目的として用いました。具体的には、歴史関連の復習、機械学習やディープラーニングの手法、および人工知能の実社会応用の例や課題、について知識の確認ができる内容になっています。
www.amazon.co.jp/dp/4798157554
【3冊目】徹底攻略 ディープラーニングG検定 ジェネラリスト問題集 スキルアップAI株式会社
こちらの本は、より沢山の問題を解くことで更なる知識の定着を図りたいと思い、購入した問題集です。問題数も多く、解説もとても丁寧なので、解けた問題も解けなかった問題も解説をしっかり読むことで知識を定着させることができたと感じます。
www.amazon.co.jp/dp/4295005665
【4冊目】最短突破 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)問題集
さらに、試験直前にダメ押しの意味でもう1冊だけ問題集を購入しました。こちらは今年の9月に出た本であり、3冊目の本以上の問題数があり、解説も詳しいのでこちらも知識の定着に役立ちました。また、最新の本ということで、特にディープラーニングの手法周りについての近年の手法や、近年話題の法律や運用上の課題についても掲載されています。近年のことについては、実際に検定の中でもかなり問われるので、対策という意味では、この本以外にもAI白書や、人工知能関連の情報まとめサイト(AINOWなど)を確認しておくのも良いと思います。
www.amazon.co.jp/dp/B08JSLKQ27
https://www.amazon.co.jp/dp/4049110342
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G検定合格のための勉強方法については、本記事の様なnoteやブログ、SNS等を通じて多くのリアルな情報を得ることができます。例えば、Twitter上では「 #G検定 」で検索すると、過去の受検者の方々が、問題傾向や実際の試験時に感じた難しい問題についての情報を多数投稿されているので、参考にされると良いと思います。
ちなみに私の場合の勉強方法は、上記の本を購入して、問題集は2周ずつ程度をこなし、不安な項目はメモとして整理しておき、日々の隙間時間にAINOWなどの情報まとめサイトをチェックする、といったものでした。ちなみにネット上の過去の合格者の方々の中には、AI白書を法律関連を含めた時事問題対策として購入してされいる方もいらっしゃる様でしたが、購入単価が高く、また読むというより試験中に調べるためだけの目的で購入されている方が多そうな気がしましたので、少し勿体なさを感じて私は購入しませんでした。
以上、少し長くなってしまいましたので、「受検中〜受検後」は別記事にしたいと思います。ここまでご覧いただきありがとうございました。