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「不登校 子のこころ親知らず」漫画全話

去年「西日本新聞社」で1年間連載させていただいていた不登校さん親子の漫画を新聞社さんから許可をいただき、こちらに無料掲載させていただくことになりました。
商業雑誌とは違うタテサイズの紙面をいただき、「雑誌やWEBとも違うコマ割り構成をしてみたいな」と、少し挑戦的なコマ割りをしてみた漫画です。右側は親の気持ち、左側は子どもの気持ちを書いており、途中同じ事象を組み込んでいます。同じ時間と同じ体験をしているのに、心はすれ違う。そんな不登校親子の気持ちのズレを漫画で表現してみました。
原作はあおいさん。あおいさんは、実際に不登校のお子様を持つお母さんです。私とあおいさんは、古くからの友人で、ある日私が彼女の「子どもが不登校で悩んでいる」という悩みを聞いたところから、この話が作られました。
「子どもが不登校になるのは親のせいだ」と切り離すのはとても簡単です。実際は親はできるかぎりのことを挑戦し、積み上げた積み木を崩され、それでも立ち上がり、子どもにできることを探しています。
そんな親子の1年間(4月から3月まで)のお話です。

子どもが学校へ行かなくなったとき、親は原因を探ります。子どもはうまく言語化できないモヤモヤを抱えています。
「殴ってでも連れて行く!」「そっと見守る(でもいつまで?)」「何もしないって放置じゃない?」「病気が原因かしら?」「今の学校制度が―」悩み模索し答えは見つからず焦る日々。
色んな不登校さん親子の取材をして、何か糸口は見つかるだろうか?と漫画を描いていました。人生と同じで、子育てもそう簡単に答えは見つかりませんでしたが、親も自分たちだけで悩まないで誰かに頼ること、自分の人生も大切にして自己犠牲しないこと、今は色んな選択肢があることなどを知るだけでも、リラックスして次のステップへ進めるのではないかなと思っています。