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わたしの幸せな結婚 アニメ2期20話の感想/初心な二人の初詣と美世の本心に迫る清霞に胸キュン♥
※ネタバレ注意
当方は、原作を何度も読み込んでいるかなりディープなファンですので、その点ご了承ください。
20話のサブタイトルは「年明け、ざわめき」
冒頭は大晦日の夜、縁側で閉め切ったガラス戸ごしに雪を眺める二人。やがて清霞の手が美世の肩を引き寄せ・・重なり合う二人の影。
シルエットだけのセカンドキス来ました~♪(*/∇\*)キャ
そしてOP。
翌日、年が明けて初詣に出かけてゆく二人。
昨夜のセカンドキスを思い出しては一人悶々とするあまり、つまずいて転びそうになる美世さんをとっさに抱きとめ支える清霞。
清霞と共に歩きながらの美世さんの心の声に爆笑。(≧∇≦)
(‥こんなに意識しているわたしが破廉恥なだけ・・⁈
わたし破廉恥なのかしら⁈)
いえいえ、美世さん。あなたは破廉恥の被害者なだけ。(=^ェ^;=)
破廉恥の仕掛人というか、張本人の清霞はいたって憎たらしいほどポーカーフェイスなんですね。(^^:
ああ、でもこういうわた婚ならではの初々しい二人のシーンをしっかりやってくれるところが、ファンとしてはやっぱり嬉しいです。(*^^*)
その後、互いに相手を気遣いながら、例年正月をどう過ごしていたか等を話し、神社で参拝を済ませた直後のこのシーンがもう‥ね、注目ですよ❢❢
何を熱心に願っていたのかと清霞が美世さんに尋ねた後で、
「私は毎年、帝都が平穏無事であるようにと願っている」
「はい、素晴らしいお願い事だと思います」
「・・それと今年はもう一つ願いを追加した」
途中から美世に背を向け、照れくさそうに話す清霞。クスッ( ̄m ̄*)
「お前とずっと‥いられるように・・・行くぞ!」
恥ずかしさを誤魔化すかのように、振り返りざまに手を差し伸べる清霞。その顔にはまだうっすらと羞恥が滲んでいて・・。
この可愛らしさときたら・・これで28才だなんて❢❢(* ̄▽ ̄*)萌え~
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神社の鳥居を後に帰路につく二人の姿に、美世の願いが重なるのがまた良かったです。
(神様、どうかずっと旦那さまの側にいさせてください。我儘は言いませんから‥どうか、ただお傍に‥)
帰路の途中で、異能心教を名乗る男達が檻に入れられた異形を、多くの見物人の前で異能で滅してみせるパフォーマンスに出くわす二人。
だいぶ簡略化されてる感はあったけど、このあたりは原作とだいたい同じ流れになってます。
その後、正月の三が日も明けない内からの出勤で、大海渡と清霞と五道の3人での会議風景。最悪の場合、大掛かりな政変になるかもしれないという堯人様の予感を伝えられる清霞。
そして美世の夢の中・・薄刃邸の庭で話し込む若き日の澄美と直の様子を少し離れた場所から見つめています。
原作の直(甘水)はもっと過激で物騒な話をしていましたが、アニメではだいぶ優し気な印象になっていました。夢の中のはずなのに、振り向いた直と目が合ってしまい、驚きのあまり目が覚める美世。
アイキャッチも今回から秋仕様から冬仕様のものへと変更。
全体の色合いからして、紅葉と実りから雪景色を連想させる白と水色を基調とした図柄になっていました♪
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アイキャッチの後、美世は清霞の運転する車で宮城へと移動し、現地で葉月とゆり江と合流します。17話では清霞の職場・対異特務小隊の屯所内で警護されていたのが、今度は堯人様の住まわれる宮城内での警護に切り替わり、敷地の広大さと建物の荘厳・華麗さを実際に見て堪能できるというのは、さすがアニメならでは!ですね❤
鷹倉に案内され、部屋へ向かう途中で新も登場。長い廊下を歩きながら、宮城内で美世の護衛役として甘水と遭遇した時の対処法を清霞が新に告げる場面。
「万が一、何かあったら手段を選ぶ必要はない」
「甘水を捕らえる必要はないと・・」
「あれを捕らえておけるのか? 美世を守ることが最優先だ。
いざという時は・・」
清霞は新の肩に手を置き、間近で意味深な視線を交わし合う。
原作では美世も葉月も交えた打合せの場で、さらに具体的で突っ込んだ会話が交わされるのですけど・・。
二人とも役職とか職務遂行以前に、美世のためなら・・
―― 自分の手を汚すことすら厭わない ―― 男達の並々ならぬ覚悟が窺える一幕でした。d(⌒ー⌒) グッ!!
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それぞれの部屋へ荷物を運んだ後、葉月、ゆり江、美世、新の4人で昼食となります。まるで時代劇に出てくる上様の謁見の間のような、かなり広大な空間の大広間のような場所での食事。
そこで美世は自分の見た夢について知る為にも、改めて自分の異能について新に教えを乞う。そこで新に言われたことが・・。
その後、美世にあてがわれた部屋に突然清霞がやってくる。いろいろと心配する清霞に新から聞かされた内容を告げる美世。
「わたしの力の覚醒を何かが押しとどめていると新さんに教えても
らいました。自分ではあまり自覚がなくて」
「何か、美世の中で押し込めている気持ちがあるなら、話してみた
らどうだ?」
「え⁈」
「異能の制御には精神の影響も大きい。美世は何でも心にフタをす
る癖がある。それに私も美世のことをもっと知りたい」
「美世、私のことはどう思っている?」
美世の顎に手をかけ、尋ねる清霞。
ええっ⁈ いきなり直球で聞いちゃうの~⁈って感じ。^-^;
しかし、美世が動揺し、答えに窮した素振りを見せると、
「‥すまない、忘れてくれ・・」
顔を逸らしつつ、謝罪する清霞。そのまま立ち上がりそそくさと部屋を出てゆく。
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ここの場面は原作にはなくて、完全にアニメオリジナルですね。
自分の恋心を自覚し始めた清霞が、美世の方はどうなのかと気にして、何かと彼女の気持ちを聞き出そうとするのです。
恋に落ちるとせっかちなO型ならではの悪癖=相手との距離を限りなくゼロにしたがる、一種の同化願望みたいなものが発動する感じ。
常であれば、清霞ももう少し余裕を持っていられたかもしれませんけど、甘水の魔の手が政府と軍の内部にじわじわ迫ってきており、いつ政変が起きるかもしれない状況下とあっては、軍人である清霞もけして無事でいられる保証はない訳で・・。
実は、原作の6巻で事前に堯人様の天啓により、清霞は秘密裡に自分に降りかかる災禍を知らされていることが判明します。なので、それが5巻のどの時点かはわからないけど、下手をすれば死と背中合わせの窮地に陥る自分の未来を知らされ、美世さんの気持ちをできれば知りたい誘惑に駆られても仕方ないかなって・・。
また、美世さん自身が抱える事情については、おそらくは次回以降明らかになってゆくでしょう。
※清霞のことをもっと知りたくなった方はこちらの記事もお勧めします♪
ラストは、清霞が宮城内に設置された対異特務小隊の天幕に戻り、術を使ったリモート鏡⁈を使い、薫子と会話をする場面。
その場には五道もいて、彼女を裏切者に仕立て上げた一件の裏付け調査をしていた。旧都に戻った薫子から、改めてわかった事実内容の報告を聞いた清霞が思案顔でつぶやく。
「これで疑念が確信に変わった」
「甘水直に加担する何者かが国の中枢に入り込んでいる‥!」
一方、宮城内では薄暗い廊下で壁にもたれたまま、腕組みをして考え込む新の姿が・・。
いよいよクライマックスに向けて、いろんな伏線が散りばめられてきた感じですね。来週に期待です♪o(^-^)o
【追記~最近、気づいたわた婚の魅力❤】
ところで、以下の文章は、原作小説5巻からの美世さん視点での描写です。
<毛糸の手袋をした手で、見えなくとも赤いとわかる両頬を覆う。こうして隠していないと、ひとりでいかがわしい妄想に耽り、真っ赤になっている頭のおかしな女になってしまう。>
で、こっちが清霞視点での描写。
<「隊長? 何か卑猥なこと考えてます?」五道の失礼千万な問いかけで、清霞は我に返った。時間はまだある。それに、最低でも一日一回は美世の顔を見に行くつもりだから、毎日少しずつ、じわじわと問い詰めて ―― 。いや、それでは粘着質ないやらしい男と思われるかもしれない。>
こんな感じで、シリアスな中にもヒロインの美世さんだけでなく、清霞のことも原作小説では毎度毎度いい感じに翻弄し、いじり倒してくれているんです。ププッ ( ̄m ̄*)
読者的には、ええ~⁈ まさかこんなこと考えてるの⁈ 面白すぎる❢❢って感じ。(笑)
二人とも異能者としては、最強・無敵に近い稀有な存在でも、恋愛スキルの方は、さっぱり‥なので作者様もよりおちょくり甲斐があるのでしょうねぇ‥。(特に清霞の方は、これからますます面白いことに・・♪)
こうした独特の滑稽さ・ユーモラスなニュアンス、テイスト感こそが今作ならではの“顎木マジック”とでも言うべきもので、きっと私を始め、多くの読者を魅了してやまないのだと思います。(*^^*)
※今度の新刊の内容は、新婚旅行だそうで‥。(*^▽^*)わぉー
それでもやっぱり、容赦なくいじられ、おちょくり倒されるんだろうな~って気がします。(⌒‐⌒)
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