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わたしの幸せな結婚 アニメ2期21話の感想/枕を並べての熱い告白にドキドキ❤

※ネタバレ注意
当方は、原作を何度も読み込んでいるかなりディープなファンですので、その点ご了承ください。
 

21話のサブタイトルは「夜の宴と遠望に映る雪」


個人的に今回は“婦女子の会”だけで、同衾話はてっきり次回になると思っていたんですね。まさか両方とも一度にやってくださるとは・・。w(゜o゜)wわお!
しかも、今回は実にほど良くいい感じにまとめてあって、とても感心しちゃいました♪
 
冒頭は、清霞と大海渡少将で、本日行われる御前会議について話しています。
そして実際の宮中での会議の場面。上座中央に堯人さまが座し、周りにずらりと各省庁の大臣達が並び、勝手に意見を言い合う姿とそれをつぶさに観察しながら、内通者を見極めようとする側近の鷹倉。
やがて、堯人さまからの謝罪と今後の方針が語られ、OPへ。
 
OPの後は、風呂上りの寝間着に上着をはおっただけの姿で葉月の部屋を訪れる美世。するとそこにいたのは・・。
原作でもやっていた“婦女子の会”。参加者は原作と変わらず、葉月とゆり江。そしてタカ子さま。(笑)あと遠隔地からリモート鏡で参加の薫子。ただやはり、内容の方は原作とは違っていて・・。

婦女子の会のはずが、なぜかあの方のお姿も・・。(^^;


原作の方では、最初に酒など飲んでいて大丈夫なのか心配する美世に対して、タカ子さまが雪が降っていなければ大丈夫・・等の話をされ、薫子は早々に酔いつぶれて離脱してしまうし、葉月にはなぜ本心を清霞に伝えないのか核心に迫られて、美世さんが泣き出す場面もあったのですけど・・。(^^;
 
アニメでは、美世だけオレンジジュースで、他のメンバーは熱燗で宴会をした後、人生ゲームのような双六遊びをして、そこで酔いつぶれ寝入ってしまったタカ子さま(実は狸寝入り)に毛布をかけた後、ゆり江さんが退出。
 
それから女だけの恋バナへ突入。
葉月がまず薫子に五道のことを異性としてどう思うかを尋ねると、「しばらくもう恋はしない&怖い」という答えが・・。
それに美世も同意したので、葉月が自らの体験‥離婚話を交えながら話し始める。
「要はね、離れがたい人だと思うなら、愛を伝えあって切れない絆
 をつくっておくのが大事ってこと」
「人生は短いのよ。怖いなんて言ってる場合じゃないんだからね」
美世の手をとって語りかける葉月。
「突き進むことを恐れないで。これが不器用で妹思いの姉からの助
 言」原作ほど直球で追い詰めることなく、優しく背中を押す感じ。

自分の離婚体験を元に、先輩として恋の助言をする葉月。


その後、薫子も葉月も卓に突っ伏して寝入ってしまい、一人片付けをしていた美世にいつの間にか起き出したタカ子さま=堯人が話しかける。
「天啓の異能は恵みであり、軛(くびき)だ」
「持て余しているその力と孤独に向き合わねば、果たすべき責務
 を果たせぬ」
堯人の瞳の色は、数あるパワーストーンの中でも進むべき道を示してくれるアイオライトを連想させますね。
「雪に乱れる夢見草が、夜の帳をおろす」
なにやら意味深な言葉で未来を告げる堯人。ここで、アイキャッチ。
 
アイキャッチ後は、翌日の夕刻、夕食を共にした後、清霞を見送る美世。
その後、やってきた新と会話する。
 
「もし、久堂さんに言えないことがあるなら、俺が聞いてもいいで
 すよ」唐突に美世の手を取り、真剣な顔で告げる。
「君を困らせるものは、全部俺が壊します」
かつて甘水が美世の母・澄美に言ってたのと同じことを、ここで新が口にすること自体がもうヤバすぎる・・って感じ。(^^;
 
で、このタイミングで思いがけない来訪者が。道に迷ったとか言いながら、薄刃の精神干渉の力をカネで手に入れようと話を持ちかける文部大臣。それに新が激高し、揉め事になりかけたところに鷹倉が警護の者を引き連れて駆けつけてきて、渋々退場。去り際の秘書官のセリフがまた実に怪しくて‥。
 
さて、いよいよここからが二人の同衾劇場です。(笑)
夕刻の闖入者騒ぎを聞き付け、清霞が心配してやってきて、今宵は美世の警護を兼ねて、ここで休むことになった清霞。
入浴を済ませた美世を部屋まで送り襖を開けた瞬間、驚く清霞。
「‥わたしのお布団って、こんな形でしたっけ?」
「堯人さまの仕業か・・謀られたな」
アニメでは省略されてますけど、原作では、「堯人さまの指図なら、私の寝床は他に用意してはもらえんだろうな・・」と、清霞は別の部屋で寝る選択肢をあっさり諦めてしまいます。

堯人さまの策略により、用意された布団を前に呆然とする二人。


 自分はいいから相手に布団で寝るよう勧めては互いに譲らず、しばし睨み合う二人・・。結局、二人背中合わせで、一つの布団で寝ることに・・。

(どうして、こんなことに・・)
「眠れないのか?」
「あ、はい‥」
「では、眠れるようになるまで、少し話すか・・」
「わかり‥ました」
 
原作では睡魔が訪れるまで、互いに一つずつ質問をしあうことにするのですが、そこはアニメでは省かれていて、それでいて原作のやりとりとほぼ同じ会話になっています。
 
最初は、困っていることはないか?とか、お仕事辛くないですか?とか、当たり障りのない質問などをして、そのうちに・・
「お前はどうだ? 私の婚約者になって数ヶ月経つが、後悔などし
 ていないか?」
「そんな後悔なんてしていません」
「・・そうか」安堵した顔をする清霞。
「‥身勝手かもしれないが、もっと聞かせてくれないか? お前の
 言葉を‥」
「えっと‥だ、旦那さまは‥」
「ん?」
「恋という感情を、おぼえたことはありますか?」
 
聞かれて、清霞は美世に背をむけた状態から仰向け状態へと身体の向きを変える。
この時の仰向け状態の清霞のドアップ顔がエロすぎてヤバいんです❤(20:41頃)ドアップなのは時間にして0.何秒‥ほんの一瞬なんだけど、ホントに受け專女的にはマジで襲いたくなる色っぽさで、もうクラクラ❤❤ 

ところで、原作での清霞の答えがこちら。
「正直、これやあれが恋、恋愛なのだと確信した覚えは特にない。
 私は誰かから向けられる感情にも、己の感情にもあえて鈍感で
 いたのだと、今ならわかる。真面目に相対することから逃げて
 いたと。だから、ない」
原作では不真面目さゆえに逃避していた・・という答えだったのが、アニメでは、あえて<恐れ>という言葉にすり替えられています。
 
「恋か・・これやあれが恋‥恋愛などと確信した覚えはない。だが
 今ならわかる。私は誰かから向けられる感情にも、あえて鈍感で
 いたのだと。怖ろしかったのかもしれない、真剣に相対することが」
 
そうして、美世さん自身の心にフタをしているもの~恐れ~の方へ話をもってゆき、その後の清霞の一方的な“告白”へとつなげている・・・この辺の流れは見事だと思います♪
 
「美世はどうなのだ? お前も何かを恐れているのではないか?」
「旦那さま⁈」
「私は、頼りないか?」
「そんなこと‥はっ‼‥ああ‥」
ありませんと言おうとして振り向いた美世の眼前に清霞の顔が❢
驚きで固まる美世。
清霞の手が美世の手を掴む。はっと息を呑む美世。
「美世、私はもはや以前とは違う。もっと多くを手にしたいと望ん
 でいる。できるなら、もっと深みに嵌まっていきたいとすら願う。
 他でもない、お前と‥」

振り向いた先には、清霞の顔が・・あまりの近さに驚きで固まる美世。

 
原作ではこのセリフの後、「お前はそれを、そんな私を浅ましいと思うか? 道を踏み外しているように感じるだろうか」とまで言っています。

なぜなら、“恋仲になりたい”・・この時代、一般庶民と違い、上流階級の家柄においては親の決めた相手と見合いし、結婚するのが当たり前で、それ以外の選択肢=男女の自由恋愛というものは禁忌(タブー)を犯す行為に等しい感覚なんですね。
だから、不倫じゃないけれども、世間に奇異な目で見られることになるかもしれない・・それでもいいか? お前にはそこまでの覚悟があるのかを聞いている訳なのです。
 
とにかく、現代では「恋人=夫婦」という感覚が当たり前なんだけど、わた婚の時代背景としては、「見合い結婚=いたって普通」で「自由恋愛=やや不道徳」の感じで捉えておく必要があります。
 
特に美世の場合、実家で継母に虐げられてきた大元の原因は、美世の母・薄刃澄美との婚姻を斎森家の先代当主(美世にとっては祖父)が推し進めたせいで、当時斎森真一と恋仲であったのに無理矢理別れさせられたことを恨んでのことでした。
そうした美世個人の事情と社会的な時代背景とが重なり合っての美世の戸惑い・困惑であり、さらには清霞の一連の問いかけの意味でもあるのです。
 
一方、アニメにおいては、あまりそのあたりには深く触れていないようです。ただ尺を縮めるために上手くまとめた感じがしますね。
特に今回「私は待っているから・・」の一言を足したのが美世への気遣いを感じられていいと思いました。(^^)
 
とにかく、ここのシーン、ひたすら二人の顔のドアップで、下手な作画だとかえってムードぶち壊しになるところでしたけど、超うっとりする美しさで・・❤ 
ここまでのクオリティの高さでやってくださって、もうスタッフの皆様には感謝しかないです❤❤

この美貌で間近に迫られたうえに、熱い告白を聞かされ、激しく動揺する美世。


 ああ、でも本当に、こうして実際目で見てわかる美世の居たたまれなくなる気持ち。(;>ω<)/ ひいー あの顔で、あの至近距離で迫られたら、心臓に悪いことこのうえないですよ❢ 
清霞のあの顔はめっちゃ綺麗だけど、女性にとっては、間近での正視はドキドキしすぎて、かえって罪作りなんだというのをつくづく実感させられました。(;^_^AA
 
ところで、<男女における恋愛感情とは、かくも人を狂わせるもの>として、今回美世の恋心を抑圧し続ける要因の一つである継母・香乃子について。
自分から恋人を奪った相手として、澄美さんを恨むのはまだわかるとして、娘である美世さんまでも長年にわたって虐げ続けるなんて、嫉妬にしてはかなり常軌を逸してますよね。llllll(-_-;)llllll ずーん
 
それでふと思ったのが、もしかして澄美さん本人を遠目にでも見て、単に異能の有無だけでなく、彼女の容姿やその凛とした気高い佇まいに、一人の女として完膚なきまで打ちのめされたのでは?と勝手に想像してしまいました。
強烈なまでに劣等感を植え付けられてしまったからこそ、美世さんにもあえてボロを着せて食事すら満足に与えず、どこまでも貧相な見た目にしておいて、夫に“父親としての愛情”すら向けさせるのを許さなかったのではないかと思ってしまいました。
 
で、彼女の娘である香耶も偶然、斎森家を訪れた清霞を直に目にして、その美貌を知ったばかりに、姉への嫉妬に身を焦がす羽目に。
母親同様、自尊心の異常な高さゆえに愚かな行為にひた走ってしまうあたりが血は争えないっていうのか・・。は~(-_-)
 
美世さん的には、母親の美貌のせいで、とばっちりを受け、さらには婚約者の美貌のせいで、はたまたとばっちりを・・ではなかったのかな~と勝手な推測をめぐらせています。(^^;
 
※次回はいよいよ、清霞の●●シーンです。当初の14話の冒頭で美世さんが夢に見たアレです。そして、●くんの登場になります♪

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amane
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