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おじさんの身体の使い方:全てを受け入れろ

前回45歳のおじさんの身体は馬力が出ない、だからスピードを出すのは難易度が高い、ということを書いた。

45歳(おっさん)は、動けないのに疲れるし回復しません

今回は具体的な対策について書いてみる。
(まだ私自身もやれてるわけではない)

最初に:速く走るには「いかに短時間で大きな力を地面に伝えられるか」

前回の練習でコーチから言われてハッと気づいた。
「いかに短時間で大きな力を地面に伝えられるか、だから」
なるほど。間違いない。

陸上短距離は、地面に伝えた力(の反作用)しか推進力に使えない。しかも地面に足が着いている時間は一歩あたり0.1〜0.2秒だ。

より大きな力をより長い時間出し続ければ、より大きく加速できるのだが、“時間”は0.1秒しか無い。

で、どうする45歳:心技体

馬力が出ないおじさんにはツライ現実だが、他の方法は無いので何とかするしかない。心技体を総動員だ。

まず“”いわゆるフィジカルだ。
筋トレで力を強くするのは、おじさんでもあまり苦労しない。だが短時間で発揮できるようにするのが大変だ。

持ち上げる重さよりも速度にフォーカスしたトレーニングを、より多く、気長にやる必要がある。
気長にやるの苦手だ…。


次に“”スキルだ。若い頃と同じ競技に復帰した場合は動きの中で思い出していけば良い。
だが私のように水泳→陸上となると厄介だ。

基本的なところが逆なのだ。
陸上:力を伝えるべき地面とは0.1秒しか接しない。
水泳:力を伝えるべき水と常に接している。
というように。

これは陸上短距離で定番となっているドリルを、その意味をしっかり咀嚼してやりこむことだろう。
とても苦手だ。
私は比較的すぐに表面的な形だけ意外と上手くできてしまう。その状態を崩すのが嫌だ。
上手くやれてるのに、一回ぎこちなくなって、なかなか元に戻らないのだ。
でもやるしかない。

最後に“”。
”のために気長に地道にトレーニング。
”のために目的をハッキリさせてあらためてドリルをやり直す。

ここから逃げて速く走れるようになる方法は無い。
「10代の、いや20代の身体に戻れたら…」とかホントに無い。

そういうことだと受け入れる大人の“”が必要だ。

でもやっぱり馬力のある走りに憧れるよね…

ヨハン・ブレイクとかタイソン・ゲイとかああいう走りを真似してみたい…。
これは、地道なトレーニングとかドリルのやり直しとか、それができた時の自分へのご褒美としてとっておくことにする。

せっかく好きでやってるんだから、ちょっと遊ばないと。(真似するだけで、ホントにそういう走りにはならないけど)


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