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冒険して働いて、みんなで一緒にご飯を食べる幸せ。いわむらかずおさんご逝去に寄せて #14ひきのシリーズ

新聞で知ったのですが、絵本作家のいわむらかずおさんが昨年末にお亡くなりになっていたそうです。

いわむらさんと言えば、『14ひきのあさごはん』や『14ひきのひっこし』をはじめとする「14ひきのシリーズ」で多くの人々に親しまれています。フランスや中国など海外でも翻訳され、国内外で1500万部を超えるロングセラーとなっています。

私も小さい頃、様々な絵本を読んでもらいましたが、この「14ひきのシリーズ」が特に記憶に残っています。同じお話を何度も繰り返し読んでもらいました。

中でも、大家族で食卓を囲むシーンが大好きでした。

いわむらさんのご逝去を知り、久々に「14ひき」の世界を覗いてみたくなり、日中、本屋で4冊を買い求めて読んでみました。

何度も読み返した『14ひきのあさごはん』『14ひきのひっこし』。そしてまだ読んだことのなかった『14ひきのかぼちゃ』『14ひきのもちつき』です。

内容が同一のミニ版もありました

4冊を読んで分かったのですが、「14ひきのシリーズ」は、基本的に家族みんなで冒険や遊び、仕事に取り組み、最後はみんなで丸くなってご飯を楽しく食べる、という流れが共通しています。

のいちごの収穫(14ひきのあさごはん)
みんなでご飯(14ひきのあさごはん)
ぼくらの新しいおうちをつくる(14ひきのひっこし)
みんなでご飯(14ひきのひっこし)
かぼちゃを種から育てる(14ひきのかぼちゃ)
みんなでご飯(14ひきのかぼちゃ)
みんなでもちつき(14ひきのもちつき)
みんなでご飯(14ひきのもちつき)

「こういうことが幸せだよな」としみじみ思います。

家族や仲間と共に冒険し、働き、遊び、最後にみんなで美味しくご飯を食べることが、自分にとってたいせつなことだと再認識させられました。

宿泊施設『f life house』(ちょうど14人くらい泊まれます)も、訪れた人がみんなで楽しく遊び、楽しくごはんを食べられること(+お酒を呑めること)を願いながら、場作りをしています。こういう自分の発想は、きっと「14ひきシリーズ」にも影響を受けているはずです。

みんなで囲める食卓
みんなでつくってみんなで食べる
大人も子どもも一緒に楽しむ

いわむらかずおさん、たいせつなことを教えてくださって、ありがとうございます。

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小笠原 隼人
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