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スピツツ

筑摩書房の「現代日本文學大系」第93巻『現代詩集』(1973。3段組)に、丸山薫『物象詩集』(112~127ページ)。詩「犬と老人」(114ページ)は、「私」が、こいぬ(「スピツツ」)と散歩していると、「老人」が来て、そして犬をなでて「「大切に育ててやりなされ 良い犬になりますぞ」」。いい犬に。そして、この『現代詩集』の月報(第93巻で「月報87」)にも、丸山薫の文章「詩というもの」(1~3ページ)、その最後が「物象に直面した時に特に強く生を感じる。」物象とはなにか?と思ったのだけれど、この文の上にある写真が「マグロ漁船の前甲板に立つ丸山薫」で、マグロ

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