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すみずみまではりめぐらせ


ギャラリー龍屋さんの20周年記念企画展示
《TATSUYA ART COMPETITION SUPER》
#タツコン超

12/9(土)11時より展示がスタートしました!

200名の作家が「魂(soul)」をテーマに
新作を制作し一挙に展示公開されています。

私は、エントリーNo.12
【すみずみまではりめぐらせ】で参加しております

「すみずみまではりめぐらせ」2023年



景色を描く時に思うことは様々で

自分の為でもあり
そもそも誰の為でもなかったり
ただそこに存在するものの美しさや
侘しさやらそんなものを描いたんだとか
人の想いに例えるととか
世の中の摂理や循環について
かけがえのない日常とは    

など

恥ずかしながら
学がそんなにない私ではありますが
知る限りのことを考えて紐付け始めたら
描く理由なんてひとつではないなと思います。

そんな中でも一つだけ言えるのは

何かに注目してみることで
私自身の世界が広がったということです。

目の前のものの見え方が大きく変わるというのを
知ることができたのはとても良いことでした。


現在当たり前にあるものや知識のベースは
誰かが見つけたり作ってきたものであり
今日まで幾度となく試行錯誤され
そこに法則ができたりルールが組み込まれている。

なんとかかんとか
皆が皆と一緒に生きている今日は
それぞれの魂がつないで保たれてきた今日だと
感じられるようになりました。

細かく考え出したら
もっと社会のあれこれもあるけれど
これはそこのことではなく
人々の仕事や文化や命を繋ぐ営みの話としてですね👏

もしかしたら
年齢を重ねて気づく花鳥風月の良さみたいなもので
人生が折り返しにきたものだから
日常が愛おしく感じられ始めただけなのかもしれない…

とも思いますが。

「人体はまるで宇宙だ」

みたいなことを言うじゃないですか

世界の見え方が変わったものだから
そんな宇宙である人体と街が
似ているんじゃないかと思ったのが昨年のことした。

私たち人間が
細胞や赤血球や白血球や
ミトコンドリアなのか腸内細菌なのか
そんなように存在しているとして
血管のような道路を使って様々なものを運び
微弱な電気で身体のすみずみにまで信号を送る

人体よりちょっと大きい
宇宙のひとつなんじゃないの?これも。と。

そして新宿都庁の展望台から見た
立派で美しい街の営みと血のめぐり

「まちもわたしもめぐる」を昨年出展し


今年は更に視点を少し変えて
身体の全てに張り巡らされ電気信号を伝える
末梢神経のような吉祥寺の町の細かい電線たち

「すみずみまではりめぐらせ」を描きました。

「すみずみまではりめぐらせ」2023年

こんな真っ赤な夕焼けに
電気工事士の方の積み重ねた仕事と職人魂
住宅の連なりに美しさを感じました。

短く素敵に作品解説したいのに
いつもこうして長くなってしまいます。

長文の駄文を
最後まで読んでくださりありがとうございました。

20周年記念企画展示は12/23(土)まで続きます!

もしお時間ございましたら
愛知県尾張旭市のギャラリー龍屋で
原画をご覧いただけたら嬉しいです。

更には

WEBでの応援投票も受け付けておりますので
今後の活動の為に何か一言いただけますと幸いです。


🔻作品一覧と投票フォームはこちら🔻

お好きな作品4点を選んで
投票フォームよりお送りください👏

それでは引き続き最後まで
展示をよろしくお願いいたします。

エントリーNo.12 緒方ちか

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