研修や勉強会など学びの機会を最大限に活用する方法
こんにちは(ogaaryo)です。
本日は研修や勉強会の学びを有効活用するための方法をお伝えしていきます。
この記事を書くきっかけは、同じように研修や勉強会に参加しても、人によってその後の成長度合いに大きく差が出るケースが多いと感じたことです。
学びの機会を有効活用している人とそうでない人の差は何か、どうすれば最大限に活用ができるのかを知ることができれば、今後より一層の成長があると考えています。
皆さんにとっても改めて見直すきっかけになれば幸いです。
この記事の対象
🙋♂️研修や勉強会に参加してもいまいち身についている感覚が無い方
🙋♂️学びを効果的に活用していく方法を知りたい方
まずは活用レベルをチェックする
学びを有効活用していくために、現状どこまで有効活用できているのか?そもそも有効活用とは何か?ということを考えてみます。
アメリカの経営学者であるカークパトリック博士が提案した教育の評価モデルをベースにして考えてみます。
✅Level1:Reaction:研修に満足した?
👉「へー、なるほど、知らなかった」などの感覚を持ったか
✅Level2:Learning:理解した?
👉「仕組みや構造を理解することができた」感覚を持ったか
✅Level3:Behavior:行動した?
👉 試すこと。定着。実践で使ってみることができたか
✅Level4:Result:結果を出した?
👉 学びをもとに成果や業績を出すことができる。
こう考えてみると、Level1(研修の満足)で止まってしまう勉強会も多くあるのではないでしょうか?
理想を言えば、全ての研修や勉強会がLevel4、つまり業績につながっていて欲しいです。
ただし、業績や結果というのはコントロールできないことが多いため、自分自身がコントロール可能な範囲で最大限活用することを目指してみましょう。
コントロール可能なレベルはLevel3(行動)です。つまり、実践して定着をさせることが最大の活用と言えます。
ではLevel3(行動)まで活用していくためにはどうすればいいかを考えていきます。
レベル1(満足)からレベル2(理解)へ上げる
まずは満足レベルから理解レベルにレベルアップするためにはどうすればいいかを考えていきます。
レベル2に上がるということは、「へー、なるほど、知らなかった」などの定性的な満足から「理解した」という定量的な状態へ変異することです。
つまり、定量的に計測することができればレベル2になっているということです。
学びを定量的に計測する方法としては「設問を作成して回答する」という方法があります。
レベル2の研修や勉強会を目指す主催者であれば、受講後にテストやロールプレイングを実施し、学びの定量化を図ってくれる場合があります。
ただし、必ずしも主催者がそれを行ってくれる訳では無いので、擬似的に自分で設問を作成してみることをおすすめします。
例えば、受講中に漫然とただメモを取っている人と設問形式でQuestionとAnswerを作成しながら受講している人では理解の度合いが大うことはイメージしやすいと思います。
また、QuestionとAnswerを作成していると、自分が何を理解していて何が理解できていないのかを明確にすることができるため、主催者に質問や相談が行いやすくなります。これによってさらなる学びへと繋がり、理解の深さや正確さを磨き込むことができます。
レベル2(理解)からレベル3(行動)へ上げる
まず、Level2(理解)から3(行動)へのレベルアップが難しいと感じることが多いです。
ただし、このLevel3(行動)ができるかどうかが、成長度合いに大きく関わってきます。
なぜかというと、Level2(理解)でどれだけ理解度合いを上げたとしても、Level3(行動)に移行した時に「理解することはできたが、実際にやってみるとうまくできなかった」という理解と行動のギャップを生まれます。
このギャップを埋めることが成長を促進さることそのものです。
では、Level3(行動)につなげるためにはどうすればいいか。
✅仕事の局面でとにかく使ってみる
✅レクチャーする
✅テンプレートに組み込み、使える局面で取り出す
という方法があると考えています。
まず手っ取り早いのは「とにかく使ってみる」ということです。使えそうな局面を探し、無理矢理にでもまずは使ってみることを意識して実践することです。
ただし、全ての学びを使う局面があるかというとそうでは無いことが多いと思います。その場合には「レクチャーする」と「テンプレートへ組み込む」ことが有効な手段です。
自分で人にレクチャーするということは学びの定着において有効な手段です。学びを使う機会が無い場合には、すぐに誰かに話してみたりブログやツイッターなどで発信してみることも有効です。
次に、テンプレートへの組み込みについてです。学んだことを使えるシチュエーションが巡って来たタイミングで、すぐに引き出せるようにしておきます。
私はEvernoteのテンプレート機能を活用しています。例えば「MTGのテンプレート」「振り返りのテンプレート」「開発で困ったときのテンプレート」などです。
これらのテンプレートを1度作成しておけば、新しい情報を入れた時にその情報をもとにしてアップデートすることができるようになります。情報が流れてしまうことを防げますし、学びの集合であるテンプレートから行動につなげることができます。
まとめ
今回の記事では勉強会や研修などの学びを最大限に活用する方法を考えてきました。
✅学びの活用度をチェックしてみる
✅Level2(理解)へ上げる
✅Level3(行動)を目指してみる
まとめてみると、シンプルではありますが、1つ1つの学びを最大限に活用する意識を持ち、ご自身の学びがより深く、有意義なもとなれば幸いです!
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