マネジメントスタッフが報われないクラブは潰れてしまえ。
「FOOT×BRAIN」(テレ東土曜深夜0時20分から放送)をまとめるシリーズ。
多種多様なゲストを迎え、サッカーを様々な角度から切り込んでいる番組です。めちゃくちゃ勉強になります。
タイトルは今回のゲストである、本間浩輔(ヤフー株式会社常務執行役員)さんが番組内で同じような趣旨の発言をしていました。
自分の中でのアウトプットする場としてこのnoteを作成しているので、番組を見て下さいとういう紹介ではないです。
今回の内容の振り返りの着地として、就活生や体育会で育った人、スポーツビジネスで働きたいを思っている人、地方創生に興味がある人、ブラック企業はつぶれると思っている人、部下、後輩とのコミュニケーションが円満でない人、離職率が高い企業の人など様々な層に刺さるコンテンツになるように作成しました。
結論「変わらないために変わり続ける」
①「20、30代の約6割は給与よりやりがい」
やりがいや楽しく働きたいという働き手の意識の変化に対して、追いついていない(合わせようとしない)企業は人財の確保や企業存続などの面で今後、厳しい局面にぶつかるだろうというのが率直な感想。
あらゆる企業のフィロソフィーで社会を豊かにし貢献していくなどの言葉を多く見るが、従業員がそう感じていない企業にそれを実現することは可能なのだろうかと疑問に感じた。働いている皆さんの「幸せ」「やりがい」感じてますか。私は感じております。
こうした働き手のニーズにいち早く答えたサービスが、シゴトでココロオドルひとをふやす「Wantedly」である。
採用条件や給与などの面ではなく、企業の理念や向かう道筋などを明確にし、共感することにより求職者と企業をマッチングさせる。一つの企業に対する入口の変化や選択肢を作ることはそのものが、今の若者の世代のニーズを捉えており、数字上にもこれだけの成果が出ている。34000社が登録し、220万人が利用するサービス。
新卒、中途などの割合や現在の求職者の人数などは分からない点、多くの企業の中から選ばれるページ、目を引くように各求人企業が作らないといけない点などは企業にとって懸念事項ではある。求職者のニーズ、いわゆるやりがいを感じるなどを重視したサービスがあり、そういったニーズの層を上手く取り込めている。累計220万人が登録したことは間違いないが使用はしていないと思う。この数字はすごい。(他のサイトなどの人数は調べてませんが、、、)
実際、自分の就職先は、社長が話してくれた理念やビジョンに共感して決めた。立地や条件では他にいい企業から内定を頂いていたが、社長の想いに触れ、そこの熱量を体感できたことが一番の要因となった。
②「仕事は義務ではなく権利」
これはなぜ働くのかに対しての回答の本質である。働く、仕事することに対して明確な目的意識などを持っている人と何となく仕事をする人との差はきっと想像もできないくらい大きい。自由気ままに思うがままにという風になるためには、選ぶ権利を最大限生かして、またその権利を生かせるまで自分自身の価値を高める努力が必要にはなってくるが、働かないといけないなんてことはない。ベーシックインカムなど最低限の生活は保障されている。
③「合わない環境で耐えるのは古い価値観」目指せ脱体育会系。
体育会あるあるの、耐えればよくなるとか精神根性論は、もはや古い価値観。仕事をしないといけないなんてことはないから、いやならやめればいい。あなたに合う環境は必ずある。探すのを辞めたり、次の扉を開ける努力をしないことが逃げたということ。いやならやめる、つかれたら寝る以上。
自分の頭で考えられない人が生きていくのには難しい世の中にますますなっていくので、誰かに言われたことに対しての耐性はあまり求められていない。
自分も体育会出身からすると、その場面で逃げない選択をして得られたこともあるが、一方で違う選択をした場合のことは得られなかった。
得られたこともそこまで自分の人格形成に大きな影響を与えている訳ではないし、あの時に違う選択をしていればもっと可能性が広がっていただろうと感じることもある。
体育会生活の中で振り返ると、得たものと失ったものとを分けて考えることは出来ているが、どちらがよかったのかは判断することは難しかったと思う。ただ、どちらの選択をしても後悔がないと言えるように道を歩みたい。
しかし、それはあくまで学生の部活動における中での判断であり、振り返りである。今後社会人として生きていく上では、自らのキャリアをどうデザインするかが大切である。そうした判断を迫られたときにどういう基準でどう決断するのか人生そのものを左右する可能性がある。合わないものは合わないと割り切って考えられるか、勇気を持って一歩踏み出せるかが大事。
体育会の苦しい経験も糧となっているのはず…(たぶん)
余談ではあるが、人と違う選択をしにくいのは中学校の部活動などから無意識に刷り込まれていると思う。中学校入学後すぐに専門種目を選択しなければならず、なおかつ途中で競技や部活動を変えることに対するハードルが高すぎる。苦しくても耐えろとか、理不尽になれろとか、部活動、特に体育会にある風潮にそまっていく。そんな中で、一つのことを成し遂げることが正しいとの価値観が形成されてしまう。(一概に悪いとは言えないし、やり遂げる力とも捉えることができる)日本の部活動は、自由度が低く競技も限定的で、複数の競技を経験する環境が乏しい。運動部で言えば、スポーツを行う環境を幅広く提供できているだけに、柔軟さが無いのが勿体ない。
④「スポーツ業界に向いている人」
1.自立して自ら考え行動できる人
2.専門分野を持っている人
1はまだどうにかなるとして、2を学生のうちに身につけることは難しい。そうした人材を育成する余裕がまだないのがスポーツ業界の実情である。スポーツ大好き、スポーツの仕事に就きたいです!!みたいな人は正直厳しい。ていうか、どの業界でも厳しいと思う…。
一人のビジネスマンとして価値や専門性を高め、スポーツ業界に入っていくこと。これが1番いい方法だと思う。実際、他の畑で育った人がサッカー畑に飛び込むこともよくある。
体育会の学生が就活で有利とか、体育会系いいね!的な流れ、こんなのは嘘だ。精神力があるとか、根性があるとかでは通用しない時代に入っている。
なぜその行動したのか、どうしてその行動をしたのかといった思考の部分が求められている。仮に日々の練習でPDCAを回しているような体育会学生は、思考力があると思う。
体力あって忍耐力ある学生でも、頭で考えていない人はこれから通用しないし。このご時世、体育会です!!だけで就活を乗り切ろうという人はいないとは思うけど、、、
そういえば、就活中、小学校から16年間続けているサッカーの話を自分からしたことはなかった。
最後に
スポーツ業界は異質取り除き、多様性を排除する風潮が少なからずあるのではないかと感じた。選手として名が通らないと発言力がないとか、プレーの実力主義が競技外にも横行している。プレーの実力は競技中のレギュラー争いだけにとどめるべきだ。スポーツをビジネスとして捉え、どう収益を上げるのか。
どんなチームも、多様性、異質、変化に対応できないのであれば、次の時代に名を残せない。ただそれだけ。
お読みいただきありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 「将来は起業したい」 この想いで、新卒でベンチャーという環境を選びました。 想像していたよりも遥かに苦しい毎日ですが、この環境でしか得られない体験から、確実に成長していると感じます。死ぬ気で日々を送ります。