
「自分にあった生薬を知ってもっと楽しく温活しよう!」を開催🌿
こんにちは!松田医薬品の大関です。
2025年1月28日(火)に配芯会(オンラインイベント)を開催しました。
イベントは嬉しいことに事前のお申込みで満席になっていたのでイベントレポートにて参加できなかった方にも当日の様子をお届けします。

イベントを開催する目的🌿
本イベントは弊社の取締役の松田と薬剤師の石丸さんに参加してもらって「生薬」についての知識を増やしていただくことと自分の症状にあった漢方を知っていただくことを目的に開催しました。

松田医薬品の入浴剤解説①
みなさんはこの生薬が使われている弊社入浴剤はわかりますか?

<生薬の巡り湯の開発ストーリー>
・生薬の入浴剤の香りに抵抗がある方にも愛用いただけるように「美と健康」をテーマにつくった。
・お湯の温度が低温でもゆっくり湯に浸かって巡りを良くしたいと思っていた。

松田:この生薬を採用した理由
からだをしっかり温めるため生姜(しょうきょう)と唐辛子を選び、肌の刺激を抑えるためによもぎ(艾葉)を入れてバランスをとりました。
紅花(こうか)については血液の循環をよくするためにいれました。そして大茴香(だいういきょう)は気分の落ち込みや憂鬱などに効くといわれており、女性が入浴を通じて気持ちが前向きになるように入れております。
石丸さん:
松田さんの話を聞く前から女性によさそうと思っていました。紅花は漢方薬でいうと血の滞りをよくするという効果があります。血流改善でいうとお風呂でも使えますが飲むほうでもお肌の潤いや女性の月経痛にも効果があるといわれています。
紅花以外だと生姜はからだの芯から温める効果があり、松田医薬品さんは生の生姜を使用されているので発汗作用が期待できると思います。いきなり人は汗をかけないので唐辛子が入っているので相乗効果がばっちりだと思います。唐辛子で刺激をして分泌腺をひらいて生姜でしっかり汗をだすということができますね!
更に生薬だけではなく炭酸水素ナトリウムも入っており、生薬だけじゃないアプローチをしていて飲料ではできないことができていて流石だと思いました。入浴剤ならではの技ですね!!
よもぎも入っているがいいですね!塗り薬では肌のトラブルによいといわれているので今の季節(しもやけ)の悩みにも効きそうです。

松田医薬品の入浴剤解説②

<ヨモギと唐辛子の家湯治の開発ストーリー>
・生姜、ガイヨウ(よもぎ)、甘草(かんぞう)の3つをつかった松田医薬品が初めて作ったマツダ浴精という入浴剤があります。それをベースに開発された入浴剤です。

松田:この生薬を採用した理由
開発のベースとなったマツダ浴精は生姜でしっかりからだを温めてガイヨウ(よもぎ)で保湿をするのバランスをとって入れています。甘草(かんぞう)は万能薬として使われており、甘草で全体的にケアをするというかたちで作ったと聞いています。ただマツダ浴精は開発したのが約半世紀前なのでなぜこれを使ったのか?というのは当時の開発者しかわからないんです。
マツダ浴精をさらに温め感をプラスするために唐辛子を入れました。それでヨモギと唐辛子の家湯治という名前をつけました。あと甘草は生薬同士を馴染ませブーストさせる効果があるとも言われています。
石丸さん:
市販の漢方薬の95%には甘草は配合されています。甘草は根っこがびっくりするくらい甘いんです。甘味があることで漢方薬を飲みやすくしてくれています。更に甘みはエネルギーになります。エネルギーがないと治るものもならないですよね?エネルギーを補充するものとして甘草が使われています。
よもぎが皮膚によいと話しましたが甘草にも炎症を鎮める効果があります。優しく包み込むようによもぎと甘草が合わさると皮膚症状に効果が期待できます。

参加者さんからの質問📝
Q:「どうして生薬になると名前が変わるの?」
石丸さんの回答:生姜にとっても生薬の名前は2つに分かれます。生だとショウキョウで火を入れて蒸すとカンキョウとなります。植物の名前と薬になったときの名前で変わるのかな?というのが僕の見解です。生薬の中にもハーブの名前をもっているものもあります。
Q:「生薬と漢方ってそもそもなんですか?」
石丸さんの回答:植物を加工して生薬が作られます。生薬をブレンドして作られたものが漢方薬です。
Q:「よもぎ蒸しが効く理由を知りたいです」
石丸さんの回答:よもぎ蒸しは粘膜を養う効果があるんです。よもぎ蒸しは気管から摂取できるんです。食べ物や飲み物で使用した時は胃腸の粘膜や喉の粘膜をよくしてくれます。よもぎ蒸しは肺のほうに入れることができるので吸入薬のようになるんです。そしてよもぎは保温力が高いので保温力が持続するんです。一説にはアイヌの方が民間療法としても使っていたという話を聞いたことがあります。
Q:「からだの痛みが酷いときはなにかいいものがありますか?」
石丸さんの回答:辛みがあるものがいいといわれています。辛いものとスースーするものがいいです。松田医薬品さんの入浴剤でも使われている大茴香(だいういきょう)がいいです。痛みを散らす効果があると言われています。
イベントレポートを読んでくれた方達へ
最後まで読んでいただきありがとうございました!イベントは「1時間では足りなかった」とアンケートに回答いただくほど盛り上がりました。
尚、イベント情報はSNS(公式アカウント)・公式LINEから発信しているので是非、フォローしていただけると嬉しいです。
<参加者さんの感想の一部>
・初めての参加で、好きな入浴剤の勉強にもなりました!松田医薬品さんを始め、ふがしさん、お風呂好きな皆様と交流がもてたのが良かったです!
・和気藹々と、しかし全ての質問を拾ってくれる懐の広さ!
・松田さんといしまるさんのトークでは松田医薬品さんに使われている生薬について、分かりやすくかつ詳しく教えていただき、理解が深まった!

プチ宣伝:いしまるさんと湯どんぶり栄湯のコミュニティメンバーさんが開発した銭湯茶(銭湯やサウナに入った時の漢方茶)は湯どんぶり栄湯さんで絶賛販売中です!!
