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自分の気持ちを整理する(日記99)

今朝、同居人氏2とゴミ出しに行くと、ふわっと金木犀の香りがした。


今年はじめて金木犀の香りを感じて、思わず、すぅっと息を吸い込んだ。


金木犀、いい匂い。
どうしてこんなによい匂いに生まれてきたのだろう。


虫も、匂いってわかるのかな。
こんなによい匂いだったら、ずぅっと金木犀の木に、止まってしまいそうだ。



昨日は、就労移行支援の日。
わたしの担当支援員さんはお休みで、別の支援員さんから、声をかけられた。



はじめさん、ちょっとお時間よいですか?
と聞かれて、


はい、なんでしょう?
と、面談室に入った。


内容は、実習を通過した会社の、試用期間の条件についてで、担当支援員さんが、先方に、いくつか疑問に思ったところを、念のため確認しておいてくれたものだった。


疑問もはれて、よかったよかったとなり、実習の感想などを改めて伝えた。



はじめさんにとって、とてもよい会社に出会えたのですね。
ほんとうによかったです。
と、その支援員さんはよろこんでくださった。



わたしも、にこにこしながら、
とてもよかったです。なので、試用期間は11/1から始めようと思います。
と言った。


すると、支援員さんの顔が曇った。


11/1だと、あと2週間しかありませんね。わたしが以前担当した方で、入社日まであまり日がなくて、手続きがとても大変で、入社するころには、疲れてしまったという方がいます。


そう言いながら、おそらく入社に必要になるであろう書類をいくつか、教えてくれた。



わたしは、はあ、そうなんですか、と言い、教えてもらったことをメモした。



支援員さんは、
これはわたしの経験談なので、このことも踏まえて、担当支援員とよく相談して、入社日を決めてくださいね。
と、言った。



わたしは、わかりました、ありがとうございます、と伝えて、面談室を出た。



その場ではなんとも思わなかったのだけれど、夜、なんだかもやもやしてきた。
あれ?と思ったときには、もやもやがこころにあって、なんでだろう、と、探っていったら、支援員さんに言われたことが引っかかっているんだ、と、気がついた。


11/1から試用期間に入りたいというわたしの気持ちは、なんだか、「浮かれてる」「焦っている」と、捉えられているのかな?
会社によいところを見せたくて、無理して決めていると思われているのかな?
双極性障害の、躁状態のせいで、ブレーキが効かずに、勢いで決めていると思われているのかな?


今回は、今までと違って、落ち着いて、時間をかけて決めたのにな。
まわりの考えも聞かせてもらって、それで、決めたことなんだけどな。
会社の人も、11/1からでも、12/1からでもいいって、言ってたのにな。
わたしのこの気持ちは、間違っているのかな。
支援員さんの言うとおりにするべきなのかな。



もやもやしたわたしは、お料理中の同居人氏1に、お話を聞いてください、とお願いした。


そこで、わたしが間違っているのかなと思ってしまったこと、支援員さんたちに「浮かれている」と思われているんじゃないかってことを、話した。


すると同居人氏1は、大笑いしながら、
浮かれてるなんて思ってないよ!ただ、心配しているんだと思うよ。
と、言った。



試用期間に入るって、お金も発生するから責任も発生するわけで、ふつう、すごく疲れるんじゃないかって思うでしょ。
その期間に入るまでに、2週間しかないのと、1ヶ月あるのとどちらでもいいと言われたら、じゃあ、ちょっとのんびりしてからでもいいんじゃない?って、思うじゃない?
はじめが、無理してるんじゃないか、頑張りすぎているんじゃないか、って、心配していて、ブレーキをかける役割をしようとしてくれているんじゃないかな。
でもはじめは、今回、冷静に判断して、11/1からやってみたいって思っているんだよね?
就労移行支援に行くほうが疲れるというはじめの気持ちは、支援員さんは知らないわけだから、そういうふうに言ったんじゃないかな。


同居人氏1のこの言葉で、わたしは、そうかあ、心配してくれているのかあ、と、我を取り戻すことができた。


そう、わたしは、就労移行支援に行くほうが、実は疲れる。
最近、疲れるようになってしまった。
以前記事にした、Kさんのような方々との関わりは、全く問題なく、むしろこころおだやかに過ごせるのだけれども、それ以外の「人間関係」が、煮詰まってきてしまった。
トラブルにも巻き込まれるし、どうにもこうにも、「適切な距離感」で居続けるために、微調整し続ける毎日に、ほとほと疲れを感じるようになってしまっていた。


「人間関係」がこじれ始めたとき、それでも逃げずに、今回は、時間が経つのを待っていた。
時間が解決することってあるから、わたしはわたしの訓練に集中して過ごそうと、休まず通った。
支援員さんにももちろん相談していたけれど、問題の性質上、どうにかすることはむずかしく、わたしがわたしの考えを改めて、柔軟に対応するしかなかった。


で、それを、この数ヶ月は、がんばってきた。
がんばってきたけど、状況は変わらないし、多分それはわたしが就労移行支援を卒業するまで解決しなさそうなのだ。
だから、時が来るのを、待っていた。
そして、試用期間の話が、タイミングよく、降ってきた。
あ、そろそろ、「人間関係」について学び直す期間が終わったのかな?と、思った。
そういうこともあって、11/1から、心機一転、がんばりたいのだった。


同居人氏1に話を聞いてもらって、自分の気持ちを整理することができた。
支援員さんの言葉をネガティブに受け止めたのは、もしかしたら、ちょっと落ち込みの波が来ているのかもしれないな?とも気づいた。



せっかく考えた気持ち、大切にしたい。
もし、会社の都合で12/1と言われたら、それはそれで仕方ないけど、会社がいいよ、と言ってくれるなら、やっぱり11/1から、働きたい。
自分の考えたことを、人に伝える練習だ。
がんばってみよう。
すなおに、誠実に、気持ちを伝えよう。

投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい