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人生の、革命の日(日記73)


今日、MOSのWordの試験がおわりました。


無事に、合格!



これで、Excelと、Word、両方の試験を無事に終えることができた。


この1週間は、なんだか集中力が切れてしまって、勉強するのになかなか手こずった。
ここまでやったんだから大丈夫かな、みたいな甘い考えもでてきて、その度に、いやいや、だめだだめだ、もうちょっとだからがんばろう、と、自分を奮い立たせていた。



甘い気持ちが出ている自分を自分で戒めようと思ったのか、試験に落ちる夢まで見た。




そんなこんなで迎えた今日、試験が始まる前、すごく緊張していて、同居人氏たちに、泣きついた。


落ちたらどうしよう、ねえどう思う?と言うと、同居人氏1は、絶対大丈夫でしょ〜、と、がははと笑い、同居人氏2は、命かけてるわけじゃないんだから大丈夫だよ〜、と、がははと笑った。


それを聞いて、そうか〜、そうだよなあ〜、と、ほっとして、行ってきます!と、元気よく家を出ることができた。


試験会場に着いて、パソコンの前に座ったとき、なんだか突然、晴れ晴れとした気持ちになった。


ここまでやってきたんだもんな、これで落ちたら、一旦ちょっと休憩して、また頑張ればいいんだもんな、と、開き直った。


そして試験が始まると、Excelのときより、わたしにとっては難しく感じて、結構焦って、何度も何度も試行錯誤する問題もあって、試験時間ぎりぎりいっぱい使って、全力で問題を解いた。


試験結果はその場ですぐにわかるので、どきどきしながら結果の表示を待っていると、画面にちゃんと「合格」と表示されて、ゆるゆるとからだから力が抜けていった。



おめでとうございます、と、試験官の方に言われて会場を出たとき、解放感でいっぱいになった。



試験を受けようと思ってから1ヶ月、就労移行支援に入ってから勉強し始めて半年、今日ここでひとつの区切りをつけることができた。
資格をひとつも持っていなかったわたしが、ふたつの資格を手に入れることができた。
今までの人生では、考えられなかったこと。
今までの自分では、考えられなかったこと。
目標に向かって、勉強することを続けられたことで、今日の自分にたどり着くことができた。


でも、短期集中で、自分に鞭打ってやったわけじゃない。自分のペースで、休みながら、立ち止まりながら、やってきた。
自罰的にやったわけじゃなくても、自分をいじめてやったわけじゃなくても、なんとか今日という日に、たどり着くことができた。


これは、わたしの人生にとって、革命だと思う。
自分の知らない自分に出会えた、大事な日になったと思う。


自分をいじめなくても、こうやって、ちょっとずつちょっとずつ、手を伸ばしていけば、休みながら歩いていけば、自分の描いた方向に、たどり着くことができるんだ。
そんなことを、こころの底から、感じた日になった。



初夏の夜風がここちよい。
今日は、こころおきなく、ぐっすりと眠ろう。

投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい