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俺は嫁愛してるんです事件

次の日は幸いにも土日で仕事は休みでした。

メンタルが完全に死んでる私のために夫が朝ごはんから夕飯まで担当してくれて、昼ご飯も仕事の合間にパンを買ってきてくれたりして一日中横にならせてもらっていました。

おかげで少し元気になれたような気がしました。

日曜の午後はだいぶ体も動かすことができました。

「いつでも辞めていいんだよ」と言ってもらえたおかげでだいぶ気持ちが楽になりました。

月曜日。

朝からオエオエしながら出勤して必要最小限の業務連絡のみの会話で一日過ごし、勤務終わりの定刻には逃げるように退社しました。

先週叱責された先輩は、私が泣いていたことに気付いていたのかいないのか、普段より言葉を選んで当たりが柔らかかったように感じました。

仕事を終わらせ夫に「終わったよ」の電話をすると、夫から思いも寄らぬ報告がありました。

「人事課に電話して行って話してきたから。」

「へ?」

どうやら本当に人事課に電話して話をしに行ってきたそうです。

ものすごく簡単に要約して言うと

「俺の愛する嫁に何してくれとんねん。嫁のメンタルがおかしくなりかけてるぞなんとかしろや。」

という趣旨の話をオブラートに包んで包んで包んで直談判してきたと。

こう書くととだいぶ語弊がありますが、夫も大人なのでそこはきちんと言葉を選んで私の現状を私の立場が悪くならないように穏やかな雰囲気で説明してくれたらしい。

そして

『話の中で笑いを取るつもりで「俺は嫁を愛してるんです!!」と言ったらダダ滑りしてただの嫁愛してるおじさんになってめっちゃ恥ずかしかったわー。』

って言われたんですが。

その状況で相手も冗談だとは受け取れないだろうよ。
こっちが恥ずかしいわ。


「というわけで水曜に面談取り付けてきたから。仕事帰りに行って来いよ。」と。

まじか。



働いてないので正直サポートしていただけたらとても助かります。心の休憩タイムにあったかい飲み物とスイーツがいただけたら幸せです。