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どうなる?アフターコロナの店舗デザイン

1週間ほど空いてしまいました。珍しいというか、1週間以上更新休んだのは1年ぶりくらいですね。

で、何をしていたの?と言うと...仕事してました。仕事しつつ、家事と育児と合間でお店の休業補償の書類作ったり資料集めたり。

もちろん休業中といっても定期的に掃除に行って水を流したり冷凍庫や冷蔵庫の確認をしたり、地震も結構頻発しているので対策話し合ったり...

この連休、ろくに外出していない割に結構忙しかったのです。

まぁキツイところは目処がたったのでもうしばらくは大丈夫そうです。今月はまだ休業延長しますが、少しづつ再開方法アナウンスしていきます。


今後の空間デザインの行方

さて、感染症の影響で空間デザインやリノベ界隈もガラッと状況変わりそうですね。

ワンルームマンションの売上が上がったり、中古PCが品薄になっているのを見ると、これから自宅用の仕事部屋リノベなどはニーズある気がします。

ほぼ在宅で過ごす前提なら、そもそもの通勤前提で家賃の高い都心にすむメリットがないんですよね。ここら辺、結構オフィスの撤退や移転縮小にあわせて引っ越しちゃう人も出てきそうです。


あとは在宅育児をしていると、小型の子供部屋みたいなものがあればなぁ...
というのは感じています。

とはいえ、都心部だとファミリー向けの物件って賃貸にはあんまりないんです。あっても分譲の一次的な貸出で期限付いてたりね。

でも子供って育つので、◯LDKのマンションをローン組んで買っても20年後の世界とかどうなってるか不明なので、本当はもっと自由度が高く住み方をアレンジできる方法がいいんじゃないかと常々思っている賃貸派です。

で、これはちょっとモックアップを作ってうちの娘で試して見るつもりですが、ルームinルームみたいに小さな子供部屋を作れないかなぁ...って考えています。

勉強机と小型の書斎を兼ねたような、子供用の仕事ブースって言う感じです。これはまた進捗報告しますね。


飲食店の店舗デザインはどう変わる?

で、僕の本業の店舗デザイン。これもまた感染症の影響は避けられず、でも国からきちんとした基準が出るまではまだまだかかりそうなので、海外の情報などを集めています。

すでに感染症をほぼ抑え込めている、おそらく世界で最も対策の進んでいる地域である台湾での事例です。

フードコートのような集団の客席も個別のアクリルパーティションを設置して対応しており、これが可能であれば飲食店でも営業可能かもしれません。


国内ではお台場の船の科学館敷地内にこんな感じの隔離施設が。

見て欲しいのはパーティションの高さで、おそらく210cm程度。天井は空いているんですね。

天井が空いていて、個別の換気システムもない。臨時とはいえ治療と経過観察目的の施設でこのレベルの対応であるならば、飲食店もこのレベルまで対応できれば良さそうです。

ソファ席やベンチシート席に間仕切りを設置したりすれば営業再開しても大丈夫かもしれません。


他にも壁面にモニターを設置して、複数のカメラで情報を得ることで映像に擬似的な奥行きを持たせる技術デモも出てきました。

これだとモニター内の動画から、壁に空いている窓の向こう側の景色のように見せることも可能になります。擬似的ですが、こうした技術もレストランに取り入れられそうです。


香港でのオペレーションマニュアルの和訳verを大橋さんが紹介してくれています。

スタッフへのマニュアルとしての側面が強いのですが、とても細かく心得やメンタル面へのフォローまで書かれています。飲食店のオーナーさんにはきっと参考になるはず。


再開するだけが答えではないのかも

基本的には僕も僕の周りの経営者さんも「いかに再開していくか」を前提に動いています。が、それだけが答えではない、というのは常に頭の片隅にあります。

この方は早期での廃業を決めた経緯を書かれていますが、従業員を守るためにジリ貧になる前に事業を畳むという判断もまたアリです。

現時点ならまだ雇用情勢も最悪ではなく、見つけづらくなりつつあっても再就職先もあるでしょう。

「新規事業をやるには飲食店を運営している事が重荷になってしまう、という結論に至りました。」というのが身に染みます。業態や店舗の立地など様々な要因によっては箱があることが足を引っ張るリスクは非常に高い。

そうした中で「守るべき人たちを最低限守れるのは今のタイミングしかないと考えました。」という決断、スタッフへ手当を出しての解散という方向を選べたのは尊敬します。


お店づくりを生業にしている者としては残念でもありますが、傷が浅いうちに切り替える、というのはベテランの経営者でも見誤ることの多い非常に難しい決断です。

前向きな対策を探しつつも、生き延びるためにあえて勝負しないで大怪我する前に棄権するというのもまた勇気ある選択でしょう。

そして、どの道を選ぶにしても一番マズいと思うのは心が折れてしまうこと。

心さえ折れなければ、また再起できます。

先行きが不透明な状況でストレスも多いですが、今はとにかくメンタルケアにも多めに時間と手間を割いて、ちゃんと判断のできる精神状態をキープしておくのがとても重要なんじゃないでしょうか。

というわけで、1週間更新を休んでいた言い訳でした。

また今日から少しづつ書いていきます。
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オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。

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ヤマシタ マサトシ
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