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命を前借りできるとしたら

7泊8日の家族連れ出張から戻りました。後半は1日70-80kmを移動しつつ毎日宿を変えていたのでなかなかハードで、最後の方では運転中に一瞬だけ1-2秒意識が薄れてヒヤッとしたり。

仕事の運転の時は無理しないをモットーにガムかみつつラジオつけつつ休憩挾みながらなのですが、今回は移動時間に家族が寝ていて音源ナシ&ハイブリッドで静かな車内。

おまけにエアコンを車内循環にしていたのもダメだった。車の空調って車外から空気入れるのと、車内だけで空気循環させるのと選べるんです。車外の臭いとか入れないように。

でも、車内循環だとだんだん軽い酸欠みたいになっていって、つまりは眠くなりやすくなる。長時間はダメってマニュアルにも載っています。

ほんと、無理はダメですね。よくない。運転中の眠気防止策は徹底しておこうと改めて思いました。


さて、ちょっと話が変わるんですけど、もしも数十年後の1日を今の1時間に変えられるとしたらどうしますか?

たとえば仕事の納期ギリギリで間に合わない時、準備や予定の前にトラブルが起きて時間が足りなくなった時など、将来の時間を圧縮して今使えるという悪魔の囁きに抗える人は少ない気がします。


命を削った先に何があるのか?

文字通り、こうした命を削って何かをするという選択肢を選んだことがある人って多いと思います。わかりやすく言えば徹夜や過労。

それで死んでしまう人もいるくらい、オーバーワークでなんとかしちゃうのって一度やり始めると麻薬みたいに常習性がある。

でも、借金はいつかは返済の時がくる。

前借りしていた時間はいつか返すときがきて、その時になって一気に寿命が削れる。

僕の父がまさにそんな感じで、めちゃくちゃワーカホリックでヘビースモーカーで酒呑み。徹夜仕事もよくしていた。

そんな父は死の間際、一気に老けたんです。それこそ借りてきた時間を20〜30年分くらい一気に返済するかのように。

病気のせいもあったけれど、髪が抜けてやせ細り生気がどんどん無くなって枯れていく。

僕はその姿がわりとトラウマ的に脳裏に残っていまして、時間の前借りについては慎重派なんですよね。


もちろん学生時代とか、社会人の数年目とかの頃は徹夜もありました。まぁ、体力もあったし。リポDやレッドブルでドーピングをキメて徹夜でプレゼン資料作り込むとかザラでした。

でも、30代中盤で子供が産まれてからは、せめて娘たちが成人してある程度に自活できるまでは元気でいないとダメだなと思っています。死にたくないし、悲しませたくない。


そんなわけで、出張で溜まってしまった仕事、お待たせしている仕事、徹夜して命削ればもっとできるんですけど、すみません徹夜はできません。

日中の効率をギリギリまで引き上げて対応しますので、ちょっとお待たせしているやつはもう少しだけ時間ください。ご期待以上をひねり出してみせます。

さて、雨だけどたまりまくった洗濯物を洗濯しつつ、まずはタスク整理とメール返信と図面作業からやりますね。がんばれ自分!

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ヤマシタ マサトシ
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