山の上のパン屋に集まってみたわけ
#店舗メディア コミュニティでのリサーチ遠征。この前は諏訪のリビルディングセンターの話をしましたが、今日は山の上のパン屋こと「わざわざ」さんの話を。
でも、わざわざさんについての話って、もう経営者ご本人がいちばん語ってくれているので、そっちを読んだ方が絶対に早いし濃いし新鮮。
というわけで、お店のことに興味のある人は上記の平田さんのnoteをどうぞ。
今回は旅レポ風で、実際に都内在住でわざわざに行ってみたい人向けに書きますね。
わざわざへ行く方法
店名通り、都内からだとガチで遠いです。マイカーのある人、もしくはレンタカーで向かう以外にほぼ方法はないと思った方がいいかもしれない。出発前から溢れ出るわざわざ感。
今回、僕らのとったルートはこんな感じでした。
【都内からわざわざへ行くルート】
AM 7:30 吉祥寺集合でピックアップ
AM 8:00 練馬IC 関越道(高速道路)
AM 9:00 休憩@上里SAで20分
AM 10:55 小諸ICで高速降りる
AM 11:00 お蕎麦屋さんでお昼
AM 11:45 お蕎麦屋さん出発
AM 12:00 わざわざ着
片道 ETC¥4,040- 走行距離180kmくらい
ちょうど今、軽井沢あたりの下り線がトンネル工事で車線規制しているんです。それの影響もあって小諸ICの手前あたりが1車線なのでそこそこ混みます。
あと、今回は土曜日。しかも夏休み期間中だったので、やっぱり道はある程度混んでました。家族連れ多し。
そんな山の上のお店に、ここまでして来る人は自分たち以外にもいるのか?と思ったのですが、実際に行ってみると駐車スペースは満車で止められず空き待ちでしたし、止めたあともひっきりなしにお客さんが来ていました。
何より、車のナンバーが栃木ナンバーとか福井ナンバーとか県外ナンバーが多い!
平田さんいわく、土日だと半分くらいは県外の方かもしれないとのこと。さすがの認知度で、聖地巡礼感もあるのかもしれません。
何が魅力なのか?
初期の頃は青山ファーマーズマーケットなんかにも出つつ、色々と試行錯誤されていたそうです。
現在はネットショップの売り上げが大幅に伸びて事業全体を牽引しつつ、リアル店舗は一種のシンボル化している状態。
実際、商品数だけでいえばネットショップで網羅的に見た方が見やすいかもしれない。わざわざさんのネットショップ、一覧で見れて買いやすいし。
それにリアル店舗では在庫管理の問題や、限られた売り場スペースの制約から、全てを完璧に並べておくのは無理です。
だからこそ、リアル店舗ではより暮らしに密着した調味料系などの消耗品や日用品が多めに並べられてあり、単価高めのモンペやオリジナルの食器類などは2Fや隣接する拡張スペースですみ分けてあったり。
客層の半分の地元客の方々は、やっぱり日常のお店としての居心地の良さを求めているだろうし、そこを主軸に置いた上でのシンボルとしてのリアル店舗という見せ方は、地方でのオリジナリティあるお店の作り方の一つの答えかもしれません。
いいと思う事しかやらないという振り切り
一見すると尖った取り組みや独特な経営スタイルなんかが耳目を集めているお店ですが、その実態には「自分たちがいいと思う事しかやらない」という振り切りを感じます。
だから、わざわざさんの成功要因分析にはあまり意味がない。
なぜなら、スタイルだけマネしても再現性がないから。
やるなら精神性のトレースが必要になりそうなのですが、そうこうしているうちに誰もがオリジナルな方向にいく気もします。
もしも成功要因があるとするならば、それは生きざまを貫いていることなんでしょう。
例えば、上の写真にあるように「書店流通していない本」のコーナーとか。ここにリビセンの本もありました。
他にも、こっちは長野県産品のコーナー。
松田のマヨネーズとかうちでも使っていますが、美味しいんです。単純に長野県産品だからじゃなくて、ちゃんと買って食べて納得して選んでいるのが伝わって来る。
雪の降る時期はヤバいんだろうなぁ。。。と思わされる、屋根の雪止め金具。
パンのショーケースと会計カウンター。意外に狭い。
ところどころに飾られているドライフラワーやリースが内装の雰囲気とあっていて、オーナーさんの美意識を強く感じます。
気になるパンのお味は素朴でリーン系。石窯焼成らしい外パリ中フワ感はありつつ、生地の引きもある感じ。
広島のドリアンさんとか、北海道のおおば製パンさんとかが好きな人はハマると思います。都内だと立川の奥にあるかいじゅう屋さんが近いかもしれない。小麦の事とか、酵母とか発酵のこととかもっと聞けばよかった。
個人的には大好きな方向性のパン。前に通販で食べた年末限定のシュトーレンが美味しかったので、今年の冬はまた予約してみようかな。
平田さんとも少しお話しもできました。お忙しい中ありがとうございました!
本当はもうちょい話してみたかったけれど、いずれまたどっかで会う気もするので、続きはその時に話せばいいかな。エプロン使いやすそうだった。
ぜひ今度はわざわざさんの倉庫で展示とか対談とかイベントやっているときに行きたいなぁ。そして、行くなら泊りにして、やってこシンカイとか栞日とかに立ち寄って帰るコースがいいのかもしれない。
余談ですが、ここら辺はそのうち僕の月額マガジンの購読メンバー誘ってツアーとかやりたい。
それにしても、わざわざさんの面白いところはどんどん進化しているところですよね。数年前に、まだWEBサイトのリニューアル前の頃にはちょくちょく通販で買っていたのを思い出します。
あれから色々なリニューアルをしているのを見ながら、縁あって実際に現地へ行くことになるとは。
人生のご縁って不思議だなぁ・・・と思いつつ、また訪れる日がくるのが今から楽しみです。
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