2.0時代 コスメショップの矛盾!
ここでいうコスメショップとは沢山の種類の化粧品やブランドを集めた一つの小売オフラインショップです。
コスメショップでは消費者が化粧品やボディーケア、香水などの商品を一度に一つのショップで見つけて、購入することができます。
同時に様々な商品を試用することができ、後からオンラインでの購入も可能です。
2−3年前までの中国なら、コスメショップと言えば、きっと皆さんはWatsons, Sephora,Manningsなどの外資系コスメショップをすぐに思い浮かぶでしょう。
コスメショップが1.0の時代ではこれらのショップが中国国内の市場を占めていた。
例えばWatsonsはよく知られているコスメショップとして、中国全国でチェーン店を展開し、490都市で4100超えの店舗があり、会員数も6300万人。
日常生活用品から化粧品まで、様々なコスメを若い女性たちを魅了し、お財布がやつれるほど買い込む女性もいたほど。
だが、近年Watsonsはそんなに順調でもなかったようだ。2015年から中国での売上の伸び率が停滞し、2016年に初めての赤字を迎えた。昨年のコロナの影響で更に業績は悪化。
2020年上半期の財務報告書によると、全世界の売上は約660.07億元。前年比11%の下降。そのうち、中国の売上は78.92億元。前年比の約30%も下降。
そんな中、Wanningsも苦戦していた。Wanningsはコスト削減のため、北京や武漢などの大都市にある店舗を殆ど閉鎖し、情報によると、広東省以外のショップは全部閉店する可能性もあるとのこと。
コロナの影響により、コスメ業界でずっと順調だったSephoraも業績の下降を避けられなかった。LVMHの最新データによるとSephoraの小売部門の売上は25%も大幅に下落し、201.05億元の赤字だった。
だが、そんな中、HARMAY话梅、THE COLORIST调色师、WOW COLOUR等の大型コスメショップが次から次へと開店し、新たなコスメショップがどんどん生まれた。
例えばWOW COLOURは、現在約300店舗が展開されており、すでに300以上の有名ブランドと6,000以上のSKUを取り揃えています。
THE COLORIST调色师は300以上の直営店、150以上のグローバルメイクアップブランド、6,000以上のSKUを取り揃えています。
H.E.A.T喜燃は大众点评レビューにあるように13のショップがあり、300以上のブランドと4,000以上の人気商品があります。
各コスメショップが発表したデータによると新しいスタイルのコスメショップのブームは来ているようです。
これは正にコスメショップが2.0時代に突入していることも意味しています。
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新スタイルのコスメショップが成功する理由
1、 コロナによるテナント家賃価格の引き下げ
2、 有力な投資会社による投資
3、 新消費者と新国産商品の発掘
4、 最強の提供者
また、現在の殆どの若者が好きなSNSによる投稿をうまく利用し、インフルエンサーを通して様々な商品を紹介し、売上に繋ぐ戦略。
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新旧コスメショップの戦い
国内の新コスメ市場は勢力がどんどん増し、それに参入する化粧品ブランドもどんどん増えてきています。
2020年のデータによると企業名や経営範囲に記載されている化粧品、コスメ、ビューティーグッズなどが記載されている関連ワードの新登記企業が約275万社も。
そんなん中、新旧コスメショップのそれぞれのメリットや違いは何でしょう?
1、 人(ターゲットの違い)
旧コスメショップのターゲット層は30−40代
新コスメショップのターゲット層は10−20代のZ世代
2、 商品(差別化)
旧コスメショップはグローバルブランドがメイン
新コスメショップは中国国産ブランドがメイン
3、 場所
旧コスメショップはショップデザインの統一化重視
新コスメショップはショップデザインの個性派重視
ただし、新旧コスメショップにとって同じ問題としてはやはりコピー品!未だに中国には色々なコピー商品や偽物ショップが多数存在しています。これだけは新旧コスメショップにとって同じ課題で売上を伸ばしながらも偽物対策もしっかり行わなければならないようですね。
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