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日本におけるグローバリストvs.ナショナリストの歴史

 古くは、仏教あ日本に入ってきた頃の、推進派蘇我氏と日本古来の伝統的祭祀を守ろうとする物部氏の確執で蘇我氏が勝利し、その後、当時の日本の主家(王家)をも覆そうとするほどの権力を持つようになった蘇我氏(高句麗などの影響を強く受けていたようだ)を、乙巳の変で滅ぼし、その後中大兄皇子らが大化の改新を断行し、天皇を中心とする「日本」国の基礎を築いた。
 また、源平の戦いと言われる治承・寿永の乱(じしょう・じゅえいのらん)はも平家は当時の宋や高句麗との貿易による富から強大な権力を得、ここでも天皇家の存在を脅かす存在となり、最終、頼朝を中心とする勢力によって滅ぼされる。これによって、日本の中世から現代にいたる、権威(天皇)と権力(将軍や現在では首相)の分離という形が日本の歴史を安定的に継続させる基盤が作られた。

 その後の戦国時代は、当時、覇権を握っていたスペインの影響を大きく受けたようだ。スペインは当時キリスト教信仰により精神的な支配から、ターゲットとした国から大きな利権を得ていた。日本もターゲットとなった時、その窓口として目を付けたのが信長であったようです。スペインはその日本の武力でもって当時の明への侵略を企てたと言われます。一方、信長も抗う仏教勢力を一掃するためスペインを利用したとも言えます。その後、スペインは、使いにくくなった信長を暗殺に導き、秀吉に権力を握らせたということもあったのかもしれません。秀吉は、スペインの意向に沿うような形で、明への侵攻を開始しますが、しかし、キリスト教を日本に広めることは否定することとなり、秀吉の死と共に秀吉軍は朝鮮半島から撤退し、スペインの日本を利用して明を侵略するという企ては頓挫することになります。
 やがて、スペインもフェリペ2世の死後その力の衰えが目立ち、やがて、新興国オランダがその経済力でもって、世界覇権をスペインから奪取するに至ります。同じくして、日本も德川体制を確立させ、覇権国オランダと德川日本という密接な関係が続くことになり、日本は、200年以上もの安定した時代が続くことになります。オランダの後ろ盾が大きかったのでしょう。
 しかし、オランダ覇権が終わり、イギリスがその覇権をにぎるのと時を合わせたかのように、德川体制も揺らいできます。
 そして、いよいよ幕末を迎え、日本は、イギリスからの圧力を抑えきれず明治維新を迎えます。明治維新は、完全にグローバリストによる画策と言われ、明治以降は、日本はグローバリストの支配から逃れられなくなっていたのですが(明治以降の日本の戦争はグローバリストの影響がなければ勝てていなかったと言われています)、一部、その力を過信し抗うものが出てきたのが英米との大東亜戦争と言われるもの。これによって、日本は完全に自立を失い、今に至っています。

 今では、下手をすれば(岸田政権下手を打っています)、国を分割され、国民は米中(露)の管理下で洗脳され、完全に意識・生気を失った人々は、やがて民族的に滅びていく危機的状況という、デッドラインまで来てしまっている状況となっていると思います。

 日本の歴史・・・
 欧州グローバル国家との関係が無かったら・・・
 大きく変わっていたのではないでしょうか。

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