「対話型の学びが生まれる場づくり」を読んで考えたこと
こんにちは
イデアレコードの左川です、
最近、人事関連についてはリクルートワークス研究所が発行したものを取り上げる機会が増えて、ウォッチャーみたくなっています。が、直近でリリースされた「対話型の学びが生まれる場づくり」も非常に興味深く、気づきも多く、その中で特に「知的謙虚さ」が印象的だったので、そこに焦点をあてて考えてみた。
「知的謙虚さ」というワードは初めて聞いたのだが、今の時代において重要な要素になっているなぁと実感はある。学歴が良いからといって決して「知的謙虚さ」が高いとは限らない。むしろ変なプライドがあることで、柔軟性をなくしてしまい、あいまいさを許さないスタンスを崩さないパターンも少なくはなかったりする。そういう方は概して周りとのコミュニケーションがうまくいかないことも多く、場合によってはブリリアントジャークになってしまう可能性もあったりする。
サイバーエージェントの藤田社長は、「本や映画、舞などによって感性を磨くことで、人や組織に対する洞察力が磨かれる」というようなことをお話していたりするが、それは「知的謙虚さ」にも通じることだと思う。これを鍛えることによって「知的謙虚さ」が高まる、という明確なものがあるわけではなく、そう単純なものではない。だがよくよく考えてみると、自分の限界を受け入れたり、他者から学んだり、対話を通じて新たな知恵を生み出す等のことは、まさに本や映画などによって描かれることが多いテーマでもある。
今の時代、採用では会社の考える理想的な学歴・スキル・キャリアを積んだピンポイントの人が来ることは奇跡に近い。会社に来てくれる・集まってくるメンバーありきで、それぞれの個性を踏まえ、チームとしてどのようにワークさせていくのか、の方が現実的で重要だったりする。今後、その傾向はさらに加速していくだろう。その時「知的謙虚さ」は重要なファクターとなっているはずだ。