久しぶりにアジカンの曲でも聴いてみるかな | 「朝からロック」(著:後藤正文)
こんにちは
イデアレコードの左川です。
最近、定期的にミュージシャンの方が書いた本を買うようにしている。表現を生業としていることもあって世界観や言葉選び、視点などが興味深いことも多く、自分自身の糧となり引き出しを増やすインプットとして読んでいる。今回は平積みになっていた「朝からロック」が気になって買ってみた次第である。
ASIAN KUNG-FU GENERATIONの歌は好きで、社会人に成りたての頃はよく聴いていたが、後藤さんの思想や考えにすべて賛同をしているわけではない、誤解を恐れずに言うと。そういうわけで本書の各コラムは思想的にフラットな形で読んだということになる。
様々な社会問題や政治に対する言動で支持を受けたり、批判をされたりしているが、彼が動くことで社会的に関心を集められるということだけでもそれは意味があることだと思う。社会問題の根底にあるものは勧善懲悪なものではなく、解決しようにも一筋縄ではいかないことが多く、何事に対してもすべての方々が賛同するということはないだろう。そもそも様々なことに対して自分の考えを表明するということ自体もなかなか出来るものではないと思う。
後藤さんのコラムは初めて読んだけれど、短い文章の中で言葉を選びながら自分自身の視点を持ちながらしっかりと語られている。そこはさすがと素直に思う。
久しぶりにアジカンの曲でも聴いてみるかな。