![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/97138929/rectangle_large_type_2_3899130e9e2c897214bf1aa6b4a46e15.png?width=1200)
「資料作成の裏側、全て見せます!」CASE1『0ベースから1枚もの資料を作成』【後編】
前回に引き続き、今回も『0ベースから1枚もの資料を作成』というテーマで、資料作成の工程をお見せしていきます。
なお、前回の記事をご覧になっていない方は、まずはそちらからご覧ください。
「資料作成の裏側、全て見せます!」CASE1『0ベースから1枚もの資料を作成』【前編】
前回は、資料作成の「構成」にあたる部分を3ステップでご紹介しました。今回は、「デザイン」の作成について詳しく見ていきます。
また記事の最後には、「資料作成」をする上で最も大切なこともお伝えしますので、自分なりに答えを考えながら、読み進めてみてくださいね。
最後まで読んでくださった方には、プレゼントもご用意していますので、お忘れなく♪
では、いきましょう!
STEP4.どう見せる?デザインの全体像を決める
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62574181/picture_pc_102d25920c26259dc27ace7ffb4d2ef8.jpg?width=1200)
構成が決まったら、いよいよデザインに取り掛かります。とは言っても、いきなり細部の作り込みをするのではなく、まずは資料全体のデザインを決めます。
この工程でも、やはり調査は欠かせません。
私も、どのようなデザインがいいか、ネットやSNSで調べまくりました。TwitterやPinterest、ネット検索で「1枚もの資料 デザイン」などで調べると、参考になる資料がたくさん出てきます。
調査を進めていく中で、自分のイメージに合う資料を保存していき、参考にしたいデザインのベースが固まったら、それを元に全体像を決めていきます。
ちなみに今回は、VEGGEYさんという資料制作デザイナーの方が、Twitterで投稿されていたデザインを参考にさせていただきました。
(VEGGEYさん、ありがとうございます!)
ずっとやりたかった分割デザイン(自己紹介をかねて) pic.twitter.com/jv78FDnFrI
— VEGGEY|資料制作デザイナー (@VEGGEY1) April 1, 2021
そして、私が作ったデザインイメージが、こちらです。
![デザインラフ案](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62572022/picture_pc_8341c52e51fd4f11e5a7ed591681957b.jpg?width=1200)
私の場合、デザインイメージを紙や iPadでざっくり手書きすることが多いです。その理由は、イメージを可視化し、頭の中の混乱を落ち着かせるためです。混乱が落ち着くと、資料のイメージが明確になっていきます。
その他にも、こだわりポイントがいくつかあるので、ご紹介します。
・その他にも、こだわったポイント
①フォント:読みやすく人気がある「Noto Sans JP」
②配色:グレーと茶色を基調にした統一感を損なわないイメージ
③印象:立体感が出る「ニューモーフィズム(背景から要素が押し出されていたり、くぼんでいたりするようなスタイルのデザイン手法)」を取り入れる
※四隅にあるカテゴリ名のところで実装
④中央の数字:読む順番を分かりやすく表現
STEP5.どう彩る?カテゴリごとのデザインを考える
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62574002/picture_pc_09566714a95b4482e52015c34dbb7209.jpg?width=1200)
デザインの全体像が決まったら、いよいよ細部の作り込みです。デザインはセンスと思っている方もいますが、私はここでも調査にこだわります。
では、実際の作業工程をお見せしていきます!
・プロフィール
![](https://assets.st-note.com/img/1675410300088-lTnDysUE1P.png?width=1200)
①シンプルに文字中心に自己紹介にしています。
②ロゴと肩書き、名前のバランスを考えて、配置しました。
③SNSやポートフォリオは、QRコードとリンク貼り付けで対応し、アクセスのしやすさを考えました。
【PC利用】
・PDFの資料を開いて、スマホでQRコード読み取り or QRコードをクリックしてアクセスできるように設定。
【スマホ利用】
・QRコードをクリックしてアクセスできるように設定。
④使用ソフトは、一目で分かりやすいようにアイコンで表現しました。
・サービス内容
![](https://assets.st-note.com/img/1675410730059-9pSUDKCMUK.png?width=1200)
①VEGGEYさんのツイートを参考にして、3つのカテゴリを英語と日本語で記載しました。
ずっとやりたかった分割デザイン(自己紹介をかねて) pic.twitter.com/jv78FDnFrI
— VEGGEY|資料制作デザイナー (@VEGGEY1) April 1, 2021
②イラストは、office iwamaのキャラクターを使用。
・料金プラン
![](https://assets.st-note.com/img/1675411101151-f2VDfGc80T.png?width=1200)
料金プランは、Webサイトのパーツ別デザインをまとめた「Parts.」というサイトの「料金」パートを参考にしました。
https://partsdesign.net/price
プランごとに色分けを行い、料金が目立つようなデザインにしています。
また、各プランに「○○方」と記載し、どのような方が対象なのかを明確にしています。
↓↓↓ 実際に参考にしたデザイン一覧 ↓↓↓
![料金](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62572282/picture_pc_59ebaf9eff381313aa8337932a45b7d9.jpeg?width=1200)
・ご利用の流れ
![](https://assets.st-note.com/img/1675411138494-hSF2Au29uR.png?width=1200)
ご利用の流れも、料金プランと同様に、「Parts.」の「フロー・流れ」パートを参考にしました。
https://partsdesign.net/flow
今回はスペースもあまりなかったので、全体の流れを把握できるようにシンプルなデザインにしました。
↓↓↓ 実際に参考にしたデザイン一覧 ↓↓↓
![フロー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62572236/picture_pc_63e5241d60bbc09d61bc298433526e09.jpeg?width=1200)
全行程を結集した結果・・・
ここまで紹介してきた全工程を結集して、今回の資料が出来上がりました。
(お付き合いいただき、ありがとうございました!)
![](https://assets.st-note.com/img/1675411169950-uBMVIQE4B7.png?width=1200)
最後に伝えたい、資料作成で最も大切なこと
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62574222/picture_pc_57c558422a152eda2a0097a91b76bb54.jpg?width=1200)
では最後に、答え合わせの時間です!
資料作成をするうえで、最も大切なこと。
皆さんは、何だと思いましたか?
実は、記事の中で再三、答えを紹介していました。
それは、「 ”調査” に時間をかける」ということです。
調査をすればするほど理解が深くなり、よりクオリティが高い資料が作れるからです。実際、STEP1の「目的を考える」工程以外は、全てのステップにおいて、”調査” を取り入れています。
資料作りでは、センスや知識よりも、「自分が求めている情報をいかに収集できるか」が明暗を分けます。プロのデザイナーでもなければ、それを意識するだけで十分です。
そのために、常にアンテナを張って、たくさんの情報に触れていることが大切ですし、資料を作る際には、目的を明確にして必要な情報を収集することも重要です。
意識1つで変えられることですので、ぜひ今日から取り組んでみてはいかがでしょうか?
では最後に、記事を読んでくださったお礼として、今回使った参考サイトをまとめた資料をプレゼントさせていただきます。
こちらもぜひ、有効活用していただけたら嬉しいです。
次回は、『0ベースから複数ページ資料を作成』というテーマでお届けします。
またお会いできることを、楽しみにしています!