菅前首相が不気味な行動、返り咲きに意欲か(2023.12.10,6:15)
前首相の菅氏に関する注目の報道がこちら。
菅前首相、岸田内閣混乱で「反撃機会」も発言慎重 「ひでえよな」にとどめ
岸田文雄内閣の混乱を巡り、菅義偉前首相(衆院神奈川2区)が発言に慎重だ。自民党で無派閥を貫き退陣を余儀なくされた過去を踏まえれば、主要派閥が関わったとされる政治資金パーティー券収入キックバック問題は「反撃の機会」(菅氏周辺)。
2023年12月9日付けの神奈川新聞である。
岸田内閣はもたないだろう
人気がなく支持率が低迷。
キックバック問題と裏金づくり疑惑は、検察が動くほどの信ぴょう性ぶり。
しかも官房長官の首まで獲られそう。
解散もできないだろうし、そうなると岸田下ろしは避けられない。
辞めて人気が出た菅氏
菅氏は首相のとき、初めは期待され、その後ジリジリと嫌われ始めた。
そして首相を辞めてから再評価される機会が多くなった。
岸田氏の次は案外、菅氏なのではないか。
河野氏はまだ早く、石破氏はもう遅く
キックバック・裏金疑惑は、安倍派を襲う。
保守の読売新聞ですら、阿部派5人衆の疑惑を報じたほど。
5人衆とは、松野博一、萩生田光一、西村康稔、高木毅、世耕弘成の5氏。
だから、このなかから次期首相が生まれることはない。
そうなると河野太郎氏や石破茂氏などが次期首相候補として浮上しそうだが、河野氏はまだ早く、石破氏はもう遅い印象がある。
菅氏は静かに始める
菅氏に「その気」を感じるのは、静かであるから。
神奈川新聞によると菅氏は「しかし『ひでえよな』などと周囲に短く感想を漏らすにとどめている」だけだそう。
さらに、菅氏がおとなしくしているのは「『少しでも動けば内閣どころか政権自体が倒れかねない惨状だから』(菅氏周辺)と温情とも危機感ともとれる現実がある」からだそうだ。
菅氏は静かなときこそ油断できない。