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人事、労務、ビジネスの用語を解説②


 コーピング

心の健康を維持するための対処法。ストレス・コーピングということもある。copeは「対応する」という意味。
現代日本はストレス社会であり、職場のストレスがうつ病を発症させ、自殺に至ることもある。したがって、ストレスを軽減させるコーピングは現代人に必須のスキルであるといえる。
ストレスが心の病を引き起こすまでには1)ストレッサーの出現、2)ストレスの認知、3)ストレス反応、という段階がある。
参考にしたサイト
https://counseling.sfc.keio.ac.jp/coping.html
https://www.min-iren.gr.jp/?p=27904

 ケイパビリティ

ビジネス用語としてのケイパビリティは、企業などの組織の総合的な力や能力のこと。capabilityの本来の意味は「能力、才能、性能、将来性、戦闘能力」など。
企業には、内面的な力と外面的な力がある。ケイパビリティは内面的な力を指し、組織力や開発能力、経営スピード、効率性、高品質などがある。一方の外面的な力には、資本や設備、土地などがある。
従来型の経営が行き詰まり、イノベーションやグローバル化、多様性が重視される現代では、外面的な力よりケイパビリティ(内面的な力)が重視される傾向がある。 
参考にしたサイト
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11766.html
https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=47
https://ejje.weblio.jp/content/capability 

健康経営

経営者が従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること。健康な従業員が多い企業は、活力が増し生産性が向上するので、業績や株価の上昇が期待できる。健康経営はNPO法人健康経営研究会の登録商標である。 
参考にしたサイト
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/kenkoukeiei_handbook2018.pdf
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html

ケースメソッド

実際に起きた事例や判例を用いた教育法または教授法。ロースクールやビジネススクールで導入されている。
また従業員研修にケースメソッドを導入している企業もある。例えば新任課長研修において、社長や役員たちが実際に直面したトラブルを、参加者たちに疑似体験、模擬解決させる。こうすることで経営陣が求める分析力や洞察力などを、若い管理職たちに身につけさせることができる。
ケーススタディでも実際の事例を扱うが、こちらは資料の理解など受身の学習スタイルが一般的だ。ケースメソッドでは、研修の参加者が能動的に解決方法を考えたり、学習したりする。
参考にしたサイト
https://mba.nucba.ac.jp/about-mba/mba-9889.html
https://bizhint.jp/keyword/78456

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