見出し画像

円山公園は危険、大きな枝が落下【円山登山日記、特別編】

2024年9月19日、午前5時ごろ、円山公園の大木の上部から、まあまあ大きな枝が2個落ちてきた。
冒頭の写真はその現物。
当時私は当該大木の2メートル付近を歩行していて、「ガサガサ」という大きな音を聞いたあと、折れた2個の枝が落下するところを目撃した。
あと数歩、この大木に近づいていたら体に当たっていたろう。

現場は、北海道神宮に接したメインの円山公園ではなく、円山公園坂下野球場の西にあるサブの円山公園である。
動物園の下にある公園エリア、といえばよいだろうか。

下の写真が、サブ円山公園の入口付近で、左の建物はトイレ。
中央の車は登山者のものと思われる。
枝を落とした大木は、車から奥に10メートルほど入ったところにある。

(車の奥、10メートルほどにその木は立っている)

まあまあ大きめの枝を2個落とした大木はこれ。

(その木)
(その木の上部)
(左がその木。奥にトイレがある。自転車は私の)

2個の枝は、地上から少なくとも5メートルの地点から落下したと思われる。
折れた箇所は確認できなかったが、私の身長から推して、どれだけ低く見積もっても5メートルはある、と推測する。

以下は枝その1である。

(枝その1)
(枝その1と私の腕の比較。30センチはある。まあまあ太い)

枝その2は以下のとおり。

(枝その2。その1よりは細い。ボロボロだ)

枝その1と枝その2は、落ちるまでつながっていた模様。
ただ2個にわかれて落ちてきたと思う。
確か「ドサッ、ドサッ」と落ちる音が2回したから。

(右が枝その1。左がその2)
(こんなふうにくっついていた模様。切断面は新鮮)
(2個一緒に持っても軽い。左の枝その2には、昔に人の手で切断された跡がある)

長さはどちらも30センチはあろう。
ただ、枝のなかはカラカラに乾いていて軽い。
2本一緒に持っても、2リットルのペットボトルより軽い印象だから1kg程度だろう。
上記の写真の左が枝その2には、かなり前に人の手で切られた跡がある。
管理者が危険を予測して伐採したのではないか。

2個の枝は私の目の前に落ちてきたわけだが、枝葉にぶつかりながらガサガサとそこそこ大きな音を立てながら落ちてきたので、頭にぶつかっていたら相当痛かっただろう。

つまり頭蓋骨が陥没するほどのパワーはなかったが、軽く流血する程度の傷は負っていただろうと思われる。
子供には十分危険なレベルだ。

私は円山のヘビーユーザーで、年50回くらい登っている。
その私は、この木だけでなく、円山公園と円山のなかの木は、かなり弱っている印象がある。
円山のなかでは、台風はもちろんのこと大風が吹いただけで、そこそこの大木が倒れているのである。
円山のなかの木は年に1、2本は倒れている。
しかもこの観察は円山の登山道からのものであり、登山道からはみることができない森の奥ではさらに倒木が進んでいるかもしれない。

例えば以下の写真は円山の登山道の様子である。
1週間くらい前の大風で、左の大木がポッキリ折れた。
折れた先の木が、左に落ちているのがわかる。

(右が根元だけになった大木。その先は登山道の左側に放置されている。倒れた当初は登山道をふさいだと思われるが、その後管理者によって切断され登山道が確保された模様)
(大木の根本)
(大木の折れた先。管理者によって切断されたことがわかる。木のなかに空洞がある。倒木するのは時間の問題だったのだろう)

このような光景は、円山では日常茶飯事である。
メイン円山公園もサブ円山公園も、そして円山の登山道も、小さい子供もお年寄りも多数往来する。
管理者は一度、すべての大木をチェックしたほうがよいと思う。

私が札幌市公園課に通報してもよいのだが、引っ込み思案なので躊躇してしまう。
したがって、誰かが本稿を引用して、札幌市公園課に「こんなことが起きているみたいですよ」と連絡することはまったく問題ない。

いいなと思ったら応援しよう!