私の原動力~必要なのは勇気だけ~
5年前の私
できるビジネスマンになりたくて、できるマネージャーになりたくてたくさんの本を買い込んだ。
マーケティング、リーダーシップ、企画書の書き方、営業力。。。
英語学び
財務を学び
いや、実際には学ぶ時間を作れず、「やらねば!!」と焦っているだけだった。
今思えば、やらねば、、、の先にある思いは「世間の波から置いて行かれる」「評価されない」「見下される」怖さだったんだろう。
そんな風に恐怖の元に動いているから、自分が目指す形なんてうまく言えなかったし想像できなかった。
実際、5年後の自分が想像できなかったし、描くこともできなかった。
5年後を想像した時に、いい感情は湧かず、「どうなっているんだろう・・・」という不安ばかりだった。
今ならわかる。
自分の目指す未来が見えていないのに、取り組むものがうまくいくわけがない。
自分の目指す未来が見えていないことにすら気付いていないのに、社会や組織に貢献できるわけがない。
自分の責任で、勇気をもって生きている、という状態から真逆のところにいるのに、何かのミッションを背負えるはずがない。
自分が他責で、自分で立つことから逃げている事にすら気付いていないのに、主体的に仕事を進めることができるわけがない。
私は、癌になって
自分の人生を生きるということが、「他責」の本当の意味は何か、勇気を持つってどういうことかを理解しはじめた。
すると、以前の何倍も効率よく効果的に事業の成果を出せるようになった。
やったことは、
以前はタブーだと思っていた「自分がその組織の中でどうありたいか、どうなりたいか」をまず重視すること。
最初は怖かったし、すごく勇気が必要だった。
今でもそう。
勇気をもって、肚に力をぐっと込めて、自分のあり方を貫き通す。
たったこれだけのことで、見える世界がぐんと変わり、人にやさしくなり、ゴールを見失わなくなった。
だから今
組織の中で、同じように「頑張らなくては置いて行かれる」「価値がないと思われる」と焦っているマネージャーの人たちに向けて、私はエールを送りたいし、絶対大丈夫!って伝えたい。
必要なのは勇気だけ。
組織に反することをするように見えるし
仕事とは関係なさそうに見えるけれど、でも本当にそれだけだった。
中々うまく伝えられなくて、もどかしい日々だけど、諦めずに伝え続けるのだ。
そうすればきっといつか
日本中のマネージャーがガシガシ活躍して、中間管理職に誰もが憧れるようになり、日本の企業の価値もぐんぐん上がるのではないかと思っているし、そうなったら超絶嬉しいし、5年前の自分も報われると思う。
これが私の原動力。
だから毎日頑張れるし、だから毎日楽しい。