すっぱい葡萄
皆さまお疲れ様です。
今日はいよいよ首都圏で緊急事態宣言の再発令となりましたね。
対象地域は東京・埼玉・千葉・神奈川です。
コロナ禍での政治の混乱ぶりは国民一人一人が肌で感じていることかと思います。
数日前のことです。
今回の再発例について、こんな記事がありました。
【緊急事態宣言の再発例をするということは、すなわち、政治判断が間違っていたと認めることになる】
政府を批判した記事なので痛烈です。
実は身近でもこうした事例はよくあると思うのです。
自分が間違った判断をしたと気が付いたら、さあどうしましょう?
プライドを死守するために、貫き通しますか?
素直に間違いを認めて軌道修正しますか?
誤った判断をしたことを素直に認められたら舵取りも仕切り直せるでしょう。しかし断固として認めない人だと、ドンドン正しいことから離れて行ってしまいます。
ようやく『まずい』と気が付いたときは、手遅れになってしまう・・・
そこで初めて自分が間違ったことに気が付くかというと、そこで発生するのは【認知的不協和】です。
認知的不協和とは、自分の考えと矛盾することが発生したことに対する不快感のことです。
『自分の判断が間違っていた』ことを認められないので、失敗した要素を他に求めます。
イソップ童話の【すっぱい葡萄】がまさにこれです。
★1キツネが木の上に生っている葡萄が食べたいなぁと思っています。
★2でもキツネには葡萄を取ることができず、あきらめるしかありません。
そこでキツネはこう考えるのです。
『あの葡萄はすっぱいから美味しくないんだ』
この★1と★2の矛盾に対する不快感が認知的不協和です。
自分の過ちを認めるには勇気が必要です。
一説によると、自分が正しいと思い込んでいるとドーパミンが出て気持ちが良くなるのだそうです。
ドーパミン相手だと、ちょっと簡単に勝てないかもしれませんね(;^ω^)
皆さんはいかがですか?
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