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読書感想文:ファクトフルネス【1冊目】

お世話になっております。

行政書士法人 井口事務所のWeb担当です。

普段はこちらのシリーズを記載しております。

退勤後には勉強をして、普段報告をしておりますがそれ以外にもnoteを有効的に活用出来れば良いなと考えていましたので、今回は1つ考えていた「読書感想文シリーズ」を稼働させていきたいと思います。

今回は2020年上半期ベストセラーにもなっている「ファクトフルネス」の感想文を掲載します。

記事の最後にはAmazonのリンクも貼っておきますので、こちらの感想を読んで頂いて興味を持った方は是非購入していただければと思います。

※当記事は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。


あらすじ

ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家―ほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。

ファクトフルネス あらすじより

はじめに

本書は、私達が大学を卒業し、社会人になってまだ数年の時に話題になりました。

当時の私達のコミュニティでは「変な方向に意識が高くなってしまった時にそれを戒める本」として話題になっていました。

現にコミュニティでは私以外の全員がこちらの本を読んで、その後の感想について語り合う事が3~4日続いた事を覚えています。

しかし、私は今の今までこちらの本を読む事はしませんでした。

それが、本書で13問のクイズが紹介されているのですが、そのうち不正解だった問題は1問だけだったからです。

例えばこんな問題が紹介されています。

質問 いくらかでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?
・A 20%
・B 50%
・C 80%

ファクトフルネス 本書より引用

こちらの問題の正解はCです。

なので、自分の中ではこの本を読むより他のビジネス書を読む事を優先させた方が良かったのです。

13問のうち、平均正解数は3つ程度のようです。

チンパンジーですら1/3で正解できる問題を、人間は相当数が間違うのです。

(チンパンジーがそもそも選択という思考をしたのかはよく分からないのでこの表現もいかがなものかとは思いますが)

この間違いを正していくよーというスタートなので私はずっと敬遠していたというわけですね。

しかし、友人からここで紹介されている「本能」というものを知っておいた方が良いと言われたので一度読む事としたのが今回の始まりです。

感想

面白かったです。

ファクトフルネスの大まかなルールとして10個の対策が記載されているのですが、日常生活でも実用的な内容でした。

・・・という単純な感想もあるのですが違和感も覚えました。

それは本書が悪い訳ではありません。

これは、自分達が生きている環境に原因があるかと思います。

本書では世界各国をLevelで分けています。

我が国はもちろんL4です。

L1~L3の国はどんどんL4に移行しています。

しかし、結局思うのはL4の中でどのように満足しているかどうかという話を第一優先に私が置いているのだなという事です。

ここでは満足=幸福としましょう。

最近では我が国は給与水準が上がらないだとか紛争等による物価高など様々なものがあります。

最近の私は自動販売機のジュースすら買う事をためらう始末です。

明らかに私が子供の頃より量が減ったり価格が上がっているのですから。

そんな時に本書を読んで「世界は良くなっていってるんだよ」と言われても「いやいやそういう事じゃないから」となってしまう事は私の思考ベースだと必然でしょう。

世界は良くなっていると聞いても自分が幸福でなければ世界が良くなっているとは思えないのです。

なので、どちらかというと我が国で何が起きているのかをもう少し重要視してみようという考え方に移りました。

一番の例でいうと「政治」でしょう。

例えばコロナウイルスが猛威を振るっている最中、水際対策やオリンピック方針に関してメディアは相当な報道を入れましたが、政策等については国会などに注目していないと中々自分の目に入る事がありません。

私の中ではこのような部分に着目できるきっかけを作れたので、素晴らしい本の1冊だと思います。

おわりに

先ほど出したクイズで不正解になったり、紹介されている本能の部分を知りたい方は是非とも手に取っていただきたい1冊になっております。

仮にクイズに正解していたとしても、自分にとってプラスになる事は非常に多いでしょう。


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