真の情熱
情熱こそ、僕の会社のあり方である。
情熱があれば会社が良くなり、社会がよくなると思っている。僕の言う情熱とは「本当の限界」のことだ。
例えば、会社で嫌な仕事があると、多くの人は自分自身で限界の線を引いてしまう。
だけど本当の限界とは、夢中で取り組んでいて気づいたら時間制限が来てしまう状況のことだ。
青春時代に時間を忘れて夢中で取り組んだあの感覚だ。
本当の限界とは、自分で決めるものではない。
自然とやって来るものである。
多くの大人は、情熱は若さだと思っている。
時間を忘れて何かにのめり込むことができるのは、若いからだと思っている。
しかし、情熱に年齢は関係ない。
大人たちはこのことを忘れている。
時間を忘れるほどの情熱を大人も取り戻さなければならない。
この情熱を持っている、持っていないとではかなり大きな違いだ。
僕もはじめは情熱で仕事をしてなかった。
勢いで仕事をし、壁にすぐぶち当たっていた。
だけど、情熱を知り、会社と向き合ってみたら「本当の限界」を知った。
そこで気づいたことがある。
僕の会社のあり方は、情熱のある今を大切にするエンターテイメントなんだと。僕にとっての「情熱」は生々しい真実であり、自分の正しい気持ちであり、それを伝えてみんなと分かち合いたいという思いであり、そういうことを発信できる自由であり、そういう人たちの居場所である。
22世紀アートは、すべての人にとって、情熱さえあれば居場所となる会社になった。スタイルに固執することはない。
情熱をもって今を進むのみである。