梟谷の通りすがり

樹々の小枝を震わせながら吹き抜けていく風のように、森の中の声を拾っていっては、ことばに換えていきたい。

梟谷の通りすがり

樹々の小枝を震わせながら吹き抜けていく風のように、森の中の声を拾っていっては、ことばに換えていきたい。

最近の記事

ドングリ池法律事務所

沼にハマったリスさん一家たっくさんのドングリを残して、お父さんが旅立ってしまいました。遺産を分配するため、お母さんと子供達五人…… 家族みんなで話し合いをすることになりました。 お母さんが、「あなた達の考えを順番に聞かせてね。」と言って、「タロウ、まず長男のお前からね。」と促したので、年の順に意見を出していくことになりました。 タロウは、「僕が一番よくお父さんのお手伝いをしたんだからね。」と主張して、一番多くもらおうとしました。長女のフッコは、「あたし達も、お父さんのお手