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副業PMとのプロジェクトマネジメント

overflow 社 PM による「Advent Calendar」2日目の記事です!
本日は、Offers Product PdMの中野が担当します!

ITエンジニア/WEBデザイナーの副業・転職サービスOffersを運営する株式会社overflowでは、複数の副業PMを採用し、プロダクト開発を行なっています。プロダクトマネジメントを副業PMと協業し行ってきている中で、試行錯誤していることをご紹介します!

働いている副業PM視点でのインタビュー記事はこちら。

誰向けの記事か

以下の方々に向けてこの記事を書いています!

  • PjM、PdMの採用を考えている企業

  • プロダクトマネジメント × 副業の方法でお悩みの方

自己紹介

主にOffers Product Divisionのマネージャーを担当しております!

現状のOffers to C Productチーム構成

初めに、中野が担当する Offers to C Productチームの構成です。
toCプロダクトチームは、中野と6名の副業PMで、日々プロダクト改善に取り組んでいます。
エンジニア・デザイナーを含め、プロダクト開発組織の規模が拡大する中、スピード感を落とさずプロダクト開発が実現できているのは、副業PMによる協業チームを作れていることが要因です。

(参考:直近の開発組織)

これまでの副業xプロジェクトマネジメント

数カ月前まで、副業PMは、開発する機能単位でアサインし「データ分析・要件定義・ワイヤーフレーム作成・その後のエンジニア/デザイナーとの開発ディレクション」と、プロジェクトマネジメントの一連のフローを推進してもらっていました。
副業PMには、それぞれの専門性を活かして、プロダクトマネジメントを担ってもらっていましたが、以下のような課題が顕在化してきました。

プロジェクトマネジメントで発生した課題

  • 機能単位でも、プロダクトマネジメントの前段になる優先順位決定(ロードマップ作成)・Why整理を進めるには、前提として、コアバリュー・ドメイン知識・経営戦略・事業計画・他機能/領域などの理解と解像度が必要になってきます。これらを解像度高くキャッチアップすることは非常に難易度が高くキャッチアップに時間がかかる課題が発生してきました。

  • そうした中で、機能・プロジェクトを横断する開発を行う際などに、一貫したユーザー体験のクオリティ高く提供することができていないシーンも発生してきている状態になってました。

  • また、副業PMの稼働状況次第で、要件作成量にブレが発生すること・開発ディレクションなどタイムラインがズレることでのスケジュール遅延は時々発生しておりました。

プロジェクトマネジメント課題への対応

プロジェクトマネジメントの変更点

上記の課題が発生する中で、正社員PMと副業PMの役割を以下の内容で再整理を行いました。

  • 正社員PM:プロダクトビジョン策定・優先順位決定(ロードマップ作成)・各チケットのWhyの策定・副業PMが作成したチケットの開発ディレクション

  • 副業PM:正社員PMがアサインしたチケットの検討(ユーザーリサーチ/データ分析)・仕様書などの作成タスクを担当

変更後に得られた効果

役割を再整理し実行していく上で、以下の効果が得られていると感じています。

  • コアバリュー/ドメイン知識への深い理解がある正社員PMが着手する順序をそれぞれのWhyの作成までを担当することで、最終的なリリース物・Specのアウトプットのコントロールができるようになった

  • 正社員PM一人の担当領域としては、多くのSpec作成ができる状態になり、安定的にプロダクトマネジメントできるようになった

  • 正社員PMは、プロダクトの成長に決めるどんな価値を提供していくかの思考することに多くの時間を使えるようになってきた

また、一部からATDDを導入しスムーズに開発できるように実験しています。

副業PdMと一緒に仕事をする上で大事なこと

副業PMの強みがある領域にアサインする

開発を挟まずクイックに検証・改善をしていく時には、Karteに知見があるAさんにアサイン・UGC系サービスの立ち上げ経験があるDさんには、Q&A機能の戦略策定のリサーチ・壁打ちをアサインなどのように副業PMの強みを理解し、それぞれ副業PMのスキルセットを最大限発揮してもらうことで、スピード感を出しユーザー体験を最大化されるプロダクトマネジメントにつながっていくと考えています。

Q&A機能の戦略策定からジョインしていただいている副業PMの松本さんのグループワークについての記事はこちら。
https://note.com/offers_pm/n/n9a9bd943b50d

KARTEのAさんはこちらから応募いただき採用することになりました。

イシューに対して得意なことを任せていく採用を「イシュー型の採用」と呼んでいて、PMのyanoさんが書いた記事がありますのでこちらも併せて。

期限を切ること

オンボーディング期間に優先度の高くない開発案件をアサインし、進めてもらうことは必要ですが、前提としてプロダクトマネジメントは優先度が高い機能から順にお客様に提供していくことは重要です。
稼働時間などの制約条件下の中で、お互いに期待値調整をした上で、「xx月xx日までこのタスクは完結させましょう」と期限を切って開発を進めております。そうすることで、安定的なプロダクトマネジメントにつながってくると思います!

告知コーナー

現状は、上記の手法でプロダクト開発を行なっておりますが、これからさらに価値があるプロダクト改善を行なっていきたいと考えています、
Offers・overflowに少しでも興味を持った方は、以下からご応募していただけると嬉しいです!


🎄Advent Calendar 2022 🎄



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