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KARTEを活用してLPのCVRを250%改善した話

Offers PM Advent Calendar、9日目の投稿です!本日は、Offers マーケティング / PMMの岡田が担当します。

1. 前回の記事はこちら🗒

Offers PM Advent Calendar 8日目は overflowの副業PMとして3年間働いているAさん(本業メガベンチャー)の インタビュー「1社で3年間副業PMやってみて思うPMの価値の出し方・今後の働き方」 でした。

2. はじめに

Offers PM Advent Calendar 3日目の記事では、「Zendesk、KARTE、Looker導入までの道のりと成果」と題して、Offersを支えるSaaSプロダクトについての「導入背景、導入に至るまでの経緯」を中心にご紹介しました。

そこで今回は、各ツールの深堀り編として、ツール導入以降「具体的にどのように活用しているのか?」「どんな結果が得られたのか?」などを、KARTEを活用したLP(ランディングページ)改善施策を例にお届けしていきたいと思います。

3. 私について

私がどんなことやっているのか、Offersのマーケティングチームがどんなチームなのか?については、下記のインタビュー記事をぜひご覧ください。

4. この記事の想定読者

  • 定量/定性データに基づいて、プロダクト改善/マーケティングをしたい方

  • Webまたはアプリの0→1フェーズ、1→10フェーズに携わっている方

  • マーケ、エンジニア、デザイナー、PMの連携を促進したい方

5. 従来、どのようにLP(ランディングページ)改善をしていたか?

Offersをリリースして以降、KARTEを導入まで、主に以下のツールを利用してLP(ランディングページ)改善を実施していました。

これまで使用していたツール

* Google Analytics:UU/PV数など主なアクセス解析
* Google Optimize:A/Bテスト、多変量テストの実施
* Microsoft Clarity:ヒートマップ、セッションレコーディング等の行動分析

Google Optimize

<「Google Optimize」編集画面のキャプチャ>

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/optimize/

Google Optimizeは、Googleが無料で提供するWebサイト分析ツールです。手軽にWebサイトを分析・検証でき、A/Bテスト、他変量テストの実施にあたり利用していました。

Microsoft Clarity

<「Microsoft Clarity」ヒートマップ>

https://clarity.microsoft.com/

Microsoft Clarityは、無料で利用できるヒートマップ、セッションレコーディング等の行動分析ツールです。Offersマーケティングチームでは、セッションレコーディング等を通して、定性データを得るひとつの方法として活用していました。

どんな流れでやっていたか?

Google Analytics、Microsoft Clarityなどのツールで定量/定性データに基づいて、施策アイデア・仮説出し→それをGoogle Optimizeにて検証する流れで、LP(ランディングページ)改善を実施していました。

1. 上記のツールを活用し、定性/定量データをもとに仮説出し
2. その仮説をもとに様々な要素でA/Bテストを行う
3. 成果の高かったパターンを実装する(この繰り返し)

当時の課題感・ツラミ

Offers PM Advent Calendar 3日目「Zendesk、KARTE、Looker導入までの道のりと成果」でも紹介があった通りですが、以下のような課題がありました。

- LP、メディアのCTA、登録フローの改善のためのA/Bテストは、元はGoogle Optimizeで運用してものの、ユーザーデータを使ったコンポーネント出し分けも含めてやりたかった(例:職種毎に項目を出し分けたい)

- バナー・ポップアップ等の公開がエンジニアに依頼しなければ対応できない状況だったため、施策の実行・検証のスピードがなかなか上がらなかった

- オンボーディング業務を顧客体験の向上。お客様の利用状況に合わせた適切なヘルプ・サポートを実行できるようにしたい

Offers PM Advent Calendar 3日目「Zendesk、KARTE、Looker導入までの道のりと成果

6. KARTE導入で登録CVRが2.5倍に

<「KARTE」サービスページより>

流入元や行動データによる訴求変更が可能に

<KARTE Blocks 編集画面の一例>

Before
Google Optimizeを使って訴求内容を出し分けるなど行なっていたが、ユーザーデータ、行動データを使ったテスト実施には限界があった

After
KARTEを導入したことにより、広告やメディアなどの流入元だけでなく、ユーザー行動データによって、かんたんに訴求内容を変更できるようになった

訴求内容の整合性を取ることができ、結果的にCVR250%改善につながった

よりユーザーインサイトをつかみやすくなった

Before
ユーザーインタビューなどを通してインサイトを理解、仮説を立てて検証していた

ユーザーインタビューやワークショップのような形で、エンジニアやデザイナーの皆さんが、実際にどのようなシーンで、どのような感情を持っているのかヒアリングします。そして、それぞれのシーンでどんな課題があるのかを、感情と共に整理して、カテゴライズ…

【Podcastシリーズ】toCマーケティング責任者が考えるプロダクト逆算型チームとは
<ユーザーインタビュー時の資料>

After
KARTEを導入したことにより、ユーザー1人1人に対して、一歩踏み込んだ粒度の分析が可能になった

流入経路ごとに、その後どういうアクションをとっているか?まで可視化できるようになったことで、LP(ランディングページ)のCVRの改善だけではなく、それ以降のファネル改善、プロダクト改善が可能になった

<ユーザーストーリーの一例>

7. 今後、KARTEを使って実現したいこと

今回は、KARTE導入以降に実施した施策例として、LP(ランディングページ)改善施策を紹介しました。

KARTEを活用することでリーンに施策実施、改善できることはもちろんのこと、一つ一つの施策の解像度を高めることができるので、顧客体験を起点にしたマーケティング、プロダクト改善に、より力を入れていきたいと思います。

8. 告知コーナー

「Offers」のPMM(プロダクトマーケティングマネージャー)として、ユーザーの皆さまに選ばれ続けるプロダクトを一緒に作っていきたいという方は、ぜひカジュアル面談をお願いします!PMも積極採用中です!

🎄Advent Calendar 2022 🎄


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