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HEii press
2020年5月30日 15:57
2020 Spring 8年目の遠野オフキャンパスは、重要文化財千葉家住宅の立地する上綾織を中心に展開しました。現在修復・復原工事中の千葉家住宅を含む周辺地域の未来を考えながら活動する「千葉家プロジェクト」と連動して、建物や植生、環境、道具などをリサーチしながら、暮らしや生業などが織りなしてきた土地固有の風景の成り立ちを探っています。vol.8 目次・「立ち寄り観光地」から「滞在型観光地
2020年5月10日 15:25
「山」の話 上綾織では、猿ヶ石川支流の山谷川によって開析された谷地形に、集落と山、その山上にある野馬土手までが人々の生活と生業の舞台となり、地域景観に直結する文化的景観の一部を構成しています。農家の営みとワンセットに存在する山の中でも、特に緩勾配の斜面地は、かつて、ミズナラ、コナラ、トチノキ、サイカチなど落葉広葉樹の雑木林や馬の放牧地、採草地として生活や生業のために利用されていました。1960年
2020年5月10日 15:57
マンサードに見る生業の証 千葉家の保存修復工事が進む上綾織で、2016年にマンサードの調査を始めました。これまで、87棟の外観調査と7棟の実測調査を行っています。昭和30年代にこの地に根づいたとみられるマンサードには、たばこ・酪農・畜産・稲作など、各々の家の生業に応じた設えがあります。 2019年9月と11月、上綾織山口地区の一棟のマンサード小屋で、遠野市内の高校生や都市部の大学生たちと活動し