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【ビジネス書レビュー】「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問 細谷 功 (著)

本の概要

ビジネスシーンで必須の思考法、「具体⇄抽象」に焦点を当てた本書。多くのビジネスマンが直面する課題、それはコミュニケーションのギャップや無駄なトラブルです。これらを解消し、斬新なアイデアを生み出すためには、具体的な状況から抽象的な概念へ、そしてその逆へと思考を自在に行き来する能力が求められます。

本書では、抽象化と具体化の基本動作から、それを仕事や日常生活に応用する方法まで、幅広く解説しています。また、29のトレーニング問題を通じて、読者自身の思考力を鍛えることができます。

感想

読んでみて感じたのは、具体的な状況から抽象的な概念へと思考を広げることの重要性です。私自身、具体的な事例には対応できても、それを抽象化して考えることには不慣れでした。しかし、この本を読むことで、抽象化のプロセスがいかに重要かを理解しました。

抽象化を通じてアイデアを広げたり、物事の本質を見抜くことはビジネスにおいて非常に重要です。本書は、図表を多用しており、非常に理解しやすい構成になっています。読み進めるうちに、具体と抽象の往復を通じて問題解決へと進む方法が自然と身についてきました。

また、各章には思考のシミュレーション用の演習問題が用意されており、実践的な学びが得られます。特に、コミュニケーションギャップの具体化と抽象化の観点からの解説は、ビジネスシーンでの応用に非常に役立ちます。

この本は、ただの理論書ではなく、実際のビジネスシーンで即座に活用できる内容が詰まっています。ビジネスマンにとって、思考力を鍛え、新しい視点を得るために最適な一冊と言えるでしょう。

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