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作ること、届けること

先週、New Album『はためき』より「未来」という曲を先行リリースしました。
聴いていただけたでしょうか ?
ずっと届けたかった新曲。自分の身の回りの方からも、SNS上でも、聴いたよ良かったよと声をいただきとても嬉しい。ありがとうございます。

僕にとっては、今の気持ちや気分を素直に言葉にできた曲になったな。
デモをもらった直後は、それまで作っていたタイアップの曲たちに比べて少し異質だと感じていたけれど、不思議とアルバムの流れで聴くと全く違和感がなかった。早く全曲通して聴いてもらいたいです。

さて、先週は演奏することや歌うことについて書いたので、今日は曲を作ることや、それを皆さんへお届けすることについて書こうと思います。

僕が人生で初めて音源を作ったのは高校2年生の春。今でこそ機材やPCがあれば誰でも音源が作れる時代になってきてはいますが、その頃高校生だった僕にとって、「自分たちの作品を作る」ことのハードルはとても高いものでした。

なので先週書いた、初めてのライブハウスでの「バンド、かっけー!!!」という感動は、レコーディングにもありました。主にレコーディングに使う「コンデンサーマイク」なんかは、テレビの中でしか見たことがなかったもんな。(その頃、僕らに音楽を作る喜びや音楽の楽しさを教えてくれた方とのエピソードを書いた記事もあるのでこちらで読んでみてくださいね。)

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これがコンデンサーマイク。

時は流れて大学に進学した僕は、odolを結成。一生懸命レコーディングした音源をライブ会場やweb上で無料配布していたけれど、そのどちらでも、ほとんど僕らの音源をもらってくれる方は居ませんでした。あの頃、自分たちの音楽は誰にも必要とされていないのではないか、と焦りと不安でいっぱいだったことを今でも覚えています。

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ありがたいことに、その後フジロックへの出演や今のレーベルからのリリースが決定したりして、少しずつ僕らの音楽に耳を傾けてくれる人たちは増えていきました。
今では、新曲をリリースをするとなればたくさんの方が力を貸してくれるし、曲を発表すれば反応をいただいています。本当に嬉しいです。

けれど、今でも、もっともっと多くの人に届けたいという気持ちは無くなっていません。むしろ、誰かが力を貸してくれるたび、僕らの音楽に反応をいただけるたび、その思いは増す一方です。

正直、どうすればもっとたくさんの人に耳を傾けてもらえるのか、その答えはまだ見つかっていません。けれど、自分たちにとって、何が一番大切なのかは見えてきている気がしています。それは、音楽を作り、皆さんの元へ届けること。だから、今年は曲を発表する機会を増やしたいと思っています。まずはNew Album『はためき』ですが、それ以降の動きにも注目していてくださいね。そして、ぜひ"たくさん"聴いてください。

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odol | backyard
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