音楽の会社のこと
先週書いた、僕らodolのコンポーザーでもあり15年来の友人でもある森山との話、「人生の半分、同じステージに立ってきた彼のこと」、たくさんの方に読んでいただけているようで、ありがとうございます。
振り返るとたくさんのことがあったんだなー。本当はもっともっと沢山のエピソードがあるんだけど、それはまたいつか書こうかな。
さて、先日Podcastに出演してきました。
僕らodolが所属するUK.PROJECTのPodcastプログラム「UKPラジオ」。
社長の遠藤さんとPOLYSICSのフミさんが色々なミュージシャンを迎えて話をする番組です。(YouTubeでも聴ける。)
僕らの所属プロダクションの番組なので、リラックスして色々話しができたような気がします。あとから聴き直したらソフィアンがちょっと緊張していたけど(笑)。
色々話しましたが、番組の中で伝えきれなかったこともあるので、今日はそれをここに書いておきたいと思います。
僕たちodolは、そんなUK.PROJECT(以下UKP)とHIP LAND MUSICという2つのプロダクションに所属しています。
UKPには特に最初の方からお世話になっていて、1枚目のアルバムを出した2015年からのお付き合い。
とはいえ社長とゆっくり話をする機会なんてなかなかないので、今回は貴重な時間でした。
まあ、社長と言っても、遠藤さんはすごくフランクな方なんですけどね。たぶん聴いてもらえればわかるはず(笑)。
僕が子供の頃、アーティストといえばテレビの中に出てくる一部の存在をイメージしていました。
ですが、実際にバンドを始めてから、テレビなどへ露出はしないけれど素晴らしい音楽を作るアーティストにもたくさん出会ってきました。
僕が伝えたいのは、odolを含め、まだまだ世の中に知られていないアーティストやその音楽を、UKPやHIP LANDで働いている皆さんは、情熱を持って、「これ、かっこいいよ」と世の中に広めようとしてくれているということです。
ただ音楽が「好き」だという、それだけで始めた僕らのバンド。ステージに立つのは変わらず僕ら5人ですが、今の僕らは、関わってくれているたくさんの人の思いを背負ってステージに立っているのです。
服が好きで服屋さんになった人、
料理が好きでシェフになった人、
音楽が好きでミュージシャンになった僕。
職業は違えど、そこにはただ、「好き」という純粋な気持ちがあるのだと思います。
幸運なことに僕らの所属する2つのプロダクションは、音楽が「好き」な人たちが集まってできている会社です。僕らミュージシャンにとって、これほど心強いことはありません。
そして最後に、社長の遠藤さんの存在は、僕がnoteを書きたいと思ったきっかけの一つでもあるんです。
去年の緊急事態宣言のさなか、僕は偶然遠藤さんの書いたnoteを目にしました。
そこには、アーティスト担当としての苦悩、会社の社長としての不安、一人の音楽人としての悔しさなどが赤裸々に、遠藤さんの言葉で綴られていました。
僕自身、ミュージシャンとしての無力さを痛感していたその頃。それでも発信することを止めてはいけないんだ、と背中を押された気がしました。
だから今回、直接話ができて僕にとってとても有意義な時間になりました。よかったら、UKPラジオ、聴いてみてくださいね。遠藤さん、フミさんありがとうございました。