1も2も6も溶け合って
私は集団の中に一人ぼっちでいることが結構、苦手です。
狭い教室の中で必死に輪の中に入らないと、一人だと思われたくない、と焦った記憶が蘇るから、“2以上対1(←私)”の構図を前にすると少なからずドキドキしてしまいます。
とはいえ、ソロ活動はお気楽で大好きという何とも相反する私。
そんなもんで、一人でお出かけしつつも、その目的地は結構選んでしまう節があります。映えを求めて女の子同士がキャッキャしているカフェは避ける、程度ですが。
そんな相反する私にとっても札幌のカフェ「poool(プール)」は一等、居心地が良かったので紹介させてください。
個性がプールされ、出会いがループするワーキングカフェ
というコンセプトを掲げるカフェ・poool。
さらに噂によるとおしゃれな空間でおしゃれで気さくなバリスタさんが出迎えてくれるのだそう。
「映え女子に溢れ、一人で入ったところで居心地が良くないのでは…」と恐れ慄き、気になるけど行けない!状態が続いていました。
そんな中、なぜ入店に至ったかの説明は過去記事に任せますが、結果、このカフェのファンになって帰ってきたのです。
時計台すぐ、ひろびろ路面店
pooolは時計台通りに面した路面店でとても入りやすい。大通駅からも札幌駅からもアクセスOK。
札幌の中心部・大通や札幌駅エリアのカフェは、休日ともなるとどこもかしこも混んでいて、ひと休みに行ったけれども疲れる状態です。
が、pooolは、中に入るとひろびろ店内。土曜日に入店しましたが、賑わいの中にもまだ空席があり、これは嬉しい!
カウンター、ソファ、お席いろいろ
ひろびろ店内にはワーキングスペースに適していそうな長机、壁に面した椅子席。
バリスタさんがテキパキと作業されるカウンターに面したスツール席、
奥に進むとゆったりソファに一人がけ席(写真)もありました。
これが噂のバリスタさん…
着席前に店内中央のカウンターにてオーダーを。
バリスタさんは噂通りやっぱり気さくでしかもイケメンでフレッシュで。
私的緊張要素満載ですが、
「こちらご来店初めてですか?」
「深い味わいがお好きでしたらこちらのコーヒー、おすすめですよ〜」
とすんなり懐に入ってきてくださいます。
にこやかに会話を繋ぎながらもその手元はテキパキテキパキと動いていて、これがプロか…と関心しました。
このカウンター、コミュ力を学ぶ場としてもいいかもしれない。
+1も2もあるメニュー
過去記事にある通りクラフトコーラをオーダーした他、
バリスタさんからおすすめされたブレンドコーヒーとチョコのテリーヌをいただきました。
(こうやってつい多めオーダーなのは旅行ガイドブック編集だった頃の名残…)
このスイーツ、驚かされました。
こっくり深みあるテリーヌに北大牛乳で作ったというアイスクリームとローストされたナッツ、ココアパウダーで苦味もプラス。
ひと手間もふた手間もかけられていて、しかも器も美しくて大満足でした。
合わせたブレンドは深みあるダークブレンドで。
コーヒー豆は周期的に取り寄せエリアが変わるようで、何度訪れても良い!
思い思いに過ごしていいんだ
店内奥の一人がけ席でメニューを味わいながら店内を見渡します。
長机席でノートPCを広げてお仕事中かな?女性
カウンター席でバリスタさんと会話を楽しむ男性2名
ゆったりソファ席に集まり、身振り手振りで説明する男女6名グループ
年齢層も人数も利用目的も実に幅広く、みんなが思い思いに過ごしています。
“2以上対1(←私)”の構図ストレスなんてどこへやら、1も2も6も溶け合っている空間でした。
大満足して店を後にしようとすると、女性のバリスタさんが爽やか〜に「お味はいかがでしたか?」「またぜひいらしてくださいね!」とお見送りが。
これは絶対にリピートしてしまう…!
さまざまなシチュエーションを丸っと包容してくれる温かなカフェに出会えて、足取り軽く、お店を後にしました。