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雲の破片

傷口に染み入る
痛みはどこへ
飛ばしてしまえば
いいだろうか

あの空の高みまで
飛んで行けば
あの雲の破片ごと
吹き飛ばしてくれるか

朝焼けが照らし出す
その顔叩いて
目を覚ましてしまえば
始まれる

この陽の光だけ
浴びていれば
このまま変われると
確信していたのに

塞いでも塞いでも
溢れ出す何かを
この手で壊せたらいいのに

走っても走っても
追いかけてくるもの
引き離すことなど出来ない

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